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2013.06.11

『初音ミク 深海少女ver.』あのピグマリオンが人形に恋した感覚、解りますか?

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 この美しい彫像を見ても何も心が動かず、まして“フィギュア?ヲタク向けのおもちゃの人形でしょ?”などと言う人が居たとしたら、あのアポロンとダフネのように美しいギリシャ彫刻を間近に見ても何も感じない朴念仁(ぼくねんじん)に違いないと思うのです。
 

 これは、今年の暮れにグッドスマイルカンパニーから発売予定の『初音ミク 深海少女ver.』という、現在予約受付中の新商品。

 グッドスマイルカンパニーとは、figmaというブランド名で全身が実際の人間にかなり近い可動簡易で自由にポージングできるキャラクターフィギュアのほか、この『初音ミク 深海少女ver.』のように、キャラクター絵どころかまるで一枚の絵画からそのまま抜け出てきたかのような高い品質で、『2Dを3D』つまり絵の向こうにしかなかったものを、この世にカタチとして具現化してきた、アニメの国・日本文化の申し子のような企業。

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 ▲正面からの全体像(クリックで拡大)。

 このキャラクターの大元の『初音ミク』とは、サンプリングと言って実際の声優さんの声を一音一音、デジタルデータとして取り込み、それぞれをちょうどシンセサイザーが鍵盤を叩くと自在に電子音が扱えるのと同じように、パソコン上で音階やテンポに合わせて人の声を“音”として当てはめられるようにした画期的なプログラムの事です。
 つまり、パソコン上で人の声を使って誰もが人工的に“歌を唄わせる”事が可能になったのです。
 その声を持った、仮想空間の歌姫のキャラクター名こそが『初音ミク』なのです。

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 ▲真横ではないけど、ななめ横から。

 画像をググってみれば分かりますが、ぶっちゃけて言えば、おおもとの最初の初音ミクは全く顔が違います。
 むしろ独特な青色(碧と書くべきか?)の髪がツインテールになっていて、その髪の色とともに一種のコーポレートカラーのようになっている黒との組合せになっていて、『これは初音ミクです』的な持って行き方、発表の仕方をすれば誰がどんな風に描いても『初音ミク』になるくらいに記号化されています。

 その碧と黒という組合せも、もともとはヤマハの伝説的なシンセサイザーのカラーリングからイメージされているそうです…私もそのオモチャ版と言える、ポータサウンドという製品(それでも80年代に7万円もしましたが)を持っていますので、最初に見かけたときに別な意味で惹かれたほど。

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 ▲後ろ姿。

 実を言うと、私は別段『初音ミク』に対しての思い入れなどは皆目ないのです。
 ボーカロイドというテクノロジーとしては感動に値するし、そのキャラクター展開に関しては一応広告とかメディアに属する仕事をやってきた関係上、気にならないと言ったら嘘になりますが、もともとの『初音ミク』に対して、可愛いなあとか、萌とかの食指系はまったく無反応でした。
 理由は、オリジナルのミクの絵も、その後の二次作的なミクの絵の大半が私の好みでなかったから。

 ところが、この『初音ミク 深海少女ver.』は違いましたねえ。
 むちゃくちゃに私好みの顔なんですね。

 ▼あえてスクロールで頭からひざ頭までその可憐さを感じてみようと、タテに長いトリミングにしてみました…

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 像の天地サイズは約1/8、160mmとありますので、この画像は拡大になるんですね。
 でも実際は衣装や髪、そして台座もあるので結構なボリュームになると思われます。

 最初に書いたように、初音ミクとはボーカロイドというアプリケーションの名前であり、そこから生み出される無数のインディーズ楽曲を唄うサイバー歌姫の名前であり、そこから生み出される世界観さえ表すという、ひとつの宇宙と言っても過言ではありません。

 ▼そして今回、そこから大ヒットした…といっても商業的に売れたというものではなく、ニコニコ動画で170万回(今ではとうに更新してると思われますが)以上再生された、無料公開の楽曲からイメージされたイラストから“立体化”したものがこのフィギュアだったんですね。

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 いかがですか。

 これ、着色されてるからアニメ絵のキャラクターとして認識してしまうところもあるような気がするんですよね。もしも、白一色の成形だったらどんな感じになるのか…さすがにシミュレーションは間に合わないので、画像を無彩色にすることでなんとなく感じを見てみますと…

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 まあギリシャ彫刻として名の知れた大理石の作品群も、今でこそ一点の曇りもない純白の彫像として数百年間、美のお手本のように伝えられてきたんですが、最新の分析によると2千年前の作られた時点での段階では今見られるような純白ではなく、現代のフィギュアのように彩色がなされていた事が判明しています。

 それから考えてみても、きっとこの『初音ミク 深海少女ver.』も、純白だとしてもさぞや美しいに違いないと思うのですよ…

 ▼最後に、このフィギュアのもととなったイラストはこれだそうです。

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 こういうと絵師さんのファンの方には申し訳ないですが、3D像の方がたおやかというか、気品を感じてしまうのは私の好みゆえでしょうか。

 水草水槽で熱帯魚を飼ってきた身とすれば、できれば本当に水槽内に入れて見てみたいような…
 いくら樹脂製とはいえ、傷んでしまうかも知れないから無理ではありますが…

 さぞや美しいでしょうなあ…

 ヽ(´∀`*)ノ ほな、また。

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