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2011.11.15

映画けいおん!〜期待がふくらむだけにビクビクオドオド。

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 はい、ブツクサなひとり『けいおん!!』談義の続きです。
 けいおん!を制作した京都アニメーションというプロダクションに関しては、いまや劇場版だろうがテレビで続編つくろうが、かなり安心して観てられるのも事実。

 逆に、他のプロダクションなら「うわ〜、絶対クォリティ落ちる、もうやめてけれ」と手を合わせ懇願するような企画でも、京都アニメーションならむしろ何かとんでもない『良性裏切り』と『快適どんでん返し』で、我らウルサ型ファンの煩悩レセプターでさえ夢色一杯のセロトニンで思いっきり充たしてくれるだろう♪という期待さえ持ててしまう。

 とはいえ───
 

 ほんでもって▲これがこの夏に流されてた予告編の短い方。あいかわらず唯(ゆい)は唯のまんまなのがホッとさせられます。この安定感!

 かつて『けいおん!』の続編として『けいおん!!』が作られると知った時、やはり不安で“『けいおん!』ついにfigmaに登場!!(≧∀≦)9”実は私、前のに惚れ込みすぎたせいか、ウツクシイおもひでが壊れないかと、少し怖い気持ちがないではないんですが…なんて書いてます。

 しかし、先に書いたように“良性裏切り”と“快適どんでん返し”で第一シーズン以上の感動と満足度を与えてくれて、作品は終了しました。

 ( ̄ム ̄lll) アニメ『けいおん』を全くご存じない方には単なる熱病的ブームにしか思えないでしょうけど…

 毎シーズンごとに京都アニメーションが次々と生み出してゆく作品群。
 私見ではありますが、それらがいま到達しているクォリティは、その安定感においておそらく世界アニメ史上もっとも高く、そのぶん観客側からの信頼度も高いんだと思います。

 繊細な中に凄みすら感じる動演(筆者の造語:動画による演技力のこと)や、最高級の利尻昆布と特級の鰹節の一番出しを贅沢に使って作った、ごくごく薄味なのにコクのあるおつゆのような味わい深い脚本。

 実は私、東映動画=ジャンプ全盛時代に絶望して90年代〜2000年代前半はずっとアニメから遠ざかってたんですが、作品が登場しはじめてすぐに“京アニ”の作品なら…とアニメ通の間ではその高いクォリティ評価は知らない者がいなかったそうです。
 だからそんな事知らずに『ハルヒ』『クラナド』を観たときは腰が抜けそうになり、10ウン年のブランクなどぶっとんで、こうしてまたアニメの素晴らしさに釘付けになる生活が戻りましたから。

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 ▲『CLANNAD After Story』より。ごらんになった方はこのカットだけで胸が苦しくなるんですよね。ううう。  
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 ▲こっちが『涼宮ハルヒの憂鬱』。こちらは新作の度に壮大なる実験をやってる作品ですね。

 さらにはこの前おおいに雑文にさせていただいた『日常』みたいにチカラいっぱいぶっとんだ作品でさえ、指先一本の演技や髪の毛の揺らぎなど、どんな小さな事もおろそかにしない。

 そうして培われた技術や創造性はもちろんのことですが、同時にリスクを気にせず常に新しいスタイルや演出法へ飽くなき挑戦をし続ける…という姿勢は、今では宮崎 駿氏ひとりに頼りきってしまって、いまや閉塞感すらあるジブリとは対照的に思えてなりません。

 そういう意味では、『けいおん!』の映画化は誰が見ても“儲かる人気ネタ”であると同時に、繊細な作品の続編としてはリスクだらけ。
 だから今回も間違いなくテレビシリーズと変わらず、素敵な笑いとサワヤカな感動をくれるに違いないと思うのです。

 しかし気になるのは、映画館という場所はテレビとは全然違う鑑賞環境だ、ということ。
 実はまだ私、『涼宮ハルヒの消失』を観ていないんですよ。

 だけどレンタルなりセルなりで観たところで、劇場で観ていなければその効果の違いは解らないんですよね。
 映画館というのは、見ず知らずの他人と感情の揺れを共有する奇妙な場だからです。
 そしてそこで観るための劇場用作品というのは、基本的に個別鑑賞するテレビとは根本的に違う。───よく、劇場と家庭用テレビとを差別化する表現として『大スクリーン』『音空間』という“迫力”だけをアピールしますよね?

 でも自宅で壁一面を支配しそうなデカいハイビジョンテレビが今や50インチで20万ほどで手に入り、オモチャみたいな大きさなのに、いにしえの箪笥みたいなスピーカーと変わらぬ音質が出せる現代。
 だからスクリーンがどんだけデカいからといっても、しょせん100度あるかないかの人間の視野から考えたらそれほど差なんかないんですね。

 映画のブログまで書いてますが、(-_-;) じつはいまの筆者は映画館が苦手です。

 離れた席で誰かが食ってるハンバーガーやスルメはもちろん、エアコンの空気に乗って漂ってくる付けすぎたコロンの臭いさえ感知してしまう嗅覚過敏なのと、エエ歳こいて“若い人しか聴こえない”といわれる周波数の高い音もしっかり聴こえてしまう神経質さは、携帯の開け閉め音、ポップコーンを食う音、衣擦れの音さえ気になり出すと無視できなくなるからです。

 とはいえ、過去にも邦画はけっこう劇場で足を運んで観ているんですが、逆に邦画って、作品内容に対してスクリーンの大小が影響した事ってほとんどないように思えるんですよ。
 だから劇場で観た作品を再度テレビで観た時も、それほどガッカリしないですわね。意外なほどすんなり馴染めてしまう。

 まあ、私自身がテレビ映画世代だからかも知れませんが。
 ただねえ、何メートルもある巨大な唯の顔って、どうなんかなあ。うーん。
 むしろいつでも観られる作品として、早く皿で手に入れて手元に置きたいんですけど。
 あっ、いかんな。私、かなり映画館離れが進んでるなあ。(;´д`;)

 さて、▲公式サイトのトレーラーページでも見られる、90秒予告編。
 なぜか元はFLASHを使ってて、それをどちらさんかがYouTubeに加工してアップしてくれてるので、画質が良くありません。

 が、たった90秒なのに、たしかに『けいおん!』の世界がぎゅ〜っと詰まってます。
 放送が終わってだいぶ経つのに、一瞬で夢中で観ていた頃に戻りました。

 本当に京都アニメーションの作品はまさに“鑑賞する”というにふさわしい映像芸術作品。

 放送当時、リアルタイムで観ながら、また放送後にもいろんな方とTwitterでさんざん語り合いました。
 特に@genwatさんにはお世話になりました。記事を書くヒントもたんとたんと、戴きましたよ。

 しかし分析するという硬質さよりも、本当に美味しい上質な菓子や酒を味わうのに似て、口にする前、頬張ってから、さらに後味、そして記憶の反芻…という風に、本当にじっくりと味わえて愉しめるのが『けいおん!』でした。

 いよいよ、ほんまに“卒業”する時が来たんですなあ。(ほんまに?)

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コメント

何気にうろちょろしてたら、こちらにおじゃましてしまいました。とりあえず、ごあいさつを。

投稿: かずちゃん | 2012.05.12 14:01

ヽ(´∀`*)ノ かずちゃんさん、いらっしゃいませ&はじめまして!
Twitter時代になってからっちうもん、ほんまに記事へのコメントが激減してしまったこのご時世、ごっつ嬉しいです。
ありがとうございます!
いっつもこんな調子でやってますんで、また来てやってくださいね♪

投稿: よろづ屋TOM | 2012.05.12 23:52

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