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2016.10.23

BIWAKOビエンナーレ2016に行ってきました《その4》

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 さっきの造り酒屋の続きです。
 ひとの背丈ほどある樹脂製の四角がみっつ並んでるだけですが、ガタガタに朽ちた雨戸の隙間から射し込む光がなんとも味のある光の空間を作り上げてます。

 偶然も計算に加えてひとつの空間をしつらえるのが屋外…この場合は屋内ですが、美術館とか“それ用”に作られた展示場ではない場所に作品を展示する醍醐味はこういうことなんでしょうね。

 

 さてその雨戸の穴を覗き込んでみると───
 おや。おやおや…(゜ε゜;)

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 外の空き地にもなにやら怪しげなブツが。さっそく回り込んで出てみましょう。

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 鉄のビオランテが何輪も咲いてました。
 こいつらは都合が悪なっても金粉になって逃げたりしません。

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 ひとり生えしたのか、コスモスがちらほら。他の家族の連れてた女の子が作品の間にしつらえた飛び石を渡って遊んでました。あ、黒いのは炭。そして生えてる茶色い茎のようなのは、実は全部割り箸。なにげないようで、けっこう手間暇かかってるんですねえ。

 さて、もう一度、館内へ戻って。

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 (▰˘◡˘▰) これはもう、アートと言うよりスタートレックの大道具ですね。
 このまんま、家の中に飾っておきたいステキなオブジェ。
 ちなみに上の小惑星風のものは両手を拡げたくらいのでかさがあります。向こうに見える球状スフィアもそれくらい。


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 これは展示室と展示室の間にあった小部屋を利用して、再現?された実験室。

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 これといって説明はありませんでしたが、つまりはコレ、酵母すなわち“オリゼー”たちなんでしょうね。おそらくは実験道具ももともとこの酒蔵にあったものではないでしょうか。

 この酒蔵ももちろん、二階展示がありました。
 古さ故にギシギシ悲鳴を上げる階段を上がっていって、二階の床が見える高さまでヒョイッと頭を出す時に突然出逢える“不思議なもの”がいっぱいありましたね、このビエンナーレは。

 ヾ(≧▽≦)ノ そしてやっと見つけました…今回、いちばん見たかった《もの》!!

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 この【BIWAKOビエンナーレ】の事は、Eテレの日曜美術館の後にオマケみたいにやってる《アートシーン》での紹介で知ったんですが、その時「こ、これはイカネバ!」と惹きつけられたのが▼これ。

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 床一面に描かれたレース編みのようなこの模様、ぜんぶ塩で作られています。
 台風のようにも見え、渦潮のようでもある。斜めから照らされたスポットライトのためにその立体感もしっかり伝わる。
 塩の高さはだいたい5ミリほどでしょうか。この規模のものが階段を中心に四面に渡っています。

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 日曜美術館での紹介をもう一度見直すと、この作品の印象もまた変わります。
 作者の方の妹さんは24歳で亡くなられ、その弔いの意味でこうやって塩を使って作品を紡がれるのだとか。
 そしていつもそうして描かれた塩の絵は、展示が終わると海へ還されるのだそうです。

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 こうした不可思議な展示は11月6日まで。
 でも一歩外へ出れば、こうした味わい深い趣のある街があります。
 派手な看板もないし、一見、京都の街角にも似ていますが、気をつけていないと一般のお宅とお店の差異はあまりないところはむしろ私が知る限り昔の───40年ほど前の京都の街並みを思い起こさせます。

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 写真の題材にも事欠かない。
 下手な腕でも、まるでパンフの表紙のような絵が撮れます。ありがたやありがたや。

 奈良まちもそうですが、普通のお店がこんなにエエ味してるんですよ。たまりませんね。

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 私はヒカリモノが大好きで、こと、薄暗いところにポッと点る灯りにはたまらなく惹かれます。
 同時にこれがフィルムなら失敗率も高いんですが、その辺はデジタル時代のありがたさ、自分が“こう”と感じてシャッターを切ったその印象に合わせてコントラストや光量の調整があとからできる。

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 これを“ズル”とするひともおられるらしいですが、白黒フィルムの頃は印画紙に焼くこと自体が創作でしたし、そうやって自分が撮影時に得た印象や想いを画面上に再現する“表現力”こそが写真の醍醐味であり、作品だと言える根拠だと思います。
 
 
 写真って、ほんっっっっとに楽しいですね♪ ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。

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