四月一日。さっそくウソつきました。(-_-;)/
(;´д`;)アチャー 先月、誓たはずやのに今回も0時0分、ゼロアワーには間に合いませんでした…。
ま、えいぷりるふうる、ちうことは「間に合わせます」がウソでも赦される…いや、これはウソやないな。相手が自分のコトとはいえ、約束を破るのはウソやのうて、単なる怠惰。
(T_T) いや、ほんまはね。この文章書いてる今の時点で実はまだ絵が完成してませんでねえ。とりあえず記事だけ先に会社で書いてるなんて、まるで差し替え用に二個イチ確率で優勝or当選決定結果を待って印刷スタンバってる新聞社編集部の気分です。
テーマはもちろん『桜』。それも『夜桜』。以前から描いてみたかったモチーフでして。
そして夜桜に付きもの?憑きもの?…なのはやはり『桜の精』。
これもずっと一度描いてみたかった。
しゃーけどね。(。-`ω´-)
参考までに他の方の絵をググってみたんですが、なんかどれもこれも、私の思うのとは違ってたので構図とかアイデアのパクりようがなく。(をいをい)
やむなくアイデアが宙ぶらりんのまま、何枚か鉛筆画の習作を経ながらけっこう数日費やしました。
そしたらフト、思ったんです。
夜の闇が苦手な桜の精やったら?桜の樹の幹に身を隠すようにして怯えてるトコとか可愛く描けそう。けど描いて行くうちに、いつのまにか彼女、樹に登ってしまいました。
( ̄o ̄*) あ〜。そうか。夜風もないのに、はらはらと散るはなびらは、彼女が演出でやってることやったりして?
そして最初、闇を怖がってた筈の表情は「あっっっ。あんた、見たわね!?」的なものに変化。
イメージが合わなかったと書いたのは、着物が割と新しい時代のものしか無かった事。
桜の精、いうてもやっぱり神様やから、それやったら“神代の昔”の衣装やろなあ、っちうことで奈良時代のイメージで。
なんでイメージかというと、なかなかないんですねえ、後ろ姿の資料が。
(;´д`;) こんなことなら『日出処の天子』一冊でも買うといたら良かったなあ。連載時のLaLaならどっかにあるねんけど。
しゃーないんで、判る範囲のとこへ長い髪で誤魔化してみたりなんかしたりして。
あとは夜桜の雰囲気作り。
参考になりそうな画像は『夜桜』でググればなんぼでも出てきますわね。
とはいうものの、本来の『夜桜』っちうんは、現代みたいに照明で照らし出したものを指すわけはありませんわなあ。
拙作コンテンツ『京都おちこちぶらぶらよそ見旅』でもいくらか登場していますが、ライトアップされた夜桜っちうのはなんやろね、その情緒の無さと来た日には、三月の恒例行事『東山花灯路(ひがしやまはなとうろ)』で足もとに並べられるロウソクの行灯ひとつにすら及ばんのですよ。
ましてや、まったく桜の風情はありませんな。
なんか違うオブジェのよう。ちうか、怖い。(-_-;)
白熱系のスポットライトのために、なにやら“桜色”の繊細な花色もブキミに黄変してしもて、花自体がかいもく桜に見えへんし。当たり前ですけど、下からの光なのでまさにあの『顔の下から懐中電灯』的な陰影なので、花といえども、どうしても不気味度全開ですわね。
夜桜の下には妖怪変化がおる、って昔から言うそうですが、たぶんライトアップされた夜桜は昔の夜桜の下に出た妖怪とはたぶん質の違う、悪そうなのが居ついてそうな気がします。
たぶんね?夜桜って、昔みたいに人工光のない状態の静かな夜、満月の光でこそ美しいんやろなあと思うんですよ。
なので、せめてこの絵ではお月さんだけに近い、光源の設定を目指してみました。
さあついに4月───やけど、もうすぐにゴールデンウィーク、アッちう間に5月。
来月こそはもっともっと余裕ある状態で月末を迎えたいもんです。( ≧_≦) ムキー
あ。そうそう。お気付きですか。
今月の看板娘、色味がふた通りある事に。Σ(゚ε゜;)え、わからん?
つまりですね、この記事のひとつめのアップ絵がおおもとにあたる、ノーマルな光線に近い色合いで描いたもので、下のクリックででかく表示されるのは、そこから調整して月光のみのCoolな色合いにしたもの。
(T▽T)/ 「言われてみたらそーかなあ?」みたいなドライな反応、ありがとう!
まぁしかし今年の春は、ほんまに“三寒四温”ちうより“四寒三温”な調子で、私みたいに寒冷型人間にしてみると気持ちのエエ、過ごしやすい気候ですねん。
おかげでソメイヨシノの満開はたぶん、今週末あたり。あとはお天気に恵まれるよう祈るだけですなあ。
例年ですと、すでに3月中に一回、京都へ桜リレー鑑賞に出掛けてる所なんですが。
まずは体力的な問題で、最近は休みが日曜一日しかない週は午前中はニチ朝ヒーロータイムも知らんままに昼間でへばりこみ、午後からはひたすらMacの前。
土日が休める時はぼっろぼろの体力気力をフリしぼって出掛ける代わりに日曜は轟沈…というサイクルになってしまって、ほんまサッパリわや、ですわ。
ちゅーよーな調子ですが、今月もよろしうに…
(=`・ω・´)ノ ほな、また。
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コメント
こんにちは、わ、わ~!
いやはや幻想的な絵ですなあ。つい“桜の木の下には死体が埋まってる”を連想…なんてことはなく、カワイく、でもどこかミステリアス。なんたって、目の色がブルーなんだもん。
ほんと、妙ちきりんな天候です。先日も微熱で「あ、風邪?」の危機に見舞われましたが、またもや生姜×白ネギ効果で撃沈させました。
楽しい春になあれ!
投稿: 猫式部 | 2012.04.01 10:26
猫式部さん、毎度です!
お褒めのお言葉感謝です〜(´∀`*) しかもえーとこ突っ込んでくださいました。
そーなんです、瞳の色って色の構成考える時、毎回最初に悩むポイントですね…赤にすると鬼さんになるし、黒では人に見えるし、金色でもいいけど神様すぎるし。
でも今はアニメで何でもアリなんで、この手の絵を見慣れてる人はスルーしてしまうんですよね。
いろんな意味で“慣れ”っていいんだか悪いんだか。
m(_"_)m 今月もよろしうお願いします。
投稿: よろづ屋TOM | 2012.04.01 15:06
色合いの違い、ばっちりわかります!
月光バージョンのほうがぐっと幽玄ですもん。
昔は今みたいに街灯も無いので夜は本当に暗かったでしょうねー
だから満月なんてギラギラしてたでしょうね。
今月のお嬢さんはいつもの健康的なお色気やなしに、魔物系に見えます。
髪の毛が艶かしいー♪
投稿: るり | 2012.04.02 20:42
こんにちは。
夜桜の精のお嬢さんの表情は、「見たわね」というよりも、「あ(見られた←とまどい)」という風に見えます。私は、夜桜の下には人を惑わす美青年の鬼がいるイメージです。
ところで、「ぶら旅」でおススメの祇園白川の川面に映る夜桜、その他山科の疎水や南禅寺の別荘のあたりの桜をぜひ見たいと思いますが、桜の時期の人出を考えるとためらってしまいます。紅葉より期間が短いので、紅葉の時期の大混雑以上でしょうね。多分行かないでしょう。
桜はやはり水辺に咲いているのがベストだと思います。
投稿: 雪月花 | 2012.04.03 10:30
るりさん、毎度です〜♪
いや〜半分居眠りとの戦いで描き上げたんで、細かいところを見直すのが怖い…( ̄▽ ̄lll)
同じ満月でも、日本のお月さんは“青”なのでものの輪郭とかハッキリ見えた筈なんですよね。
機会を見つけて、もっとこういう妖しいのも描いていきたいです♪
********************
雪月花さん、毎度です♪
そうそう、『う、見られたっ』←それそれ!
もぉ絵は深夜、文面書いてるのは朝方で、疲れに酔ってましたから言葉が出なくて。
美青年はこのブログの性格上ゼッタイ登場しませんが、そっちので綺麗なのが描ける腕があればもっとお客さん来るかしら?
桜の時期、もちろん人出は多いですが…『ぶら旅』ご覧なら、異常なほど人が写ってないでしょう?居ないところばかり撮ってるのではなく、ほんまに居てはられんトコを嗅ぎ当てているのです。
特に『東山界隈〜疏水桜渡り〜』の連作記事は仰るとおり水辺、さらにほとんど観光客が居ませんので超オススメですよ。あきらめたらイケマセン。ぜひご参考に。
投稿: よろづ屋TOM | 2012.04.04 10:41
4月ももう後半ですか〜早い!
出遅れちゃいましたが、今月のトップ画幻想的で素敵ですね(*^.^*)
夜桜と女のコに見とれちゃいました*
ほんと今は人工的にライトアップさせるのが当たり前みたいですよね。
私もそれを見て普通にキレイだな〜〜って思ってました。
よろづ屋さんの意見聞いて、一度満月の下でぼんやり桜を眺めてみたいなって思いました(*゚ー゚)
投稿: いくにゃー。 | 2012.04.19 11:54
いくにゃー。さん、おヒサです!
お子ちゃまの育ち具合とか気になってるんですが、サイトにお邪魔できなくてごめんなさい。
≫4月ももう後半
そうなんですよ、もう5月の絵を描かんと!うぎゃ〜〜。
んでもって今日の雨で八重桜もどっさり花びらを道に撒きはじめてます。
ソメイヨシノと違ってクッション性さえあるのはさすがです。
投稿: よろづ屋TOM | 2012.04.20 14:01