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2010.07.20

ひさびさに『文庫本』を買うた。その三。

Hon_wo_kau_shiba
 
 えー。ひつこく三回もに分けて伸ばしておりますが。(;´д`A
 やっぱり、どーせ読むんやったら私にとっては司馬遼太郎先生がいっちゃんオモロイ、素晴らしい!てことなんですけどね。
 

 特に『余話として』。
 これ、いわゆるエッセー集って触れ込みなんですが、なんのなんの、どれもこれもしっかり『歴史短編小説』やったりする。
 
 しかもあとがきには『要するに、これらは無駄ばなしなのである。酒の座で、とくに親しい友人にだけ話してしまえばそれでおしまいといったような感じのもので、それだけではないかというためらいが胸中を離れない』───などと、ドえらい謙遜をされてたりするんですな。
 
 いや、この大先生にしてみれば、ほんまにこの本の中身と同じレベルの話を、ふつーに居酒屋で“小ネタ”として披露されるんでしょうなあ。
 なんとも知的で美味しい小ネタではありませんか。
 
 本来なら、こちとらは先生の酒席に列席どころか、かつての大名に対するヒラ侍、いや、領地の農民のように、何段も何段も下の下の、そのまた下の庭先の、遠くの方で平伏して漏れ聞こえる話を聴かせてもらえば生涯の幸い…みたいなノリな知的身分なわけで、そういう意味ではその話を本という形で同列に拝聴できるだけでも、これは幸運。


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 さて、この本がニクいところは、見出しだけ観てもなんら歴史的有名人に絡んでそうな話が見あたらないこと。
 それっぽいといえば『千葉の灸』『有馬藤太のこと』あたりでしょうかね。
 その『千葉の灸』に関しても、冒頭、小田切なにがしの話がずっと続く。ジョーとちゃいますよ。
 
 もちろん、司馬先生の筆致なので、一体誰やねん、この人?みたいな人物でも、数行読んだだけでいつのまにか引き込まれてしまうんですが、そのうちにこの話がトンでもないところへ跳ぶ。それも、思わず「ゑゑゑえええええ!」というような人物が絡んでくる。
 
 それもこれも、ご自身の足で、ご自身の目で、とにかく探す、探す、調べる、調べる、徹底した実地検証主義の先生ならではの、意外な調査結果とでも言いますか。
 不思議な縁(えにし)とはこういうことを言うんやろなあ…と、本を読みながら思わず感心してしまうのです。───え?どんな縁か、て?
 
 今、話題の人物の関係者で、今回のドラマ化によって人気が急速浮上したある女性のその後が、ものすごく意外な事で判った、というものです。
 ぜひ実際に読んでビックリしてください。ドラマがかなりテキトーなフィクションで無茶苦茶やってることがよぉわかります。
 
 
 そして、『幕末』。こっちは、以前から温めてる小説の資料になるかと求めたもの。
 もちろん今までもいろんな作家さんの幕末ネタを集めてるし読んでるんですが、どうもどれも『風雲急を告げる』型の話ばかりで、ぬほりーんとあの激動の時代を生きた人の話がめったにない。
 その点、司馬先生には『大坂侍』みたいな作品もあるんで、今回もその手のを期待してのこと。
 あいにく、まだ始めの方しか読んでないんですが、すでに空気感を味わっているところ。
 
 てなわけで、こちらの方は読後感でもなんでもなくて申し訳ないんですが。
 今回の記事は、以上にて。m(_"_)m


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◆ブツクサつれづれ。」カテゴリの記事

コメント

文庫本は良いですね♪
私は分厚い表紙のはほとんど買いません。
なんといっても軽くてカバンの隅っこにちょこんと入るのが良い。

気に入った本はいつも持ち歩いてて
時間のあるときに取り出して、ぱらっとめくって開いたところを読むんです。
気に入ったものを何度も繰り返し読むタイプです。
本を手にとって、ページをめくらないと
やっぱり読んだ気にならないです。

司馬先生はね
私はなかなか手が出ないんです。
なんか難しい。読みにくい感じかなぁ

投稿: ビタミン店長 | 2010.07.26 00:13

店長さん、毎度です!
あら、司馬作品は苦手ですか。
私はいわゆる現代小説が壊滅です。直木も芥川も無縁。

純文学もですが、宮沢賢治もあきませんでした。
ちょっとだけがんばってみましたが、すぐ寝てしまう。
だから私、ヒトマエでは「読書が趣味です」と言えない…
(;´д`;)

投稿: よろづ屋TOM | 2010.07.27 01:05

ええぇ〜(゜O゜;)
芥川も宮澤賢治もものすご〜く平易な文章で、万人にわかる読みやすい作品やと思ってました!
私には司馬先生の言葉は、なんだか頭に入ってこない…
なんやら難しいなぁと思ってました。
それぞれの文章のリズム感が肌に合うか合わないかの違いなんですかね?

投稿: ビタミン店長 | 2010.07.28 23:45

おお、店長さん!
うん、読書も映画も、やっぱり周波数やと思います。
同じSFで同じ作家の作品でも翻訳者によって可否ありますし、大好きな時代小説でも読みやすい、読みにくいがある。
私の場合は司馬先生は水みたいに入って来ますが、藤沢周平氏はしんどい。
また、津本陽先生は昔のは好きですが最近のはしんどい。

で、宮沢賢治は難解です。2001年宇宙の旅の方がよほど理解できます。
そんなもんです。

投稿: よろづ屋TOM | 2010.07.29 00:17

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