iPhone用・予備充電器を¥200で作ったった。
11月に手に入った“新しいオモチャ”iPhone4Sですが、いろいろ遊んでたら…いや、使ってたら、なるほど、ウワサに違わず、バッテリーの減りはかなりのものですね。
先日、京都へ出掛けた時に、実際の電池消耗度はどんなもんか…と、実用も兼ねていろいろ実験しました。
特に、この前の記事…刀削麺の『長江辺』に行くのに大活躍したんですよ。
あの辺りは方向音痴のバイブル『歩く地図の本』の真空地帯で、詳しい地図が手元になかった。これまではいつも事前にGoogleなりYahooなりでマップを出力して持参してたんです。
今回まさに『マップ』というアプリを使ったのですが、GPS機能を応用した現在位置表示機能には感動しましたね。まるで大昔のスパイ映画か(初代のルパン三世にも出てきました)『発信器』をつけられた標的を確認するのに、地図上に光点が表示され、それが相手の動きに合わせて道をついていくあのまんまの光景。
ヽ(´∀`*)ノ もぉめっちゃはしゃいでしまいますね。こぉいうの。
まあカーナビがそのまんまなんですが、車に乗らない私は実際にちゃんと見たことがなかったし。ましてそれが手の中にすっぽり収まるんです。ガジェット好きにはたまらんです。
オモロうてオモロうて、点けっぱなしで100%頼ってしまった。
しかしその結果、電池は見る見る消耗。( ̄ロ ̄lll) さすがです。明るい画面で点けっぱなしですものね。
朝8時に満タンだった残量は、日暮れ時の17時で20%を切り、もしやと持参していた従来の携帯用非常バッテリーを試してみたらなんとか31%まで生き返ったものの、そこで打ち止め。
かろうじて12%で帰宅まで間に合いましたが、こらあかん…と思いましたね。
でもiPhone、ブラックボックスちうか、バッテリーは組み込まれたものしかどうしようもないらしい、ってことで、サブバッテリー…いや、携帯式充電器?を持参するしか仕方がない。
(。-`ω´-) オサレなジョブズはこの辺、どう考えてたんでしょうなあ。
ところがこの携帯式充電器、お値段はというと意外に高い。
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とか、
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いろいろあるもんですねえ。
しかし、一番安心できそうなのはやっぱり充電池の老舗、サンヨーのエネループを活用したヤツでしょう。
けど、私は思いました。
ええと。でも、(-_-;) 要するに電池ボックスでしょ?作ったらええんとちゃうん。
1961年に生まれた私は、社会人になったと同時に、初代のウォークマン型カセットプレーヤによって、音楽を持ち歩くという音型に浸った世代です。
しかし当時のマシンは、単三3本も使う上に、連続プレイで二時間がイイトコで、スペア電池か、外部に電池ボックスを別に持つのが当たり前。
その電池もアルカリなんか使ってたらたちまち破産です。(;´д`;)
かといって、通常のマンガン電池やったら一週間でまるで機関銃ぶっぱなしたあとの薬莢だまりみたいな有様になって。
そこで私が愛用したのが、当時のサンヨー製ニッカド電池。まだリチウムも今のニッケル水素もありませんでしたからね。
電池ボックスなんていろんなのが日本橋の電気屋街へ行けば、電子部品に混じって¥100程度で手に入った。まあ、オサレではありませんよ。どっちかというと小学生の理科教材の延長線です。
しかし充電できるなら、その間はべつにカバンの中で『補給』してればいいわけです。…そういう発想なので、iPhone相手でも使う電池の電圧などがエネループで賄えるのならどーってことはない、と考えて。
クエスト発生。ヽ(`_´*) 部品を調達して、iPhone用電池ボックスを作ろう。
でも、USBのプラグはちょっとハードル高いな、と思いました。
四角いプラグの中を覗くと、単純なオーディオや家電のプラグと違って、白いプラスチックのベロやら、なんか用途不明のけったいな端子がウニョウニョ見えるし。
でも、100均ショップにいけば、電源用のUSBコードも売ってるやないですか。
あれならコードの方をチョチョ切れば、単純に+と-の電極が得られるでしょう。
そう考えて、ちょっと大きめの100均ショップちうかセンターへ行ったら…
Σ(l △ l *) なんと!
そのまんま、USB端子、それもメス側の端子が付いた、単三2個用の電池ボックスが売ってるではありませんか!!!!もちろん、¥100也。
いともたやすく、クエスト達成 ヽ(´_`*) ?
───なんでここでイラストかと言いますとね。
orz... 改造してゆくプロセスを撮影したデータを誤って消してしまったからです。
え、売ってるままで使えるなら改造する必要はないのでは?
そうなんですが、自作派だけでなく、市販のエネループ利用型の充電器を使われた方の記事を観ますと、どうも単三2本では電圧はともかく電流量にパワー不足が感じられるのだそうで。
ならば、この¥100電池ボックスをふたつ並列に繋げばいい。即、買いました。
なんせ加工しやすいプラスチックです。まあ、メイドin支那なんでしょう、合わせ目とかガタガタですが、当初考えてたよりはずっとスマート。
ましてふたつくっつけても、単三2本ごとにセパレートな電池ボックスです。
非常用程度なら通常2本持参していればいいし、長距離移動の際は4本入れていけばいい。
てことで、改造のプロセスは写真がないのですっ飛ばして。
なに、絵で描いてある通り、単に電極を3V〜3Vで並列になるようリード線をハンダ付けしただけ。
実は、これをやる前に手を滑らせて床に落としたんですよ。
電池が入ってたので重みも加わって、接着されてたはずのジャック部分を隠してあったフタがポロッと取れてしまいました。
でも偶然、そのおかげで判ったのですが、単純にUSBのメス端子がついているだけではなく、ささやかながらコンデンサーや抵抗などの電圧?電流?の安定化装置らしきものが組み込んであったんですねえ。
これで¥100ですよ。しつこいですけど。
電子部品って、ひとつひとつは10円とか7円とかですが、ちょっとしたものをこしらえようと考えたらすぐ100円、200円ってなるんですよ。
ちゃんとした回路にするには知識も計算も必要で、手間もかかりますしねえ。
逆に言えば、この“仕掛け”を知らずに単純に電池にUSBプラグをくっ付けてたらどうやったんやろか。
( ̄ロ ̄lll) 壊れはせんでも、まあ褒められた作り方では無かった、ちうことでしょうな。
完成状態。
ふたつのユニットをポリパテを使って接合。
ほんまに、“タダの電池ボックス”以外の何ものでもない。
が、これが実に役に立つのです。
さて、二度目の京都行きの時に同じような使い方をし、バッテリー残量17%になったところで新兵器を接続。
結果───。
たいしたもんです。50〜60%ほどまでは速度的に普通にUSBでの充電と変わりませんでした。
その後、途中から多少は“息が切れた”感はありますが、帰宅までカバンの中での3時間放置で80%まではしっかり充電できました。
ヽ(´∀`*)ノ 充分合格ですね!!
後日、自宅でも試してみましたが、ちゃんと100%まで充電しきりました。
エネループの実力もすごいといえますが、使えますね。
重さを無視するなら、エネループをウントコ持参していればかなり活動時間を伸ばせれる訳です。
コード別の電池ボックスだけなので、直付け式非常充電器と違って、多少は作業の邪魔になりにくい⋯なによりも、ただでさえ重たいiPhone、さらに重石を付けて作業なんて無理。
手首傷めます ( ̄ロ ̄lll) ヘタしたらiPhone本体の充電用端子を壊してしまいますしね。
もっとも、部品調達も工作も実際の装着・使用もあくまで自己責任でおねがいします。
そこんとこヨロシクです。m(_"_)m
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