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2011.05.20

白百合、咲元。泡盛がこんなに多彩な酒とは!ハマりそう。

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 私は酒好きです。あ、言っときますが“酒呑み”ではないんでそこのトコはお間違いなく。
 画像は、昨年暮れに神戸元町で新しく見つけた、沖縄フードのお店でゲットした『うまいもん』……あ、ウチナーグチで言うところの『まーさん』なものズラリ。
 けっこう衝動的に買い込みましたけど、これがアナタ、なかなかにリーズナブルでしてね。

 まず左から『ワタガラス』。沖縄料理のお店に行けばよく見かけるメニューの一つに、『スクガラス』という、島豆腐に3センチほどの小さな魚がのっかったものがあります。
 その魚が『スク』で、どうやら『カラス』てのはいわゆる“塩辛”のことらしい。
 ───てことで、このワタガラスの正体は『カツオの内臓の塩辛』つまり本土で言うところの『酒盗(しゅとう)』の沖縄版。

 とかいいつつ実は私は酒盗を口にしたことがありませんので、比較はできません。
 しかし勇気を出して初めてこれを買って食べてみたわけです。
 いちおう、お店のママさんのアドバイスに従い冷や奴に載せてみて…すると、確かに一瞬、生臭い!と思った次の瞬間、ワッと驚くほど塩辛い───んですが、塩辛の常で、少しすると同じ塩味でも深い深い味わいが口中に拡がる。さすが沖縄の海の味。なんとも旨い塩なんですよ。

 次に口にしたときはもう生臭さなど感じず、驚いた事に香ばしい。もうすっかりハマりましたね。

 そしてその手前が『あんだーすー』つまり豚肉の脂味噌。これは沖縄料理ファンにはお定まりの酒のアテ。しかもこのあんだーすーは“あぐー”と呼ばれる沖縄のグルメ豚の肉を使ってるのだとか。
 ところが安いんですよ。メーカー物と言うよりも、那覇の公設市場の中にあるお店のプライベートブランドのものだとか。
 お土産などで売ってるものよりソフトで実に食べやすく、工場製でないので適度にムラがあるのでかえって食感がいい。

 その右が『とり皮』…なんと鶏の皮の唐揚げスナック。
 こうしたものはもちろん大阪のスーパーでもありますが、たいてい油ギッシュで開封後はすぐ食べないとギトギトになってしまうものですが、これほど軽くていつまでもカラリとしてるのは初めて。
 塩味はあっさりめですがコクがある。もちろんそのままスナック感覚でもいいし、手で砕いてラーメンなどにトッピングするのも美味しかった。

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 これがそのお店、『琉風(りゅうふう)』。

 とにかく沖縄フードに惚れ込んでる私にとって、こういう“物産展”系のアンテナショップには眼がないんですよね。
 しかしせやからっちゅーて、どんなとこでもエエ訳ではありません。
 店内の商品に、店長さんのこだわりといいますか、商品一つひとつに愛情が籠もってないと、絶対にこちらには響いてこない。
 まして私はじきにネホリーナハホリーナでいろいろ訊ねまくるので、いい加減とまではいかなくても事務的な仕入れの仕方ではすぐに底が割れてしまうのですよ。

 その点、こちらの店長さんは実にすばらしい。
 ちょっとしたスナック菓子みたいなものから、島の魂というべき泡盛に至るまで、まあほんまに研究熱心な方で。
 さきのワタガラスにしても、「クリームチーズと和えてカナッペにしても美味しい」という情報もいただきまして、試してみたら♪まあ♪まあ♪なんとエキゾチックな!まるでおフランスあたりのプチげてもの系オードブルみたい。

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 店先から私をいざなった商品の数々。ちゃんと写ってないですが、右手にはあの『琉神マブヤー』のパッケージのうちなーなスナック菓子もあったりする。
 また店の左手には冷蔵庫が置かれ、うちなーな野菜も置かれてる。
 なに?うちなーな野菜がわからん?
『島らっきょう』『島にんじん』『青パパイヤ』『たうむ(田芋)』などなどね。そらゴーヤーもありますけど、こんだけポピュラーになってもたら意識から除外でしょう。
 むしろ私は『なーべらー』推進派でもあるんで、そっちのほうが季節外に売ってれば衝動買いすることでしょう。

 なに、『なーべらー』では判らんとな?詳しくはこちら『みなさん、ヘチマはお好き?』をご覧じろ。



 しかし私がこの店に惚れ込んだのはここが理由ではありません。
 今回は遠慮して店内の写真は撮らなかったんですが、次回はぜひお願いして撮影させて頂こう。

 さて、最後に今回入手した二本の泡盛のことをお話しておかんとあきませんな。

 酒好きですが酒呑みではない、ついでにボンビーなので高い酒は縁がない…ので、正直に予算を話して、さらに変わり種を紹介していただいたなかの二種類がこれ。
 なるほど、確かにオモロイ泡盛でした。
 左の『咲元(さきもと)』は泡盛なのにどこかスモーキー。フロストボトルに入ってるので、さては¥3,000クラスのかと思えば、なんと¥700前後というビックリ価格。でもとげとげしさはなく、古酒(くーす)並のまろやかさも。度数は30度なので飲みやすい。

 驚いたのは右の『白百合(しらゆり)』。
 見事なほどに泡盛らしいラベル、透明の瓶。ママさんのオススメ言葉は「麹の種類だと思いますが…ちょっとカビ臭いんですよ。それが好きでこの泡盛が入荷するのを心待ちにされるお客さんも多いんです」
 さあそして実際に口にしてみると、ほんまにプッとカビの香り。
 といってもイヤなレベルではなく、開けたてのカマンベール寄りの青カビの香り。味としてはやはりマイルドで、これまた¥700前後なのでこれもビックリ。

 訊ねてみれば、そんな風に個性的な泡盛がまだまだいっぱいあるそうで。

 次回はお願いして酒の棚も撮影を許可していただくつもりですが、なんせそんな調子で泡盛がズラリ、そして珍しいことに沖縄の清酒も扱っておられる。
 え。沖縄で清酒が珍しいのか、ですと?
 そらね、なんちうても温度ですよ。日本酒って寒いときに仕込みとかしはるの、ご覧になったことあるでしょう。まだ真冬の寒い寒い朝、反対に湯気がもうもうと立ちこめる蔵の中で麹を微妙な手加減でひろげたご飯にちらしてゆく光景とか。
 もちろん、麹の発酵には人肌くらいの温度が必要なのは“偉大なる実験”でもよく解ってはいるつもりなんですが。

 けど、保存という意味では、やはり日本酒は『冷暗所』なイメージ。そういう意味で年中ぬくい沖縄が清酒の産地になるなんて考えもしませんでした。
 いずれ試してみたいもんです、沖縄の清酒。

 酒は時、酒は血、酒は浪漫です。ヽ(´∀`*) ちうことで、「あっり、かんぱい!」

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コメント

酒は「深い」ですよね~♫
泡盛の話は嬉しいです、個人的には「豆腐よう」も取り上げて欲しいですがアレは「高い」のがたまに傷、、
近所の酒屋に「泡盛」が数種類置いてるので泡盛は比較的楽に取り寄せられますが食材は物産展とかが無いと苦労します、近所にあるのは羨ましいですなあ、、
(「咲元」は良さそうなので今度取り寄せてみましょうか、)


投稿: ざんぶろんぞ | 2011.05.21 00:04

お酒は呑めないので、スルーしますが。。。(笑)
沖縄料理のお店に行くと、ナーベラーンブシ、もずくの天ぷら、フーチバジューシー(雑炊バージョンも、炊き込みバージョンも好き)の3品は、メニューにあれば必ず頼みます。
美味しい食べ物と、美味しい飲み物とおきなわんな音楽が流れてればいいさぁ~。

投稿: ※愛守※ | 2011.05.21 00:24

*ざんぶろんぞさん、お久しぶりっす!
そーなんですよ、酒はほんまに素晴らしい。豆腐餻も次回とりあげますよ♪私も大好きです。
それも買い込んで何年か冷蔵庫で眠らせて、液体がほとんどなくなったくらいに開封するのが常でございます。
『咲元』オススメです。たしかに食材、とくに生鮮系はねえ。大阪には大正区というメッカがあるんですが、まだ遠征には至ってません。いずれレポートしたいもんです。
 
*愛守さん、毎度&おひさです!
昔はギャル共に日本酒も「臭い」とか言われてたことを思うと、焼酎のウンチクさえ語るネーちゃんが居る今って、企業&マスゴミの努力の結果なんですかねえ。しかしさすがに泡盛を語る人はマジなマニアのみっちうのが嬉しい。
最後の聖地であって欲しいもんですわ。
とはいえ、うちなー料理。また行けるようになりたいなあ〜〜〜。

投稿: よろづ屋TOM | 2011.05.23 02:10

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