紅くなりきれなかった今年の楓たち。
これ、モミジで有名な永観堂ですが、この色づきもいまいち。これでもうマックスなのに、全然赤みが足らんのです。総括すると、結局今年の紅葉は…いや、今年の紅葉も、ワタシ的にはかなり不満な色でしたねえ。
毎年理想として脳裏にイメージを描いて出かけるのは、染み入るような鮮紅色、それが上も下も視界を遮ってる“まっかっか”な世界の中心に身を置いて、心の芯から染まりたいんですが、結局この数年というもの『錦』つまり緑、黄色、赤…のダンダラ状態にしか出逢っていない。
去年までは、時期的に早く訪れてしまった為だと思ってたんですが、どうやら違う。
-------------▲▲GoogleAdsense広告▲▲-------------今年は10、11、12と三回に分けて二週置きくらいに京都のよく知ってるポイントを押さえたんですが、どこもいつもと…というか、前に訪れて感動したものとは違う品種の楓と総替えに植え替えられたんとちゃうか、と訝しむほどに色も葉の繁り方も違った印象でしたね。
わが家に何種類かある楓も、どれも例年とは全く違った色づきよう。
良くてオレンジ色、そうでなければ茶色く“枯れて”今年を終えました。
それを見てやっと分かった。
時期が早いのではなく、この数年というもの、近畿、そして京都の楓にとっては“紅くなれる条件が揃わなかった”んですな。
気象庁が発表する、毎日や週間の天気予報はもちろん、寒暖の長期予想は、いまさらやゆする気も起こらないほど外れるのは毎度の事ではあるけど、「今年の紅葉は期待できる」てのがこうまで見事に滑るとは思いませんでしたね。なんせ私も同じ根拠のもとに予想し期待をしていたからです。
葉の中に生成される“紅い色のもと”は、ほとんどの場合オレンジ色どまりやったんでしょうなあ。
結局、人間が小賢しく自然の仕組みを理解したつもりでいても、所詮は上っ面しか見えてないんでしょうね。
実はね、色づく仕組みはぼんやり解ってても、楓や銀杏などの落葉樹がなんのために色づくのか、は皆目解ってないんですと。
ふむ、なるほど、と思われたら▼▼ブチブチッとクリックお願いします。
| 固定リンク
「◆『ぶら旅』更新のお知らせ」カテゴリの記事
- ヽ(´∀`*)ノ比叡山!ひっさしぶりに『京都ぶら旅』更新♪(2014.11.10)
- 大船鉾(おおふねほこ)見てきた。ヽ(´∀`*)ノ(2014.07.22)
- そや、京都、行っとかんと。今は比叡山がよろしおっせ。(2012.11.13)
- 【ぶら旅】ぼちぼち更新していかんと…という事でまず第一弾は『あさひ坂』。(2012.09.16)
- 刀削麺(とうしょうめん)食べに行きました。京都・元田中『長江辺(ちょうこうへん)』(2011.12.20)
「◆ブツクサつれづれ。」カテゴリの記事
- 2021年の12月娘のテーマは《待ち合わせ》。 (2021.12.01)
- やっぱり秋は《真っ赤っかに浸る光景》が観たくて。 (2021.11.01)
- 10月。うまいんだなっ、コレが♪(2021.10.01)
- 九月娘のテーマは『せつな〜い光に充ちた夕暮れ刻』。(2021.09.01)
- 暑中お見舞い申し上げます。ヘイ、尻♪…でもトテモ苦労しました。(2021.08.01)
コメント
TOMさん こんにちは♪
結局夏の猛暑で桜の葉が早々と落葉してしまったのと同じで、楓も落ちたと思います。
数少なく残った葉っぱが黄葉したんだと。その頃は気温も戻って「今年の紅葉は8年ぶりの美しさ」なんてNHK全国放送して・・・観光客引っ張って。
桜の黄葉もさっぱりだったし、紅葉は葉っぱが少なかったしで淋しい秋景色でした。
光悦寺など鷹ヶ峰の紅葉も他のブログで見ましたが酷かったですね。それでも「綺麗」って表現されていて。┐(´д`)┌ヤレヤレ よっぽど昔の方が綺麗でした。
投稿: りせ | 2011.01.03 15:02
りせさん、さすがにお怒りのようで…
ホントに綺麗な京都、を知ってる我々は「テレビはこんなテキトーなことゆーてますけどな、本気の時はこんなもんとちゃいますねんで」てのを正直に書いて、「せやからまたお越しやす」でもええのではないですかね。
本気の京都を知らんままで「京都なんて、たいしたこたぁなかったねえ(関東弁)」なんて言われたくありませんしね。
投稿: よろづ屋TOM | 2011.01.10 18:50