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2011.12.15

今年の京都の紅葉は不協和音で終わりました⋯orz...

Shinnyodo_9692

 報告というか、もぉ5日も前になるんですけど、京都へ───この秋最後の紅葉を観に行ってきました。
 が、しかし…

 この真正極楽寺(真如堂があるお寺)の写真が今年の京都の秋の紅葉状況を表しています。
 おわかりです?
 

 左は今を盛りと燃えるように紅く染まったカエデ。でも右はすっかり葉を落としたカエデ。

 例年なら、同じショットで建物に左右からかぶるように同じ色合いのカエデが迫っているはずなのです。
 なにせ、今年の紅葉は足並みが揃わなかった。ばらばらです。まったくの不協和音。

 毎年、ここぞと狙いを定めては、“右も左も上も下も、どっちを観ても真っ赤っか”…な、ベタ一面の紅葉景色を夢見て求めて京都へ向かうんですが、年々それが叶いにくくなってる気がします。


 ( ̄▽ ̄lll) ちうか…もぉ何年、そういう景色に出逢うてないやろか。

 今年も夢見て12月10日に行って参りましたが、温暖化とかナントカ、理由はいくらでもあげられるんでしょうけど、ここ十年で今年が一番あかんかった⋯というのが印象です。

 冬だというのに気温が高い、というのは大阪はもちろん、近畿ではそれほど珍しくありませんわね。
 もちろん、寒がりの人にしてみれば10度でも寒いんですが、零下が平均の東北・北海道からすればちゃんちゃらおかしい高温なわけで。


 もっとも京都・奈良は盆地なので、朝晩の気温差が大きく、底冷えするのはご存知の通り。この“底冷え”っちうやつは、夏の“油照り”に対応する、身体になんか悪そうな、じっとりしたイケズな冷え方なんですな。

 それでも12月で零度まで下る事はまずありませんが、この温度差こそが京都の紅葉の美しさを創り出しているのですから、当然、冷え込まなければ紅葉は始まらない。

 私が京都に行き始めた四半世紀前の頃から、すでにもっとも美しい紅、赤、朱…の世界が味わえるのはだいたい12月中旬、散り紅葉になるかギリギリかのチキンレースに挑むのですが、それでも部分的にはクリスマスまでそれなりに残ってました。

 もちろん、それ以外はすっかり散って残るのは樹々のシルエットと常緑樹ばかり…それはそれで風情があって。

 でも。今年京都へ行かれた方はご覧になったのは、『錦』つまり緑から黄色、オレンジから赤⋯ただし綺麗な赤ではなくて赤茶色という方が近いんですが⋯そういうグラデーションになっているもみじがほとんどだったのではないでしょうか?

 おまけに緑色なのはウソみたいに青々してたり、そうかと思えば黄土色でチリチリに縮れた枯葉状態で、枝にこびりついたみたいな哀れな楓があちこちに。

Sinnyodo_9684

 それでもデジカメで撮ると、けっこうまともに…いや、妙に美しいように映ってしまうのがむしろ口惜しい。
 実際にはこの光景はもっと色褪せているんですよ…

 ちょっと、実際に見えた色合いに補正してみましょう。

Shinnyodo_9684rial

 かろうじて赤みが綺麗に見えるのは、たまたまこの時に差し込んだ西陽の赤みのおかげ。
 しかしよくご覧になると、枯れ上がったカエデの葉は茶色というよりグレーで、散って足もとにあるカエデは赤ではなく茶色。

 どうやらこれ、今年の夏の熱帯夜の厳しさもさることながら、秋になってもヘンに暑い夜と冷え込んだ晩が不定期に繰り返したために、『紅葉しよう』というホルモンが半端に分泌されたりして、一本の樹でも枝によっていち早く赤く染まってたり、もう散ってたり、はたまた枯れてたり青いままだったり。

 もぉ、むちゃくちゃでした。(´;ω;`)ブワッ

 今年ほど秋の風景って、色のオーケストラ、ハーモニーなんやな、と思たことはありませんでした。
 それがもぉ、ばらばら。ソロとかデュエットばっかり…というより、まるでオーディオ全盛期の電気屋街か、ストリートミュージシャンが5m間隔で並んでるのか、みたいな感じで、てんで勝手に音楽を奏でた結果、単なる雑音にしかならないんですね。

 遠目のお山でもちっとも綺麗でない。(つД`);;

 今期は二度のチャレンジがいずれもコースのチョイスで失敗したこともあり、今年はワタシ的にアウト。
 秋の美しさを感じることなく、いつしか青いままの葉っぱのまま、楓たちは冬に入る異常なありさま……。

 願わくば、今年調子を崩した分、来年は初期化された状態で、リスタートして欲しいものです。

Yoshidayama_9651

 ところで、この真如堂へ向かう前に通った吉田山で不思議なものを見つけましてね。

 クラフトっぽくて綺麗なんですが、あまりにも不自然なので写真に収めてたんですが、月曜朝のFM COCOLOのとある番組でこの“装置”の事が紹介されて、実はこれが、いま京都で大規模に発生しているナラ枯れ対策だと知りました。

 ようするにペットボトルを利用してこしらえた一種のトラップで、この不思議な構造物があると、どういう原理か知りませんがナラを枯らせる最大の原因となる寄生虫がここに落ちて、落ちて、落ちて、また落ちて、30回それをくりかえしたあげく、最終的に一番下のエタノールを貯めた壺にぼちゃん、で昇天…というカラクリだそうです。

 んなアホな、と思いますが、ところがこれがかなりの効果を発揮し、開始以来、数万匹だか、さらにヒトケタ上だったかの数の害虫を捕殺できたのだそうです。

 金沢の兼六園で有名な、松の木のコモ巻きみたいな原理なのかしら…

 こういう智恵ってほんまにすごいと思います。(@_@;)

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コメント

 2回目の京都紅葉レポートありがとうございます。11月の終わり以降は冷え込みがあったので綺麗に紅葉したと思われましたが、TOMさんの理想の状態にはならなかったのですね。デジカメマジックがあるんですね。私は新聞社他のHPの紅葉情報の写真を見て行き先を決めるのですが、あてにしてはいけませんね。私は以前は錦絵の紅葉が好みだったのですが、最近は真っ赤な紅葉が見たくなりました。12月が良いということなので、来年は12月にしようかと考えております。来年は異常気象でないことを祈ります。それにしても、1986年頃の京都の紅葉は11月中旬がピークだったと記憶しておりますが、かなり遅くなりましたね。

投稿: 雪月花 | 2011.12.15 12:47

雪月花さん、二度目まして!よくぞお越し下さいました。

私ももちろん一般的なマスコミ情報も見ることは見るのですが、大手情報筋はどうしても旅行会社や地元観光業者などの絡みもあるので、口が裂けても「今年はダメでした」とは言えませんから…

むしろ同じ目線のブロガーさんのレポートで、実際に訪れられた日付を参考に予測を立て、場合によっては直接コメントしてお訊ねしています。
そういう意味でも、右の柱に《お世話になってます〜!》と銘打って四番目にリンクを貼らせて戴いている『京都を歩くアルバム』のブロガーさんはすばらしいですよ。
なんせジモティで、しかも京都の情報を365日、発信されてますので。

美しどころのご紹介もなさいますが、ちゃんとホンネも語られるので私は100%信頼しております。

≫ 1986年頃の京都の紅葉は

その頃に観た、光悦寺の鮮紅色に染まる楓のトンネルが今も忘れられなくて、あの色をずっと追いかけている仕末です。
二度とお目に掛かってないんですが───(;´д`;)

赤色の景色がこんなにも貴重だなんて、今年は思い知りました。
近々、紅葉ネタではないですがニッチな『ぶら旅』記事を少し増やします。
ここでも告知しますからまたお越し下さい。

投稿: よろづ屋TOM | 2011.12.15 13:25

お久しぶりです。

さすがの京都熱中人間さんも、いや、だからこそ、残念だったんでしょうね。しかし、天変地異、気候の異常を、植物はそのままきっちり受けとめるということでもありますね。

吉田山のペットボトル作戦には驚きました。へえええええです。誰が考えたんでしょ?

私はまたもや紅葉見物にも行けずでしたが、いつもTOMさんの記事で自分も行ったかのように感じさせてもらっておおきに!です。

投稿: 猫式部 | 2011.12.17 10:22

お久でございます。
慣れない仕事に悪戦苦闘している間に、師走になりました。( ̄○ ̄;)
東京も年々紅葉が微妙になってきています。
特に今年は…

紅玉を見るとオッパを思い出します。

投稿: くらりん | 2011.12.18 21:26

猫式部さん、毎度です!
植物は正直ですねえ。ちうか実にゴーイングマイウェイです。
ウチの連中も、ほったらかしであろうが構い過ぎだろうが、自分の生きる規格に合わない場合はさっさと天に召されて…いや、大地に返りますねえ。

逆にいえば、人間が勝手に大地から持ってきてしまったことで彼らは彼らなりに自由を求めて去っていくのかも知れません。
植物にはいろいろ教えられますねえ。

投稿: よろづ屋TOM | 2011.12.19 02:47

まあ〜〜!くらりん!ヽ(´∀`*)ノ カキコしてくれてうれしいなあ。
仕事も人間関係もいろいろしんどいね。
でも私も最近では、これは天から命じられた修行だと思うようになりました。
きっと今の辛抱も将来、なにかの役に立つんですよ。
そう思ってお互いがんばりましょーね♪
よかったらまたメールもくださいね。

投稿: よろづ屋TOM | 2011.12.19 02:49

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