4月7日現在の京都サクラ開花状況・西京極から東山。
さて、毎年いったい京都のどこを攻めるべえか、と苦心惨憺するわけで、もう味わい尽くしたバイブル『歩く地図の本』では新たな情報としてはめぼしいものが見つからない。
決めかねつつ今年はボケーッと『Googleマップ』でバーチャルうろうろしてた時、ダメモトで航空写真に切り替えたんですな。
そしたら、一般ユーザーが投稿した画像の小さなウインドウにいくつかサクラらしき画像が。
(=`・ω・´) おや、とマウスを重ねると、思った通りそこには満開時のサクラ風景がちらほらり。
で、見つけたのが上の場所、『天神川沿い』というわけです。
これは『桜リレー派』には正解でしたね。京都の風景と絡めて…を望む場合はあきませんでしょうが、昨日の時点で天神川沿いは平均して五分咲きというところでしょうか。
もよりは阪急の西京極駅。
昨日はそっから二条城まで歩いて、ほんまは入るつもりやったんですが外の開花情報書いた掲示板には『ソメイヨシノ二分咲き』
八重桜系が主な二条城。入り口近くの寒緋桜は観たいけど、それだけに¥600はもったいない。しゃーないので、ここは諦めて御所へ。
御所の事を『京都御苑』と呼ぶ人もおられるみたいですが、御苑ちうたら皇室の御庭ちうことで、御所ちうのは天皇さんのお家の事やから全然“格”が違うと思うんですがね。
せやからこそ御所ではない江戸城にはわざわざ『皇居』なんちう新しい言葉を使たわけで。
それは\(^_\)こっちゃに(/_^)/おいといて。
で、▲これが近衛邸跡の糸桜。これは早咲きなのですでに満開。つぎに一回ぬくい日があって、大風があればブワ〜ッと散る事でしょう。
以前もどっかで書いてますが、半日陰で撮影するのが定番の植物写真に於いて、サクラだけは晴れてないとどーにもこーにも絵にならない。
御所にいる間に数回、ぱらぱらっと小雨がぱらつきかけましたが(これを私らは“しまける”と表現してますが)それも数分。すぐにパーッと陽が射して。
(。-`ω´-) みたか赤影、これが甲賀幻(以下略)
私は建物にあまり興味がないので知らんかったんですが、御所の一般公開があったんですね。さいわい天候が悪い悪い言われ続けてたためか、ごった返すような人出ではありませんでしたが。
もちろん、ヒトサマの姿は避けて撮影してます。
ほんまはこんなもん。
余談ですが、私はまったく無関係な通行人とか映し込む事にはまったく抵抗ないんです。
(=`・ω・´)6 むしろそこに人の息づきといいますか、ときとしてスのままの表情とか映せるからむしろ好ましいんですが、さすがにある方だけはちょっと避けんと構図上マズい事に気づきましたね。
それは頭髪の薄い人。完全なハゲさんとか坊主頭はいいんですが、薄なった頭を誤魔化してるとか、変にてっぺんだけ禿げてはる人がこっちに頭向けて画面の中央に入ってる場合は、やはり目線はそのハゲ部分に注目してしまうんですなあ。
(;´д`;)薄なったから坊主にしてる私が人の事は言えませんが、さすがにこれはアカン、絵づくりの趣旨が変わってしまうと思いましたね。
閑話休題。
そして出町柳から賀茂川沿いに北上。
おなじみ賀茂川沿いの桜並木ですが、こちらは天神川沿いと異なり、まだ二分も咲いてませんでしたね。
ご覧のように、開花してると白いソメイヨシノも、蕾だと桃かアーモンド、アンズの花みたいにけっこう濃い桃色をしていますので、遠目の景色もかなりピンク色。
しかしこの開花状態なら、これなら賀茂川・高野川沿いは今週末でも大丈夫そうな気がします。たぶん前後しても、バア〜〜〜〜っと散りまくる桜吹雪が堪能できるタイミングかも。
そして植物園。もちろんここもソメイヨシノは二分以下。
そのかわり、ここにはそれ以外の多種多様な桜があります。ここは早咲きから八重咲き、遅咲きまで入れると四月半ばまでなんらかの桜に出逢えます。
なので、早咲きであるこの娘に逢えました!超満開の寒緋桜!
ど〜〜〜ん。これです!ヽ(´∀`*)ノ これこそ、ほんまもんの寒緋桜、ベストコンディション。
私が理想とする、パーフェクトな咲き方をすると、かのゴージャスなお姫さまはこんなに艶やかなんですわ。
高さは約4m。そしてアップにしますと───
房ですね。鈴なり状態で房になって咲くんですね。今年咲いたウチの寒緋桜は、このひと房分がすべての花の数でした。
(;´▽`;)いや〜〜〜、プロってすごいですね。
最後に帰り道で見つけた、とあるお家の塀に見つけた『生け花』。
十月桜や彼岸桜などの山桜系なのか、それとも姫リンゴみたいなズミの仲間かは判別できませんでしたが、もちろん切り花ではなく、塀の向こうで植えてあるものをあえてブロックの開き部分から外へ導いておられるんですが、枝の持って行き方とかは間違いなく剪定して出来映えを意識して育てておられるんですねえ。
他にも沈丁花とか椿も同様の扱いで、派手すぎず、でもちゃんと美を意識した、ちょっとしたギャラリーみたいになってました。
(´。`) こういうセンスを磨きたいもんですねえ〜〜〜〜♪
この調子やと次の土曜休み…二週間後は八重桜&遅咲き桜の満開時で丁度ええかも。できたらもっぺん行きたいけどなあ…。
このほかのニッチでマニアックな京都のサクラ『散策コース』のご紹介は『京都おちこちぶらぶらよそ見旅』で見つけてくださいね〜〜♪
あほかいな、と思うくらい歩き回ってますからね。
(´∀`*)ノ ほな、また。
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コメント
京都の桜のレポートありがとうございます。楽しく読ませていただきました。
ソメイヨシノは、週明けに満開、水曜の雨に持ちこたえ、まだ見頃が続いているようですね。しかし、土曜に雨の予報(木曜現在)。私は、今年は日程が合わないその他の理由で、京都の桜は断念しました。鬼が笑いますが、来年タイミングが合えば行くつもりです。色々な種類の桜があるのですね。ソメイヨシノが一番見たいけれど、25年位前に見た、平安神宮のしだれ桜が印象に残っていて、また見たいです。場所を工夫すれば同じ時期に見られるかもですね。
ところで、私は、「御所」は建物(囲ってある中、見学に予約が必要なところ)で、その他の散策自由なところが「京都御苑」と分けていました。京都の人はすべてひっくるめて「御所」というのですね。
投稿: 雪月花 | 2012.04.12 12:57
雪月花さん、毎度ありがとうございます!
京都のサクラシーズンは意外に長いですよ!まず糸桜やおかめ桜に始まり、同じソメイヨシノでも平地と冷涼な山あい(三尾・鞍馬・比叡)では一週間ほどタイミングがずれます。
それから平安神宮のしだれ桜と続き、最後にバラエティ豊かな八重桜と仁和寺の御室桜がほぼ同時。
そんなわけなので平安神宮の枝垂桜の開花はまだこれからの筈です。(ぶら旅に平安神宮のサクラ記事もあります♪ご参考に)
ちなみにウチの八重桜から推測すると、八重桜の満開はあと7日ほどという印象です。
全部で約ひと月近くスパンがあります。まああだあきらめるのは早い。
投稿: よろづ屋TOM | 2012.04.12 17:49