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2021.01.01

あけましておめでとうございます。祝:還暦、ブログ20周年、Twitter10周年。


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いざ かけよ 憂しと見し世を後にして

新たな夢を 求め征かなむ

 毎年、正月だけは干支の動物を絡めたネタをムリヤリ描いてるのですが、年賀状を描くようになってついに4回目、年齢にして5周目の《丑年絵》になりました。
 さすがに手元に絵柄が残ってるのは▼この前回の2009年のものだけ。その前の1997年は透明水彩の原画を会社のカラーコピーで刷ったのを一枚一枚スプレー糊で貼っては個々にメッセージを書いてました。さらに前の1985年はまだカラーコピーがない時代なので、線画だけの原画を枚数分直接年賀ハガキにコピーして透明水彩で着色。その前の1973年、12歳の時は何をどうしたのか皆目記憶がありません。

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 さて。今回も「女の子」と「干支の動物」を絡めて描けるテーマ…いや、ネタを物色してて選んだのは《エウロペの掠奪》。私のようにギリシャ神話を上っ面しかご存じない方でも、天空の星空に「おうし座」がある事はご存じでしょう。その元となった物語こそがエウロペの掠奪なのです。早い話、ある日ドスケベじじいのゼウスが侍女たちと水浴びをしていた美少女エウロペに血迷って、美しい雄牛(この辺の美的感覚がよく分かりませんが)に変身して彼女らに近づき、隙を見てエウロペを背中に乗せたまんまで全力疾走、彼女を拉致ったというヒドい話なんですな。
 で、追っ手から逃げまくった土地こそがのちに彼女にちなんでヨーロッパと名付けられた、という逸話。

 ───そんな、エウロペの話を最初に知ったのは小学校の頃、保育社の『星と星座』でおうし座の話を読んだ時。

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 その時はまだ小学生でしたんで、掠奪の意味を単純に「泥棒」、せいぜい「人さらい」程度にしか思ってなかったんですが、いまジジイになってこうやってググってみて判った英語で言う「エウロペの掠奪」は、どストレートに《The Rape of Europa》なのには驚きました。その意味する所、目的は実にストレートですわね。
 なんせゼウスは白鳥に化けてレダという娘をかどわかしたり、あっちこっちで子を儲けたりと強引な色事(強姦と大差ないですけどね)には事欠かぬ前科が多々あるドスケベ親父ですからね。

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 ところがです。
 このネタを描くにあたってまず昔から脳内にあった《エウロパの掠奪》絵のイメージを確認するのに画像を何度もググリまくって分かったのが、意外な事に『エウロパが嫌がってる、困ってるように見える様子を描いた絵が見つからない』という事。これは一体、どういう事か?

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《掠奪》という文字だけで思い出したのは、50年代ハリウッドのミュージカル映画『掠奪された七人の花嫁』▼。
 今そんなタイトルを無防備にツイートでもしようものなら、似非フェミニストがアマゾンのピラニアかナイル川のワニの如く襲いかかるのが眼に浮かぶような横暴極まりないタイトルにも関わらず、楽しいコメディ西部劇。

 では、どんな作品かといえば、決定的にパートナーが不足してる西部開拓時代のド田舎の山にオンナを求める七人の若き野郎兄弟が住んでおりまして、街に降りて独身の七人娘をさらって自分らの家まで連れ去ってしまえば、厳冬期は雪で閉ざされて追っ手は来れないだろう、ととんでもない悪事を思いつくワケです。
 実際それはウマウマと成功するという点でもエゲツない展開なんですが、ネタバレをぶっちゃけて言えば掠われた娘たちがなかなかシッカリちゃっかりしてまして、野郎たちは乱暴者ではあってもむしろ心根は人の善い純朴な連中であることを見抜き、結果的には女性陣が連係プレーで野郎共をあの手この手で見事にコントロールしてゆくんですな。

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 それを念頭に置いた上で、改めてさまざまな奇才の手による『エウロパの掠奪』を観てみると、描いた画家たちの意識の中に、あの作品に通じる男───この場合は牛に化けたゼウス───の“将来”、カミさん(お目かけさん、◯号さんと言うべきか)の尻に敷かれた情けない姿までも織り込んで描いてるように感じるんですな。
 げに、オナゴとは愛しくも怖ろしきものか。

 ところで。
 ここまでお読みくださった方なら、冒頭のど下手な拙句は《いざ かけよ 憂しと見し世を後にして 新たな夢を 求め征かなむ》なのに、絵の牛はボケーッと立ってるだけで全然“駆けて”へんやないか、とご指摘されそうですので、あえて言い訳しておきますと《かけよ》は『描けよ』と『駆けよ』の掛詞(かけことば)なのです。───で、今年の1月看板娘は私なりにがんばって“ふた通り”描いたわけです。差分とかではなく。

 というのも、看板娘は毎月1日午前零時に更新するので、1月娘絵をそのまま年賀状にも使うと、ネットで知り合ってリアル個人情報を戴く機会があった方々には、元旦早朝に賀状が届くよりも前に《ネタバレ》してしまうわけです。受け取るご本人はどうか判りませんが、それでは私がつまらんので、郵便はがきを使ったリアル年賀状には《▼こちらの絵》を使ったわけです。

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 そう、こちらは全力疾走しております。(▲画像クリックでフルサイズをご覧になれます)

──────え?このブログを観てしまったら結局ネタバレになるではないか、と?いやいや、実のところ、Twitterでトップ絵をご覧になった方も、わざわざこのブログを覗いてやろうなどというそんな奇特な方はまずおられますまい。反対にもしコレをお読みになってる方が居られたら、いま直ちに深く深く、御礼申し上げます。

 毎月1日、交代するなりTwitterで看板娘とこのブログへ誘導してますが、そのTwitterさえも存在に気付いたフォロワーさんはごく僅か。ましてそのリンクを辿ってこのブログへ来られる方となれば皆無なのではないかと踏んでおります。仕方ないんですよね、今のTwitterの仕様でフォローを千人してたとして、勝手に移動し跳び跳びに表示されるフォロー中の人々のたった数点のツイートなどランダムにもほどがあって、まして発信側が意図するツイートがフォロワーさんの画面に現れて観て戴ける確率なんて数%もあれば良い方でしょう。ましてそれをご覧になってリンクを辿ってくださって、この文章をお読みになる方など果たして居られるのかどうか?

 どんなに連日、場合によっては毎時間の如くしつこくしつこくセルフリツイートしても、月半ば…いや、もう月末の20日頃になって「今月の看板娘は可愛いですね♪」と褒めてくださる方が居られる始末。ええ、その方も毎日ツイートされてる方です。それどころか私が《#1日一点とにかく描く》タグで毎日のようにUPしてる新ネタもご覧になって、時には“エエネ”すら下さったりする。そんな方でも気付いて戴けない。今のTwitterはそんな具合、それほどTwitterでのツイートなど、人の眼につかないんですね。

 そんなTwitterも、今日1月1日で使い始めて10周年、ブログ…いや、インターネットとサイトを始めて今日2021年1月1日でちょうど20年になりました。もしインターネットが無かったら。SNSがなかったら。私、孤独の淋しさやうつ病になって狂ってしまってたかも知れません。
 中毒結構、依存上等。あなたは日々空気を吸っている事を病的だ、中毒だと思いますか?酸素だって原始地球の生命体には毒だったのですよ。

( ΦωΦ)ノ ほな、また。今年もなにとぞ…いや、お互い生きてられたらこの先の12年間もまた、よろしうお願い申し上げます。

 これまでも、これからも、フォロワー様に大感謝。 五体 (ノ´△`)ノ 投地っ _( _ -ω-)_

 

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