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2011.01.28

ほんまのビールを初めて飲んだ、そんな気分。

Chimay101230

 ああ、憧れのベルギービール。こんなに、こんなに旨かったのか。というか、これが本当のビールというモノやったんか。だとしたら、私はこの時“生まれて初めてビールを飲んだ”と思た。今までのはなんやったん???

 
 じつは飲んだのは昨年の暮れ、これらを買ってきた12月30日と、元日に───。
 (;´д`;)すんません、ウソです。まだ片方しか飲んでません。黄ラベルがあまりにもウマかったんで、青ラベルはまだ大切に置いてるんです。

 なかなか時間を取れないため、時間が摂れる時に何本か記事を書き溜めてタイマーでアップする方法を採用してるんで、少々鮮度が落ちますがお許し願います。
 “今更”ついでなネタではあるんですが、おりしも、ひさびさに『もやしもん』を通勤の帰りに一週間ほど掛けて7、8、9巻と連続して読んだんです。7と8は読み返し、9は新たに。
 行きはできるだけ寝るようにしてるので、読めるのは帰りだけ。それも今の勤め先は通勤時間が短いので、実質半時間あるかないか。
 コミック一冊、半時間もかからんでしょう、とおっしゃる向きもあるでしょうが、私はけっこうじっくり読んで行くので、ネームの多い『もやしもん』の場合はけっこう時間がかかるのです。


 読まれた方ならお分かりでしょう。『もやしもん』8巻はまるまるビールのお話。
 もともと『もやしもん』を読むと発酵食品が食べたくなる、飲みたくなる、作ってみたくなるんですよね。池波正太郎先生の作品を読むとやたらとシンプルで美しい日本食が食べたくなる、あのノリです。

 昨年暮れの忘年会は、社の近くのベルギービール&ベルギー料理の店だったにもかかわらず、やはり宴会暴走モード、それも飲み放題チョイスでは、普通小売りで一本¥600近いベルギービールが飲み放題なんかになるはずもないと思てましたが、やっぱり期待してた銘柄は無理でした。
 てか飲み放題にあったベルギービールらしきのはたった一種類。

 そんなこんなで欲求不満てのもありましたんで、元町の輸入食料品店『KALDI(カルディ)』で写真の『シメイ』を見つけた時は「二本で千円ちょい。分量では660ミリリットル。安売りのワイン一本を買うのと変わらんのなら、初体験のビール二種類が試せるならええんとちゃうん」と自分に言い訳してレジへ。

 それはともかく。

 (つ▽`);; う。旨い。なにこれ、苦み、香り、甘み、コク、また香り、うま味、深い、深い。

 普段飲んでる発泡酒はもちろん、上位と言われるモルツやエビスなんか足もとにも及ばない…てのは、国産ビールは料理食べて飲むと料理に引きずられるんですよ。
 ところがこのシメイ、ひとくち含んだ瞬間に料理が見事にキャンセルされる。すぐにシメイの味と香りだけが口中を占める。でも料理を食べるとシメイは消え、また料理の味そのものを楽しめる。

 魔法?( ̄_ ̄*) こんな不思議な体験は初めて。

 シメイだけ飲むとこんなにも主張し、とてつもない存在感を示すのに。
 料理を食べると嘘みたいに、まるで一度水か何かで口をすすいだかのようにシメイの痕跡がナリを潜める。───いや、むしろシメイを飲んだ事で料理の味がぐっと浮き彫りになる感じ。

 もぉ、惚れ込みましたね。ノ(´∀`*)

 ギネススタウトも大好きなんですが、あれはどうしても食べるモノを選びますな。
 それに黒ビールはやはりピルスナータイプとは別物なので比べるものではないし。

 値段的にはささやかな贅沢。しかも酵母が生きたまま封じられてるんで、長く保存しているとワインのように味が変化して行くらしい。まあ、そんなになるまで辛抱できるかどうか自信ない…いや、今もそうですが、逆に次のストックが手に入るまではもったいなくて飲めないか?けど、いずれそうした長期保存版も試してみたいもんです。



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コメント

ベルギーだったかどーか忘れてしまいましたが、デュベルとゆービールは美味しかったです。
アルコール度数が高いのであまり飲めませんが、すごいクリーミーな泡・口当たりの良さにおどろいた覚えがあります

もっと飲めるようになりたいなー

投稿: もこねえ | 2011.01.30 04:33

こんにちは!

そのビールは未体験ですが、TOMさんのお話を読むと、この間のドーナッツ同様、また食指(飲指?)が動きますね。

個性がちゃんとあるのに、お料理と一緒だとその存在感が消えるとは! まるで“忍者ビール”ですね。以前、国内産手作り少量生産的なその手のビールを飲んだけれど、それだけなら美味しいのに、お料理と一緒になるとまるでダメでした。だから、興味シンシン。

投稿: 猫式部 | 2011.01.30 14:12

うわぁ〜♪実はTOMさんのグルメネタって大好きなんです♪
実際に自分で食べるよりもTOMさんの記事を読むほうが「美味しい」です。
私は味覚は鈍いほうなので、細やかな味覚や香りの区別がつかないんですよねorz
お腹空いてたら、何でも一列に美味しい♪になっちゃう(^-^;
だから「料理にひきずられる」とか「料理が見事にキャンセルされる」とか
それって一体どんな感じなんだろう?全く想像つきません。
とにかく美味しそうでいつもヨダレ垂らしながら読んでます♪
今日もごちそうさまでした(^人^)

投稿: ビタミン店長 | 2011.01.30 16:07

*もこねえさん、毎度です!
デュベル、かなり有名らしいんですが、私もこれが初体験みたいなものなのでいずれ試したい。
なんといいますか、日本のビールはがぶ飲みを想定して造られてるとしたら、ベルギーのそれはもっとひとくちの味わいと余韻を大切にしてる気がしましたね。


*猫式部さん、まいどです!
いや、これはマジでゆーっくり、そして色々と代わる代わる楽しみたい酒ですね。
他のベルギービールも料理に対してそんなマジックが使えるのかどうかも徐々に試してみたいもんです。
そう、たしかに日本のビールにはできない芸当かと。


*店長さん、褒めすぎ♪(´。`)
でも喜んでもらえる読み物ネタを提供できて嬉しい限りです。
わたしもワインとか日本酒の利き酒とかダメですよ。さっぱり違いが分かりません。でもかの開高健大先生いわく、高級ワインばっかり飲んでるヤツより、安ワインばっかり飲んでるヤツの方がほんとにウマいワインをかぎ分ける、と書いておられました。
ビンボ人はビンボ人らしい“旨いモンネタ”を極めたいもんです。

投稿: よろづ屋TOM | 2011.01.30 18:38

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