12月。待ち合わせはいつもドキドキです♪
何度も書いてますけど、イルミネーションは涙がチョチョ切れるほど大好きなんですが、見てるとごっつ切ないんですよ。そらもう、涙が出そうなほどに切ない。
せやのに、あの雰囲気に身を浸さんことには、その年の暮れを迎えた気になれんのです。
それは別に“ぼっち”クリスマスが寂しいからとちゃいますよ?(;´д`;)
そら、それはそれで寂しいんですが、それとは別次元、別方向からやってくる切なさなんですな。
たぶんその大元は、▼この時の体験が私のイルミフェチの原因にちがいありません。

これは1970年の大阪万博、スイス館の誇る巨大な『光の樹』。ステンレスと数十万個の電球で構成されたオブジェが目印(地上にあるのはこのオブジェのみで、展示物は地下に設営されている、という異色のパビリオンでした)。
この頃のLEDは今のように直視が大変なほど明るいものではなく、まだボ〜ンヤリした赤色や、さらにホタルの光より薄暗い緑色しかなかった上にまだまだ高価で、今の有機ELのような、将来性は予言されてはいても、とてもじゃないですが実用など夢のまた夢の時代。(実際、実現するには30年の時間を要したわけです。)
だからここに映っている建物を彩る素晴らしい夜景の灯りはすべて白熱球からサーチライトまでの電球か蛍光灯。しかも同じ電球のイルミネーションでもルミナリエなど25年後の未来の話で、この頃これほど無数の電球を半年に及ぶ開催期間中に一球も欠けることなく毎日多くの作業員さんがたいへんな努力を払ってメンテナンスを続け、期間中ずっと輝かせ続けた万博の名物のひとつでした。

今でこそ、イルミネーションといえば年がら年中、客寄せの一環としても多く使われていますが、この頃の電飾看板といえば、普通はせいぜいプラスチック板に塗料や色つきプラスチック板で絵や文字を描いて立方体にした“行灯(あんどん)”やネオンサインくらいのもの。
しかし万博で使われた電飾こそは、まさに日本で最初にイルミネーションと呼ぶに相応しいものでした。

上の写真は、まだ『大屋根』があったころの太陽の塔。
今の太陽の塔の“未来の顔”に仕込まれた高出力高輝度LEDの性能もすばらしいですが、探照灯(サーチライト)を装備した当時のパワーあふれる“太陽の塔の視線”の迫力には遠く及びません。
当時10歳、小学校四年生の私でも、わずか半年という短い期間を終えると、全てが解体分解されてこの世から消えるのだ、という事の意味は理解していました。
巨大でユニークでひとつとして同じものがなく、どれもこれもが個性的でそれまでのどんな建築とも、それから数十年後ですら同じ系統のものがほとんど造られる事もない、奇跡の才能が結集して生み出された建物群、それが万博のパビリオンたちでした。
それらが素晴らしければ素晴らしいほど、この世から消えて無くなる運命の残酷さ…
『カタチあるものは必ず壊れる』という森羅万象の絶対法則の存在を齢10歳の少年のタマシイに深く刻みつけてくれたのが“大阪万博”でした。
それを文章にしたのはこれが初めてですが (´;ω;`) だからこそその象徴のようなイルミネーションを見ると、『この世はすべからく諸行無常』ということを改めて思い知らされるからなんでしょうねえ。
さて、そんな複雑怪奇な想いを私に与えてくれる、イルミネーション。
ずいぶん昔から何度も挑戦してるのがイルミネーションを含めた絵なんですが、やっと自分のイメージに近い雰囲気に少し近づけた気がする今回です。
おおもとはもちろん自分で撮った実写風景なんですが、今回はレタッチを含めて、実はほとんど光の輪っかを描き直し、描き足して作っています。
いくつかの光を丸で描き、重なる部分はフォトショのレイヤーでスクリーンや“比較(明)”、オーバーレイを駆使して雰囲気をこしらえております。
( ̄д ̄;)…だけやないです。メインの娘も、いっかいシッカリ完成してたんですが、どうしてもひっかかる事があって、完全に描き直しました。…でも、活き活きした表情になったんで、それだけの事はあったと思います。
あなたはイルミネーションに特別な想い出はありますか?
ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。
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