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2014.08.15

『白鷹(はくたか)黒松』初めて飲んだ。やっと飲めた。

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 87歳になる叔母が西宮(にしのみや)にいるんですが、ひさしぶりに訪ねました。久しぶりも久しぶり。95年の阪神大震災直後に見舞いに行って以来、19年ぶりに訪ねました。
 まあ西宮と言うても、近畿圏以外の人にはピンと来んでしょうが、『灘の酒』の灘(なだ)とはここのことですよ、と説明したらまぁ地理関係はともかく、だいたい「はあ、なるほど」くらいは通じる?

 
 駅からテクテクと歩く事、20分。その叔母の家に至るまでに、日本盛、白鶴、白鹿、そして白鷹の広告塔を掲げたビルが目に入り、あらためて江戸どころか、信長・秀吉の昔から全国に名を馳せた酒所だった事を実感。
 もちろん灘五郷と呼ばれるあたりなので、高速道路などが邪魔で見えないだけで、ほかに大関、白雪、多聞…などなど、いずれも全国区で知られた日本酒のメーカーが点在しています。
 
 そやった。(;´д`;)あの震災直後、やたらと見晴らしの良くなった景色の中に漂うのは、なみなみならぬ酒の香り…それまで見慣れていた建物の壁が崩れ去った後に、壊れてしまった醸造タンクが見え隠れしていた事を今も覚えています。

 いま思えばウソみたいな光景でしたが、よくぞここまで復興したものです。

 それはともかく、あいにく私は生まれ育ちが大阪なので、灘の酒はたいてい日本中で知られてるものと思っていますが実際はどうなんでしょうか…関東圏でも先の銘柄はメジャーなのかしら?灘の各メーカー、昔はさかんにテレビCMもやってたけど、あれは全国区やったんかなあ…

 もちろん、そんな中にもややマイナー…というか、ともすれば他の地方同様、地酒的な印象のブランドもいくつかあります。というか、いくらコンビニやスーパーの台頭で酒屋が減ったとはいえ、何故か同じ近畿にあっても置いていない酒があるのです。
 この『白鷹』もそのひとつ。

 白鷹(はくたか)。なんちうカッチョエエ名前でしょうか。

 名前だけは知ってたけど、最近になってこの白鷹がお伊勢さんの“御料酒”と知って、がぜん飲んでみたくなったんですが、先に書いたように、売ってないんですよね…近所では。

 それが、叔母の所からの帰りに寄った阪神西宮駅下の、阪神百貨店ではじめて実物を見たわけで。
 消費税入れて1.8Lが¥2,376。安いですねえ。ヽ(´∀`*)ノ 即、買いでした。いっしょうびん下げて意気揚々と帰りました。

黒松白鷹 本醸造 1800ml

黒松白鷹 本醸造 1800ml
価格:2,099円(税込、送料別)

 お。楽天ではちょっと安いようですが、送料がかかる事を思えば、まあこんなもんかと。

 お店にあったアドバイスのPOPによると、辛口。常温かぬる燗、とありましたが、一応冷やしたところから試しました。
 アテは同じ西宮阪神で買うた、白和えとイカの麹和え、そしてキュウリの古漬け、アスパラのおひたし、ジャガイモ・人参・三度豆のガーリックソテー。
 
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 もちろんアテは後回しにし、お酒だけを。 (=´ω`)▽ ああシアワセ。

 びっくりしましたね、重いんですよ、くちあたりが。例えて言うなら、ズシッと来る酒。こんなタイプの日本酒は初めて。どういう仕掛けなのか…?

  (=´・ω・`) もちろんアルコール度数が高いわけではないんですよ。普通の16度。だからといって荒々しいわけでもない。空気を含ませて息を吐くと、リンとした中にもふくよかな果物香が立って、むしろ柔らかい印象。
 辛口に多い“淡麗”の真逆といえば伝わるでしょうか。スカスカ、カッパカッパ飲めてしまうタイプではなく、ひとくちひとくちをじっくりじっくり、ちびちびと味わう事を想定してあるかのよう。

 (´。`) もうひとつの特徴が、イイ感じの酸味。
 最近の若い人向けに大メーカーが出している新作では、ワイン酵母などを使うなどして酸味中心のものもありますが、本来複雑なあじわいの日本酒では、酸味はむしろ隠し味のような存在ではないかと思てます。
 ないと面白味がないんですが、かといってあまり強すぎるとバランスが崩れ飲んだ瞬間にムッと反発を覚える。
 世界の酒の中では異例なほどに淡泊な日本酒のもつ味わいの中では、かなり扱いの難しい味覚やないか…と思うんですが、この黒松白鷹はエエ具合にコントロールできてる。

 この白鷹、重さがあるので喉を通った後でも、しっかり余韻が残る。水みたいな喉ごしを好む人にはキツいかも知れませんが、洋酒、ことにウイスキー好きの私にはかなり好みの味わいです。

 ───これが、伊勢の神さまも召し上がるお酒か…▽ヽ(´∀`*) うっとり。

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 そうそう、一緒に写ってる真っ赤な片口と真っ黒な盃、いずれも京都・哲学の道にある『うるしの常三郎』で祇園祭の時に手に入れたもんです。

 エエ感じでしょ?(≧∀≦) 片口は昔、おなじ『うるしの常三郎』の修学院店で手に入れた黒いのを愛用してたんですが、赤いのもいつか欲しいなと思てたら、“限定色”として、通常のよりも鮮やかな赤のが置いてあって。

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 そして盃、これ、栗(くり)の木なんです。固くて腐りにくく、縄文時代の巨大な神殿の柱にも使われてたという…
 (´。`) 軽い上に手の熱が伝わらない。ええもんですねえ、漆器は。
 アテとして買うてきた惣菜も美味しかった…まさにうまし食、旨し酒…残念ながらこのごろは独り酒ばかりで『美味し話』に飢えてるんですけど。

 ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。

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