あなたの故郷では“夜店”?それとも“縁日”?
私自身は子供の頃から人混みが苦手なのと、売ってるものにそれほど惹かれなかったために足を向けることはほとんどなかったんですが、ヒカリモノ好き的にはあの切ないような懐かしいような、ちょっと異次元的な空間が出現する“あの”エリアは嫌いではありません。
そして夜店(縁日でも夜市でも屋台でも)といえば、日没を待たずに店ごとに灯される、懐かしい色の灯りたち。あのナニモカモ黄色いたそがれ色に染めてしまう、コントラストの強い光は21世紀を迎えた今もなお、お祭りの夜を彩るにもっとも相応しい灯りとして人々をいざなっています。
とはいえ、いまや蛍光灯すらいつの間にかLEDに置き換わってて、以前のように「昼光色」「昼白色」「電球色」なんて色温度の違いを表す単語も既に絶滅危惧単語となりつつあります。
ましてその名の由来である『電球』そのものも、既に大手のメーカーは順次生産を終えて行ったにもかかわらず、それが放つ黄色い、そしてなんともノスタルジックな優しく温かい色の光はもしかしたら“毛のないサル”だった頃の人類が最初に手にした灯り───炎───の色そのままだったからかも知れません。
だからこそかつてエジソンが挫折と苦労の末に生み出した、産業革命の一方の旗手であり、百数十年の刻を経て20世紀の遺物となった電球の放つ光が、世代を経てもこんなにも愛おしいのかも知れません。
電球の色の光に浮かび上がる非日常空間。強いコントラストの明暗の中に行き来する楽しげな人々のにぎやかな笑い声。
人混みを避けながらそぞろ歩きする中でふと、“大好きなあの娘”に出逢う。
ふしぎなことに、“あの娘”だけがスポットライトを浴びているかのように鮮やかに浮かび上がっている。なんでなんでしょうねえ。同じ場所には同じ様な背格好や年頃の女の子はいっぱい居るのに。
唇がいつもより紅いのは、いちごのかき氷のせいですか。それとも…
見とれていると、むこうもこっちに気付いた。
───ど。どうしよう───
だから、ダメなんでしょうね (*´д`*)ヤレヤレ
ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。
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