やっぱり神戸はヤバイ程オモロイもんと出逢える…
19日、数日前からエエ天気になると聞かされてたまらんようになって神戸に行ってみました。昨年12月から約半年ぶり。
ここはトアロードにある、貸しギャラリーなんですけど、その前にエエ感じで植えられてる花水木が満開で。
何年か前、紅葉の季節に訪れた時に、このギャラリーの二階にしつらえられた窓から見下ろした景色がすごくエエ感じで。
その時もカメラは持ってたんですけど、このギャラリーへ個展を開きにこられてる作家さんがおられる前で、作品を撮影するのはもちろんマズい上に、作品には目もくれずに窓の外の風景に飛びついてバシャバシャ写真を撮るのも、それはそれでごっつ失礼な気がして、その時はあきらめました。
(=´・ω・`) その時、目に焼き付けた風景でいつか秋の看板娘を描こうと思ってはいたけど、なかなかそのシチュエーションがうまく展開できずに今に至ってますが。
でも今回は、二階で個展をされてた方がちょっと席を外されたので「すわ、チャンス」とばかりにカメラを構えたところ───
なんと、水陸両用の観光バスが偶然ファインダーの中に。( ̄▽ ̄*) びっくりしたわー。
これ、山の手から神戸港までを乗ったまんまでずーっと巡っていくらしい。チト高いらしいけど、いつか乗ったろと思てます。
独りで?はアレかなあ…リア貧?( ̄ロ ̄lll)
それはともかく、この窓、実は足元から腰くらいの高さまでの低い窓なんです。
で、ほんまはこのままカメラを下に向けると、石畳の坂をゆきかう男女がえー感じのアングルで見下ろせるんですが、あいにくこの時はお世辞にも絵になりにくい類のクルマがでーんと駐車したまんま動かず、また人の行き来もイマイチやったので撮りませんでした。
過ぎ去りし秋のあの日は、色づいた花水木から落ちた葉っぱで彩られた石畳に、ロングコート姿の娘さんがひとり、誰かを待ってたんですよ。まさに絵のようでした。
ヽ(´∀`*) 神戸に行く愉しみの一つは、とにかく綺麗な女の人がよぉ見つかる事。
お洒落っちうだけでなく、大阪でよぉ見かけるような化粧お化けとかでない、品のある“べっぴんさん”に逢える事。もちろんあくまで『鑑賞用』です。街の風景の一部に過ぎませんけどね。
もっちろん、年齢に関係ない。ちっちゃいお嬢さんでも思わず「おっ」と目を見張る。
で、親御さんはというと、別段ペアとか同じ要素でもないのに、たしかに親子で絵になる。ようするにコーディネートしてるというよりも、同じレベルのセンスによる統一感が漂ってるんですねえ。
さらに私と同年代とおぼしき女性でも、カッコエエ女性はほんまにカッコエエの。おばちゃんなんやけど、どこか洒落てはる。
それと、やたらカッチョエエおっさん、ジイサマにも逢える事。いや、いかにもお洒落してますよ、ちうのは違います。そういうのはたいてい神戸ジモティではないです。
ふつーのカッコしてるんですよ。中には仕事の途中で抜け出してきたらしき、塗料の飛沫がとびちったドカチンパンツのおやっさんも居てはるんですが、上着は垢抜けたチェック柄のワークシャツに、使い込んでるけど不潔感のないストールとか巻いてたりする。
浅黒く日焼けした肌に白髪交じりの無精ヒゲがまるでヘミングウェイみたいなんですわ。
(=´・ω・`) 写真撮らしてもらおうかと思たんですが、そこが私のあかんたれな所。勇気がない…
あと、『美の壺』的に目の保養になるような、ちょっとした風景があっちこっちにころがってるんですよね。
これなんか、まるで巴里のカフェみたいなこのセンスあるメニューボード。いや、ニワトリをかたどった奇妙なデカンターが描かれてると云う事は、ポルトガルかいな。
なによりも、毎日毎日書いては消し、消してはまた書いてこなれまくった文字。それ自体がデザインされたフォントみたい。
ほんまに絵になるわー。ヽ(´∀`*)ノ こういう要素がイッパイ集まって、神戸の街ができあがってるんですからたまりません。
───ちなみに、このポルトガルのニワトリ型水差しって、日本で言えば『招き猫』的な馴染み方の国民伝統的なキャラクターらしい感じがしますなあ。
そして、こちらは窓にでかでかと描かれたものですが、こうなると宣伝効果というより、これ自体がまるで壁画、ウォールアートみたいなもんですな。
そうかと思うと───
この看板、こういうタッチの絵なので新しかった時でもそれなりの存在感でしたけど、サビが浮いた事で妙な迫力が増したように思います。
なんちうても、下にある別のお店の看板がモダンなだけになおさら対比感が楽しい♪
(=´・ω・`) 錆びてるからもあるんやろけど、それが丁度看板の怪しげな雰囲気に加速度ちうか、エエ感じで演出を付けてますよね。
ただ今回、ちとショックやったのが大好きなお店が数軒、消えてしまってた事。そのひとつは老舗の書店『海文堂(かいぶんどう)』。
(; ̄ロ ̄) 調べてみたら、なんと昨年9月に閉店してたらしい…ぶったまげましたよ。
『神戸・海文堂書店、99年の歴史に幕 数百人に見守られ(朝日デジタル)』
元町駅へ足を向けかけたものの、そうそう、久しぶりに覗きに行こう…と思って西元町へ。でも歩けど歩けど、懐かしいあの広い間口があらへん…そんなに遠かったか?
ウソやん、仏壇の浜屋の看板まで来てしもた。そんなはず、あるかい、と自分で突っ込みつつまわれ右…そう、風月堂があって…え?ココカラファイン?えええええええええ?
見逃すはずがない立派な構え…それがある筈の場所にはデカいドラッグストアがでーんと…
同じく昨年には、これまた老舗の明治屋が閉店してる…
てっきり、古くなった店舗を改装して綺麗に生まれ変わるのかしらと思てたら……
そして、以前その二階に不思議で素敵なギャラリーの空間を持った、古書店とは思えんなんとも上品で美しいたたずまいの『シラサ』も、訊けばこれまた昨年暮れに店を畳まれてたという…
どうです?まるで王室御用達の超高級老舗ブティック…と言っても信じそうでしょう?
(・_・、) 惜しい。実に惜しい。
───でも海文堂で検索したらこういう記事も。
『海文堂書店“復活”を神戸市が検討 基金創設や財政支援』
なんせフツーの本屋さんではなかったから。まさしく港町・神戸元町───そう、あの坂本龍馬、勝海舟をして日本の洋式船舶の出発点である港町を象徴する、海関連の書籍でいっぱいの、海の文化発信地の本屋さんでしたから。
復活させて欲しいもんです。(;´д`;)ぜひとも!
ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。
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