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2012.02.28

『スマイルプリキュア!』マンネリ材料を逆手にとって最高の序盤編に!

Smile_precure

 日本人って昔から『戦隊もの』が好きやったんですよね。
 それも、メンバーがひとり、またひとりと揃ってゆくプロセスが本編より好きやったりするんです。

 ( ̄ロ ̄lll)「え〜、そぉおおお?」

 お疑いですね?でわでわ、一節ぶちかましましょうか。───それにしても。
 ノ(´∀`*) いや〜、アニメや映画のネタってなんでこんなに楽しいんやろか。

 昔は、ひとつの番組が終わる頃、次は何が始まるのか、シリーズにしてもどうなっていくのか、先が見えない不安と期待がありましたわね。

 ところがです。

 このプリキュアに限らず、同じ時間帯を支配してる『戦隊シリーズ』『仮面ライダーシリーズ』は、今や番組編成期が近づいてくると、子供向けの雑誌にさえ放送終了日はおろか、次の新作の情報さえもが堂々と発表されるんですね。

 まるでNHKの大河ドラマみたいやないですか? (=`・ω・´)6

 そもそも変身ヒーローものには伝統的に『謎の登場人物』がつきもので……いや、変身ものでなくても、なんらかの形でそういう『ハテナ』を加える事で『最後の最後にとっておきのお楽しみ』みたいなネタを用意してあったもんです。

 いや、もちろんある程度は読めるんですよ?たぶん生き別れの父親だろうとか、死んだはずの親友だとか、でもその辺の所をまた逆手にとって、まったく無関係な人物だったり…と、出たとこ勝負でなんなりと捻りようがあったわけで。

 NHK大河でさえ、番組後半のキャスティングは未定なので、意外な俳優が演じたりしてのサプライズがある。ところがこの通称『ニチアサ』ヒーロータイム(プリキュアは女の子なので一応入ってないけど、観てる側は三本立てで楽しむ人がほとんどみたい)はどれもみな、放映開始前から子供たちは次の出番が誰か、よぉく知ってますね。
 たぶん、新番組になってから新しいキャラクターに馴染み治すまでのブランクを補うためなんでしょう。

 今回の『スマイルプリキュア!』に至っては、もう誰がプリキュアになるのか見せてるんですね。

  (=`・ω・´)6 そんなん、今までもバレバレやんか。髪の色とか、プリキュアになる前から言うなれば“運命づけられてる”状態やしぃ。

 いや、( ̄ロ ̄lll) バレそうに見せるのと、最初からダダモレにするのは違いますがな。
 事実前作の『スイート!プリキュア』では“黒いプリキュア”がクールな謎の助っ人キャラとして描かれてたし、敵の幹部が改心して三人目になるという展開は、むしろ新鮮やったんとちゃうかと。

 その点、『スマイル〜』は予定調和どころか、最初から『どうやってこの子がメンバーに加わるのか』を楽しませようという考え方で作ってある。

 まあ一種の開き直りなんでしょうけど、いわば時代小説的な楽しみ方ですわね。
 信長は絶対光秀に討たれるし、光秀は秀吉に討たれ、秀吉はやがて───てのは最初からゆるがないのに、お定まりのプロセスをどう描くか、がドラマへの興味と視点の全てになってる。

 そういう脚本面の潔さにも惹かれたんですが、一話での主人公・キュアハッピー(本人曰く、恥ずかしい名前…)が初めての変身後のリアクションが見事なほどリアルなんですよね。

Smile_precure02

 敵の怪物から逃げるためにちょっと飛び上がったら、はるか上空100mほどまで軽々と飛び上がって焦る光景。
 笑えるし、しかしこれ、ほんまにそういう能力をいきなり与えられたらこんなリアクションになるでしょうなあ。
 描き方の程度はともかく、これをちゃんと踏襲した超人ものって意外に少ない。

 その後のメンバーも変身後に大同小異の驚き方をしますけど、これはかつて最初の『仮面ライダー』で、藤岡弘氏演じる本郷猛が手にケガをし、血を洗おうと水道のカランをひねると、力余ってねじ切ってしまうばかりか、その手のケガも見る見る治っていく様子に戦慄するシーンを思い出します。

 海外でも『600万ドルの男』にもありました。まあ『バイオニック・ジェミー』は暗さを払拭し明るく描いていたので『スマイル〜』の印象はむしろこちらに近いかも。

Smile_precure03

 さらにコレも感心。
 なんと、戦うエネルギーは気力で、それを右腰に下げたポーチへ集めて敵へ放つ事で武器になるんですが、エネルギー充填の時点で「なにこれ、ち、チカラが吸い取られる…!」と、大きなリスクがある事を示唆。

 それだけでなく、発射後は「ち、力が抜ける…」と気力も体力も失せかけた、ふぬけ状態に。
 “弾丸は撃てば無くなる”という、ごくごく当たり前の物理法則がこんなところで絶対のルールとして設定されてる事には驚きました。

 出てくる敵ってのは、絵本…ちうか童話の世界から現実を支配しようとダークエネルギーを集めるのを使命とする、童話の悪役達なんですが、そんな何でもアリの筈のメルヘン世界に、そういった鉄壁のルールがいくつか存在する事で、かなり背骨がしっかりした物語になる筈です。

 ヽ(´∀`*)ノ よくぞやってくれた、と言いたいですね。

『日常』のところでも書きましたけど、何でもアリな世界ほど、架空だろうが何だろうが制約が多く存在しないと成り立ちません。

 そして制約が多ければ多いほど、主人公たちは苦しみ、もがき、生長していける。

 いやあ、ほんまに今後の展開が楽しみな物語です。

Smile_precure07_2

 ヽ(´∀`*)ノ なによりも、たまらなく…かはひひ……♪



 

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