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2011.07.13

『乙嫁語り』3巻もう買った?今頃タイトルの意味が解ってきた私。

Otoyome3 

 待ちに待ってた『乙嫁語り(おとよめがたり)』3巻が手に入りました。
 もっちろん、三日はかけて読みましたよ。じっくりじっくり。せやかてもったいないですからね、さっさと読んでしまっては。
 それにこの作品に流れる悠久の時の流れ、無限に続くとも思える大いなる草原の風の匂いは、ゆ〜ったりと、の〜んびりと読まないと。

 てことで、この巻での主役は1、2巻のアミルさんではなく、学者のスミスさん。

 お話をご存じない方のためにざっくりと『乙嫁語り』を解説しますとね。

 時は19世紀後半の中央アジア。いわゆるシルクロードのただ中に位置する広い広い大草原の国。昔ながらの遊牧生活を営む人々と、遊牧をやめて街に定住するようになった人々の社会。
 12歳の少年の元へはるかな山を越えて嫁にやってきた20歳の美しい娘アミルを主人公として、その生活や風習などをベースに、彼女たちの心の交流を異国情緒豊かに描く静かな感動作です。

 ちなみにスミスさんとは、アミルが嫁入りした家(この時代この民族のご多分に漏れず12人の大家族)に居候している、好奇心丸出しのイギリス人の学者。
 私ら読者にもっとも近しい文明意識なので、いわば物語のカメラマンまたは狂言廻しの役柄やったんですが、二巻のラストではながらく世話になった大家族───エイホン家を出て次なる研究の目的地へ向かうところで終わります。

 そしてこの3巻では、そのスミスさんが主役であり、彼が新たに出逢う、これまた美しき未亡人・タラスが今回の『乙嫁』やったんですな。

 てことは、お話が続いて行くにつれ、いろんな『乙嫁』が登場するから『乙嫁語り』やったのか、とニブイ私はやっと気づいた次第です。
 まあとにかく見どころがなんぼでもある、素晴らしいお話でしてね。

 描かれる風習・風俗の描写の緻密さときたら、作者、森薫さんの大ヒット作『エマ』でも見事としかいいようがなかったのですが、中央アジアの遊牧民族なんて『世界ふしぎ発見』いや『ウルルン滞在記』をノーカットで観られたとしてもあそこまで解らんでしょうなあ。
 ページをめくる度にため息が出る、そこにある絵はまさに『ペン画』というアートの連続。

 一冊の本がまるごとペン画の画集。

 モノクロなのに、色を感じてしまうこの不思議さ。本に描かれたマンガなのに、読んでいると草原の風がどんなものなのか、空の色がどんなのか、ころがる石や砂にふりそそぐ陽射しのコントラストさえ原色で見えてくるから本当に不思議。

 なにがすごいって、今更ながらですが、作者の森薫さんの脳内には『手を抜く』という単語も発想もないんでしょうな。
 これはいわばオマケマンガ、普通の作家さんなら落描きレベルのはずのコマ。▼

Amiru

 ナニゲに見ると、1、2巻のヒロインであるアミルさんが微笑んでる同じカットが続く。
 しかしよぉ〜〜く観ると、この2コマはコピーではないのです。

 普通、こういうシーンだとイマドキはコピー使ったりしてわざと同じ絵を繰り返すことで、タイミングというか『間』を表現して笑いをさそいませんか?
 なのに森先生ときたら。パッと見は同じようでも、アクセサリーが全部微妙に動いてて、完全に別の絵であることが判るのです。おそろしやおそろしや。

 まあ、私は真逆の超ズボラで、楽するためなら多少の苦労はいとわないという矛盾したポリシーの人間なのでおおよそこういう方の根気にはただひたすら地面にめり込むほど頭をこすりつけます。

 まあ、絵を描くのがめんどくさいとか、描き込みがしんどいとか考える人やったらアミルさんやパリヤさんのあんな恐ろしいコスを描こうなんて考えませんわな。

 (-_-;) そういう意味では、アニメ化はかなり難しいかな…今のCG活用した日本の高度なアニメ技術でも。

 ありえないアニメ化ということでいえば、まず思いを馳せるのはCVすなわちキャラクター・ヴォイス。昔ならアミルさんはドジっ娘属性とかもある関係上、のとまみさんあたりが正統なんでしょうけど、なんとなく戸松遥ちゃんにハツラツ系の声でやってほしい気もしてます。

 ところでアミルさんの切れ長の眼にもひと目で惚れましたが、実は私は超元気系純情ツンデレ担当のパリヤさんがいっちゃん好きなんです。もぉかわゆーてかわゆーて。
 そして今回の3巻を読んでさらに確信を深めました。
『パリヤさんのCVは絶対にくぎみー以外考えられぬ!!』と。

Pariya

 ただね、アミルさんの旦那(ちうてもしっかりしてるとはいえ12歳の毛も生えてない年齢ですが)のカルルクくんは声変わりするまでは定番少年キャラ声優よりも、マジでこちらもくぎみーが少年声でやってほしい。

 そして『乙嫁語り』の魅力には、大家族ならではのジジババ、おっさんおばはんの存在がある。
 下品な親戚、乱暴な親戚、優しい親戚におせっかいな親戚。人間の基本は同じですな。

 アニメ化される時はこの辺のキャスティングに凝ってくれるプロデューサーであることを祈ります。
 4巻、いつ出るのかな。待ち遠しいな。


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