10月。いろいろ想像できる、したくなる絵を描きたい。
生来がズボラで怠惰な私、2018年の2月ごろからハッシュタグ『#1日一点とにかく描く』と題してほぼ毎日Twitterに一点、新作の絵をアップする事で認知欲求を満たそうとしてるのですが、もちろん本来の目的は《絵の練習》に他ならず。さすがに一年以上続けてるとたとえ一日に一点しか描いてなくても、多少は慣れも出てきて手順や手際にも自分なりのルールができてくる…
───のですが、ヘタが無計画に描く絵というのは、多分にその時々のメンタルに左右される哀しさでちっとも身についた気がしない。
───のですが、ヘタが無計画に描く絵というのは、多分にその時々のメンタルに左右される哀しさでちっとも身についた気がしない。
それにこれまた生来の飽き性が手伝うので、同じ技法やタッチを何度かやってみるとだんだんつまらなくなってくるというビョーキが。
あのひとはまだ居るのだろうか。もう誰かと行ってしまったのだろうか。
ツキイチで看板娘を描いてた時は30日前後のスパンの間に忘れてしまうからさほど気にならんかったのですが、さすがに毎日なにか描いてると「あれ…この構図まえも描いたな」「この塗り方ばっかしやってると進歩せんわな」って欲が出てきまして。
これが《#1日一点とにかく描く》の方なら時間も限られるので「…まあええかぁ」と怠惰が先に立って省略や手抜きも考慮するんですが、ツキイチ更新の看板娘は片手間的に数日かけて描いて行ける分、アッサリ済ます事に抵抗っちうか、我が出てくるんですな。
そこでいわば実験的な事…といっても自分がやってないだけで一般的には使われてる技法やらを試したくなるわけで。てことで毎回、お手本になる作品を見つけてはそこから要素的なものを参考にさせて貰うんですが、今回のそのひとつは色使い。
お手本の絵は「黒100%」を使ってない絵でした。最も濃い色でも今回木の陰に使ってるような紺色程度、全体に霞が掛かったような独特な印象やったことに惹かれたんですが、いざ実際にそれで組み立てていくとメリハリをつけるのがメッチャ難しい。
ああでもない、こうでもない…とお手本と矯めつ眇めつ眺め比べては四苦八苦しながら絵を完成させたものの、その時点ではどうしても仕上がり印象の違いの原因が解らなかったんですが、完成後数日経った今、こうして言い訳書いてて気付きました。お手本の絵、もっともっと単純なんですな。
この絵をお手本に近づけるなら、人物に顔、着物にガラを描いてはイカンかったのです。もちろんヒガンバナも民家ももっとずっと単純化すべきでしたね。
───ということで、後から再加工してみたのが▼これ。かなりお手本に近づきました…と言っても、肝心のお手本は見ず知らずの作の為ここに載せる訳にいかず比較して戴きようもないのですが。しかし後加工でなく、ぶっつけでこういう描き方ができるようになるには、あまりにも私は油絵の素養が皆無って事を思い知らされました… ずいぶん前から背景、人物、近景…みたいに分けて描く方式なので出来上がってから「ズーミング違い」みたいな仕上げ方が自在にできるのですが、300dpiで描くところを今回は人物だけ600dpiで描く事で、▼のようなアップも無理なく組めました。
これはiPhoneXR用に調整したタテ型レイアウト。あくまで自分用にこしらえてるのですが、今月のは掛け軸みたいでけっこうええ雰囲気なのでこちらでもご覧戴こうと持ってきました。
黄昏時。みんな互いに誘い合ってお宮さんの秋祭へと向かってゆく。
あのひとはまだ居るのだろうか。もう誰かと行ってしまったのだろうか。
私が誘ったらおかしいだろうか。
迷いながらここまで来てしまったけれど───
ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。
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