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2012.05.17

『乙嫁語り 四巻』とうとう読んでしもたがな… (つД`);;

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 そして森薫ファンおなじみの、超手描き風アンケートハガキ。
 (ノ≧へ≦)ノ もったいなくて使うどころかそのまま飾ってたりします。まあみなさんはコピって使てはるらしいですが。

 それにしても、読み終わった後のこの充実感よりも倍増す寂寞感はどぅよ。いや、読みたくて読みたくて読みたくて買ったんですけどね。
 ゚(゚ノД`゚)゚。読んでしもたらまたひたすら“待つ”日々やないですか⋯
 

 遠距離恋愛みたいなもんですわね、大好きな連載作品をコミックスで追いかけるっちうのは。逢いたい見たい、でも『逢えば別離れが辛くなる』の公式通りで。
 余談ですみませんがどうもこの“つらくなる”を漢字で表すと“カラくなる”と読み違いされるんちゃうかと心配になってしゃーないんですが。

 (。-`ω´-)6 さてネタバレなしで乙嫁語り 第四巻を解説してみましょう。

 今回、プロローグ扱いで前巻のアミルさん実家がらみのその後が少し、そして私の大好きなパリヤさんのお見合い話がほんまに少し。

 (;´~`;)パリヤさん、出番たったの8ページ。

 ツンデレ(パリヤさんの場合は実はテレツンというべきかも知れませんが)にも需要があるという、タデ食う虫も好き好き風の、あの気になる続きは果たして描かれるのかどうか⋯

 なにせ今巻の主役は、表紙にもなってるスーパーパワフル・ツインズ。
 見た目は可愛いけど、もう表紙絵まんまで中身はまったくのトフスとビフス。

 実はギョーカイ用語で呼ばれる処の『表4』つまり裏表紙は───

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『サザエさんダブルバージョン・チェイス・ザ・お魚咥えたドラネコ』の図だったりします。(クリックで左右1000ピクセルに拡大)

 もうこれだけでどんな話か想像できるやないですか。まあこの絵が『母をたずねて三千里』『ペリーヌ物語』におけるオープニングアニメと同じようなもんです。
 (;´▽`;)あ。わからない…?
 つまりこの2作品、どっちも2分足らずのOPの中に、一年間で放送される物語の全てのハイライトシーンがうまく織り込まれているんですよ。

 さあこの『乙嫁語り 4巻』。淀川先生の解説やないですが、アクション、アクション、また、アクション。
 止まってるシーンを探す方が大変ですね。まあ、まあ、まあ。双子姉妹のライラとレイリの活躍たるや、ページから完全に飛びだしてますね。
 ふたりのフキダシ、叫びのイガイガフキダシがほとんど。
 つまり始終わめいてるんですね。これ、絵でもかなりうるさいですが、アニメになって元気な女性声優が声をあてたら壮絶でしょうね。

 しかも例によって描き手目線で作品を観れば、マゾではないかと疑いたくなる程、作者の森薫先生は微に入り細に入り、描いて描いて描いて描いて描いて⋯

 しかも同じ顔がふたつ。常に、ふたつ。

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 全編この調子ですよ。もちろん、最初のアミルさん編から変わらず、中央アジア独特とも言える複雑な柄の布がおりなす、これまた複雑な服にさらに細かい装飾品がどっさり描き込まれたファッションはまったく手抜きがない。
 スクリーントーン使ってるのはどこかしらと探せば、ふたごの肌の色や空などのヒラアミにあるくらいではないかしら。あとはみな手描き。ひたすら、手描き。

 (;´~`;)やっぱりマゾですね。森薫先生の辞書に手抜きという言葉はない。

 そもそも普通のキャラの話でもこんな調子なのに、今回ライラとレイリが登場してるカットはおおよそですが9割、ひとコマにライラとレイリがいっしょに納まっています。
 一種の演出もかねているんですが、これはほんまに大変。

 だいたいですね、あだち充先生の『タッチ』でもひとコマにタッちゃんカッちゃん同時入ってるカットなんかそうそうないですよ。
 ましてあだち作品は白場(しろば)と止め絵が多い…ちうかほとんどですし。

 また無神経とも言えそうなほどの性格や行動でバク進するライラとレイリのふたり。
 でも彼女の家族もさすが負けず劣らずの直球直線型の行動パターン。そらもうあまりに万事ストレートで余計な気遣いがなくて、さながらレーザービームのような迷いの無さがむしろ気持ちいい。

 この『乙嫁語り』シリーズの最大の魅力は、マンガを通じた異文化交流であり、素朴にして一点豪華主義な生活、また別な意味で複雑な騎馬民族社会の中での女性の位置や生き方が連綿と綴られていく事ですが、同時に自然との厳しい生存を賭けた戦いと共存の中で育まれるいろんなパターンの愛情が感動を呼ぶんですね。

 でも今回はさすがに双子パワーのお蔭で怒濤の如くお話も進んでいきますが、バタバタゴタゴタの中に、例によってさりげに織り込まれた愛情物語がキラリと光芒を放ちますね。

 それはまさに彼女らが身につけている先祖代々受け継いできた宝飾にも似て、女たちがその厳しくつらい人生の中で、単なるぜいたくな飾りなどではけしてない、いわば人生を凝縮してカタチになった真の意味での『宝物』のよう。

 まして今回はどっから見ても生意気でしかない、ウルサいクソガキふたりを追っかけながら読み手もいっしょに体験する、幼く淡い恋の物語なのですよ。

 さあ、あなたもぜひご覧ください。ヽ(´∀`*)

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 まだ今なら4巻めなので経済的に圧迫するほどでもありません。
 またありがたいことに、次の5巻はとうぶん…ええ、当分でませんわね。(つД`);;

 いまはひたすら、何度も何度も4巻を読み返すでしょう。そしてまた1巻からふりかえり、シアワセな時間に飛び込みつつ、観た事もない草原の彼方の国へとトリップするのです。
 ───そう、これまでのように。

 それでは、m(_"_)m また。

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