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2011.07.04

PENTAX-Q欲しい。ペンタックスはこんなにがんばってるのに。

Pentax_q_00

 これ、先日、発表になった新製品『PENTAX-Q』。
 Twitterでこの機種のことを知って、アイボリーの端麗な姿を観てまず思ったのは

 ε=(´∀`*) ああ、綺麗なカメラやなあ

 おもわずため息してしまった。けど、その次の週やったかしら。『HOYA、PENTAXをリコーに譲渡決定』なんちうニュースを聞いたのは。

 PENTAX(ペンタックス)こと旭光学が、高級ガラス食器のメーカーやと思てたHOYAに吸収合併?されたのが数年前のこと……たしか私の二機目の愛機、『Z-1』が壊れてしまって、今の『K-m』を買ったばかりの頃やったはず。
 それからまだそんなに経ってないどころか、K-mの経験とレスポンスから大ヒット作『Kr』を世に送り出し、勢いを得てついにデジタルのブローニー版といえる『645D』そしてかつて私の最初の愛機だったハイエンドシリーズ『K2』の系譜とも言える『K10』『K7』そして今の『K5』が出たばかりやのに。

 今でこそどんな携帯電話にもデジカメが当たり前についてて、誰でもいつでもどこでも写真が撮れますけど、私が子供やった1970年頃はカメラは誰でも持ってるもんではなかったですよ。
 まあ、あっても一家に一台。それも大体、お父ちゃんの持ち物やし、それにしても一眼レフみたいに本格的なものは少なかった。

 たまぁ〜〜〜〜にエエトコのボンボンが生意気なカメラを持ってたりしましたが、それも当時コダックが出したばかりの単純なもので、今の感覚で言えばトイカメラに近い。

 それでも、カメラを持ってる、写真を撮るちうのはステータスやし、一枚一枚の写真にはなんらかの意味がありました。なんちうてもフィルムも現像代もそれを紙に焼き付けるにもいちいちおカネが要るんですから。しかもけして安くない。
 今みたいにアホなVサインで♪ぴろりろりん♪と撮ってみて「あ。いま目をつむってたからもう一枚」「ハイよ」なんて気軽に撮れない。
「アホ、フィルム高いねんぞ。今のでオッケーや」「ゑ〜〜〜Σ( ̄ロ ̄lll)」

 これで終わり。再撮はナシがデフォルト。

 そしてカメラという精密機械自体、大切な大切なものでした。
 もちろんね、誰でもどこでもいつでも写真が撮れるのはエエ事よ。裾野がウントコ拡がるわけです。

 裾野が拡がるっちうことはそれだけ優れたクリエイターが生まれてくる可能性も大きくなる。
 日本のマンガ文化、アニメ文化がまさにそうですし、ブログやTwitterの大々的な普及のお蔭で一億総作家時代になって、そんな中からひとつまみの売れっ子が出て来るんですからそら全体的にグレードは上がるわけです。
 もちろん、写真家もそのはず。

 ただ、アマチュア作家の存在が希薄になることもたしかですわね。“どこにでもおるうちの一人”に成り下がってしまうちうか、俺が我が、と出てこない大人しいタイプの天才秀才は、目立ちたがり屋さんの及第点レベルの人に押しのけられて、埋もれてしまう可能性もあるわけですから。

 それはともかくも、売れんとどーしょーもない、てのが理屈なんでしょうな。

 PENTAX党なら間違いなくびっくりする製品が『PENTAX Q』の前にも一度でてるんですよね。
 それがこれ。▼

Img_249965_7549928_1

『オプティオi-10』ちう製品名なんですが、このデザインはある大ヒット商品のレプリカいうてもエエほどにそっくりさんなんです。

 昔の方はこれ。▼見た目はだいたい同じでしょう?

Pentax_auto110

 そう、私も持ってるんです。『PENTAX AUTO110(オートワンテン)』いいましてね。交換レンズと専用ストロボまで揃てます。
 ちっこいでしょ?フィルムは110という、35mmの1/4ほどしかない細いフィルムがカセットに納まった専用のものを使うんですが、もう今は売ってないに等しいし、哀しいかなこの子はもうシャッターも切れません。『K2』の次にサブカメラとして買ったものやったんですが。

 しかしそうして生まれてきた『OPTIO i-10』も、PENTAXのサイトを観ると、なんかすでに販売終了に片脚突っ込んでるっぽいのがこれまた哀しい。早すぎませんか????

ペンタックス デジタルカメラ OPTIO I−10 ブラック
by カエレバ

 まあスペックとか使い勝手を見ると、それなりにひっかかるもんがあるんで、もしかしたらそこから反省点を踏まえて今回の『Q』が誕生したのかもしれませんが…まあお値段も『i-10』のウン倍なのでそれは穿ちすぎでしょうけど。

 カメラというのは不思議なもので、壊れやすい精密機械でありながら、使う時は常に眼の延長線にあって、顔の真ん前に構えて、その機械の匂いとひんやりした感触を感じながらシャッターの落ちる衝撃を愉しむ所があるアクティブな器具。

 しかも今やデジタル化されたとはいえ、レンズもシャッターもあくまでもアナログ、からくり仕掛けなわけです。
 けれど原理は単純。光をレンズで中にある一定箇所に集めて、そこにあるもの(昔はフィルム、いまは受光素子)を感光させるだけなので、それを入れる胴体はプラスチックのオモチャみたいなのでも使えるし、逆に象牙や金やプラチナでも作れる。いや、逆に段ボールでも竹でも作れる。

 でも、それで撮すものは『時の一瞬』という、二度と訪れないかけがえのないものばかり。

 だから男はウイスキーなどの酒と同じく、カメラに浪漫を感じるし、感じていたいのですよ。

 がんばれ、PENTAX。あんたんとこは、エエモン作ってきたんや。親方がどこになろうとも、これからも惚れて惚れて、欲しいて欲しいて夢見そうなカメラを創り続けてくれ。

 すんません。余裕ができたら私も応援するから。(;´д`;)/ マジで欲しいわ…Q、アイボリーモデル。ああ、でもその前に15mmの広角レンズも…ううう。
 神よ!我に宝くじの当選運をさずけたまへ〜〜〜!ヽ(_"_)ノ

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