2011年、神戸のクリスマスイブ点景。その2
しかし、異人館周辺がイブにここまでまっ暗とは思いませんでしたなあ。もっとなんかイルミネーションとかしてるのかと思ってました。
とはいえ、実に静かでした。
昔々を思い出しました。むかしむかし…NHKの朝ドラで取り上げられるまでは昼間でもおちついた瀟洒な住宅地だったんですよ。エラい昔ですな。
その頃はもちろんお土産屋もクレープ屋もありません。異人館といえども一般の方が住まうお家の方が多かったんですから。
逆に阪神大震災後に整備が進み、この公園もできたんですが、まあたしかにあれだけ年中観光客が押しかけてしまうようになると、住んでられませんわね…。
坂を下りて行くとき、iPhoneのマップを使って全然知らん道をチョイス。
そしたらこんなお店も。『くまの王様』とある。
なんとteddy bearの専門店!? んなん、東京とか神戸でないと絶対維持できない気がします。さすが神戸やなあ、と感心。
ほんまは入って話を聴いてみたかったけど、さすがに娘もいないし、時間的にもんな雰囲気でなし。他にお客さんがいてはるとか、いつか機会があれば店内も観てみたいなあ。
クマさんと言えば、こんな風景も。
なんか絵になるんですよねえ。通りすがりの喫茶店も。
ほかにもいろいろ見つけたんですよ。
なんか眠たいような優しいような不思議な音色で音楽が聴こえる。観れば、誰かが寒空にベンチで演奏をされてて…その楽器は!ノコギリでした。
ベンチはスイス料理専門店のもので、数人の方がサンタの赤い服装でクリスマスソングを演奏されてたのです。
しかしただでさえ寒いのに、ノコギリは冷たいっすよ!( ̄ロ ̄lll) 手ぇ、凍えるがな。
パッと写真撮ったけど、あわててたのと暗かったのでブレブレ。だから画像はありません。
で、私が聴き入ってると、店長さんとおぼしき人が「ワインありますよ〜」と差し招く。スイス料理店ですから、きっと温かいグリューワインだったんでしょう。
シナモンやクローブが効いてたんやろなあ。飲みたかったけど、先を急いでたので諦めました。
店内にはお客さんが結構居てはりましてね、ハテ、演奏は中まで聴こえてるのかなあ、なんで外でやってはるのかなあ…などと要らん事を悩んでしまった。
神戸は昔から世界各国の料理屋さんが集まってましてね。グルメどころかパスタやフォンドボーなんて言葉が通じなかった昔の昔からビストロもピッツェリアもバールもあった。
日本でもたった一軒しかないというお国料理の店も多々あるのです。
そーかと思たら、看板に隠れてますけど、左がキッチン兼お店本体のワーゲンバン、右が客席のテントという組合せで坂道の途中で営業されてた“屋台”もある。
この日、海風がなかなか冷たくて、ダウンを着込んだ店員さんもさすがに寒さをこらえながら品物ができるのを待っておられました。
イブだ、クリスマスだ、といっても働いてる人はほんまに偉いなあ。休日が少ないと文句いうてたらバチ当たりますね。───ほな、要らんか?と言われたら無限に欲しいけど。
そしてトアロードを降りてくると、やっぱりヒカリモノ大好きな私はこの季節、寄らずにいられない。
私の大好きなガラス工芸専門店の『トアデコ』。ここはいちおう、お店にも入って何かピピッと来そうなものを物色。
ちうてもんな高級なのは手が出ないので、まあ、そこそこのを。ヽ(´∀`*)
最後に───
なんか外国製のライティングモデルみたいですが、ほんまもんの建物です。これはトアロードではなく、ちょっと生田筋の方へずれますが、神戸では…いや、近畿では知らない人の居ない本格的コーヒー専門店の元祖、『にしむら珈琲』本店。
こことかのコーヒーのトリコになったら、すんませんけど大量消費型のチェーン店のなんかとてもやないけど飲んでられません。
というか、時間ツブシのためにコーヒーを飲むのではなく、まさに喫茶、茶やコーヒーを愉しむために時間を費やす…そういう目的でないともったいない。
レトロちっくな店内もなんとも粋です。いずれまたカメラもちこんでみたいと思います。
ああ、神戸、ラブ。ヽ(´ω`*)ノ 今回はコレにて。
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