大阪南港で♪トテモすごい〜モケイを〜見たんだ♪(;@ε@;)その1。
(;´д`;) 東京にはワンフェスっちうメーカーやプロアマを問わず、ものすごい腕前を見られる模型の展示即売会があるやないですか。
あいにくこのモデラーズEXPOは展示のみ。まあどっちみち買えないので見るだけですが“そういうの”が見たくてずっと悔しい思いで指をくわえてTwitterを眺めているしかあらへんかった。
この九月頃、たまたま歩いた道の、たまたま通りかかったマニアックな模型屋さんのウインドウに張られてたのがA3サイズのチッコいチッコいポスター。ほんまに偶然の偶然でした。
凄腕のモデラーさん達が集まってるやろなあ、という期待はしてました。きっとひとつひとつ、目をキラッキラにしながら観ていけるんやろなあ、とは予想してました。
でもぶっちゃけた話、10人くらいのモデラーさんがそれぞれ数点ずつ持ち寄って、くらいかな、と“たかをくくって”いたんですよ。
なので同じATCで開催されてる『戦艦大和展』に行った後でチラッと立ち寄る位の感覚やったんです。
ヽ(´∀`*)ノ どーん。特撮のセットのディテールアップモノスゴイ版ちうか。
このアングルで撮ると、ボケ味からもまるでもぉ、ほんまもんの風景。
いきなりこんなのとの邂逅ですよ。(@ε@;)ローアングルで撮ってみたのでそこそこのデカさに見えますが、この建物の高さは30cmほど。
なので右のバーの扉は名刺をタテ半分にしたくらいです。店のランタンが光ってるのは分かりますね?しかし驚くのは外観ではなく店内。みっちり作り込まれてるのは予想つきますが、バーはしっかり生ビールサーバーがカウンターと共に奥まで並んでます。
(;´д`;) え?写真はどうした?───撮れんのです。あまりに細かくてピントが合わない。しかもフツーにバーなので店内は薄暗い。三脚立ててじっくり露出かければいいんでしょうが…
あ。そうそう、なんと全ての模型、撮影フリーやったんですよ!これには二度ビックリ。
ちうか『ふふふ、撮れるもんなら撮ってみぃ?』っちう程に、難度が高い。もぉ私のカメラで手持ち撮影はこれが精一杯。
左の電気屋さんは昭和30年代まんま。店内にはシロモノ家電三種の神器が…
いや実際、三軒とも、店の中へ入りたかった。(;´д`;)
展示の仕方のため、裏側が観られんかったのも残念。ちうかこの一点だけでも一日みてても飽きませんわ。
さらに、もう一点、ちうか二軒?出品されてたんですが、これもまた…
左の『万亀堂』さんが売ってる雑貨もたいがいエゲツない再現度ですが…
古くなって看板の文字がチョットこけてる『茶川商店』さんの軒先にぶら下がる駄菓子…ちうか、花火とかゴム風船みたいな玩具が本物にしか見えへん!
まさに“だがしかし!”───もう一度言いますが、高さ300mmほど。しかもただ細かいだけでなく、昭和30年代くらいならどこの町にもあった、住居一体型商店ならではの生活感がたまらんノスタルジーを醸し出してます。
予想はしてたけど、ヨーロッパ戦線の戦場シリーズとでも申しましょうか、戦車を含む、陸戦ジオラマは多かったですね。ただし、ご覧のように作り込みがものすごい。記憶ではコレ、拡大表示前のほうが実物に近いおおきさです。
しかもこれ、ひとつの作品のほんの部分。なんせひとつのシチュエーションについて、ありとあらゆる角度から眺めて楽しめ、ぐぐーっと近くに寄っては細部を観て楽しめ、まさかな部分にまさかの細工が見つかるというような作り方をされてるモデラーさんばかり。
▼こうしたオオモノも数点あって、そのまるで映画館で緊迫したワンシーンを見てるかのような存在感におもわず引き込まれそうになりました。
じっさい、ドラマがちゃんとある。
はい、ここでカメラをぐるーっと右へ廻り込んでみますと… (。-`ω´-)■
マジでレンガをひとつひとつ積んでから崩したのか、と思えるほどの生々しさ。
映画『プライベート・ライアン』や、古くはテレビドラマ『コンバット!』で見ていたあの感覚。その場に居たことがあるような既視感すらあります。
かと思うと、ありとあらゆる戦車ばかりをひたすらズラ〜っとならべてはったモデラーさんもおられました。(それもあまりに多くて陳列の範囲が広く、撮せきれませんでした…)
むしろ少なめやったのはこうしたフィギュア系かも。
「男なら…いや、模型が好きなら誰でもわがアルカディア号に来るがいい。それが自由というものだ!」
こちらはリアル表現系の作家さんでしたが、もっとも目を引いたのは右の『レ・ミゼラブル』のポスターからのコゼット像。もとがコンテデッサン風の絵やのに、そのタッチのまま立体化されてる感じで、可愛いわ美しいわで、いつまでも目が離せませんでしたねえ。
これは拡大した方が実際の大きさに近い。だから結構迫力もありまして。
( ̄ロ ̄lll) しかし何と言ってもこれですよ。生まれて初めて『我が眼を疑う』思いをしたのは。
記憶ではだいたい全長100cmくらいの超豪華客船なんですが、ご覧のように“ありえない”細かさ…いや、微細さでの作り込み。
実際に見てもその大きさが信じられない。
デッキの椅子、ひとつ2mmほどですが、ちゃんと肘置きがある。透明部品に色つけしたモンとはちゃいますよ。ちゃんと線状、フレーム状になってるんです。もちろんデッキの手すりもそう。さらに同スケールで客が…
とにかく「これだけ小さくなったらこの程度でも“らしく”見えるやろ」という妥協がない。
ステージでは真っ赤なドレスの女性グループが歌を披露する中、リクライニングベッドに横になってそれを楽しんでるカポーがいたり。とにかくいつまでも観ていて飽きない…
ウッカリしてたんですが、艦橋を覗いたらちゃんと船長たちが居てたんでしょうなあ。
さらに。同じ作家さんがこしらえた空母がさらにビビらせてくれました。
ココだけの話ね。 (=´・ω・`)ボソボソ これの前に行った『戦艦大和展』にあった、赤城や伊勢や扶桑の模型で感嘆しとったんですが、失礼ながらンナもん、きれいさっぱりぶっ飛んでしまいましたわ。
これはその模型の1/2くらいですが、機銃の手すりから煙突(画面左に下向きに付いてる芋虫みたいなヤツ)にしつらえられた足がかりの手すりさえも再現されてます。
もちろん、艦橋まわりの艤装もいわんや、です。
私は艦船も戦車も門外漢ですが、ヒコーキなら分かる。分かるからこの物凄さに総毛立ちます。
( ̄▽ ̄lll) どうだい…キャノピーをご覧。透明部品はないんだよ。でも、ワクがワクとしてあるんだ。まるで有機ガラスがハマっているかのようじゃないか。
え?大きさ?そうですね、1/400くらいでしょうかね。天山も彗星も全長30mmあるかないかでしたよ。
ひとつ上の写真を改めて見ると、開いた主脚を根元で“つっぱり棒”として支えるブームさえもしっかり造り込まれている事に気づいて、またまたゾワワワな気持ちになりました。
分かりますか、着艦状態なのでフラップが出ている。エンジンカウルのカウルフラップが開いてることも分かる。さらに1/100の模型でさえ省略しがちなアンテナ線が《この大きさなのに》張ってある。後部銃座に機関銃、それも照準までついてることが見て取れます。
そしていわゆる“スジ彫り”に墨さえ差してある…ええい、この作家はばけものか!
戦車や戦場ジオラマでも、こういう方向性での怪物作家もおられました。植物を見てください。え?実写?たしかに実写。ただし、人物も樹々も模型です。たぶん1/24くらいやったか。いや、1/12やとしても、このリアルさはまた別な感動をくれました。
別アングルは撮影に失敗したんですが、シュロの葉陰からアウトフォーカスで撮ったのは普通に映画のワンシーン。
この作家さんが出展されてた作品群はすべて錆びだらけの廃墟系。土台が切り取られてなかったら、模型を撮ったものだとは信じてもらえますまい。
たまにアニメや映画ものが出てくるとむしろホッとするくらいにどれもこれも超リアル指向なんですが、架空ものでもこのレベル。ひとめでセイラさんと分かる上に、逆にこのコアファイターが40センチはあるビッグスケールで、細部の作り込みがいろいろ楽しめる。
尾翼のボウライトは写ったけど、タイミング的に失敗したのがアラートで赤く点滅してるコクピット内の計器板。
右のギャラクティカのライティングモデル、光学繊維を駆使して徹底的にライティングした全体も美しいけど、艦載機の発着口がたまらん美しさでした。
もう、どれもこれもただただ、見とれるばかり。
このギャラクティカの作家さんがもうひとつ出展されてたのがヤマトvsドメラーズ三世との接舷対決の光景やったんですが、すんません、撮影しくじってました。
(´;ω;`) 光学繊維によって接舷部分での白兵戦を表現されてたんですよ。
その方とはしばし話し込んだんですが、今年で三回目のこのEXPO、なんととりあえず今年で終わりとのことで…ショックすぎる。
こういう王道のフィギュアをされてた方も。
でもこれもほんまの『部分』。全体では下手な戦国映画よりも多くのエキストラが出演してます。しかもひとつひとつ、一切手抜きのない鎧兜のこしらえと出で立ち。
拡大画像より少し大きい程度ですんで、どんだけこれも細かい造作なのかおわかりかと。
───さて、続きましては…と言いたいとこですが……
(;´д`;) ぜぇぜぇ…会場にあったごくごく一部の紹介でありながら、それでもあんまり多いんで『その2』へ続きます。
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