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2010.03.23

今日は黒澤明監督の生誕百周年だそうで。

Akira_kurosawa 今日、なにげにググろうとしたら、怪しげなおっさんの絵が出てきてびっくりしました。
 
 モノクロで描いてなかったら、しばし「誰やねん、このおっさん?毛沢東?金子信夫さん?」と悩むところ。似てませんがな、かなり。
 そう、本日3月23日は黒澤明監督の誕生日やったんですねえ。ググってみると、1910年生まれ、とある。なんと、今年は生誕100年と知ってビックリ。
 そーゆーたら、BSの映画番組で山本晋也監督がなんかそんなことゆーてはったような。
 
 ちゅーことで、ウチの『新・よろ川長TOMのオススメ座シネマ』でも、前の記事をほじくりかえしてプチ・クロサワ特集、やってます。ついでにココでもウダウダしゃべりませう。
 

 
 私は犬派タイプの映画ファンか、猫派タイプの映画ファンか…と問われたら、犬派なんやと思います。
 
 (-_-;)ゑ?なんのこっちゃ分からん?
 
 つまりね、犬は人になつき、猫は家になつくちゅうことで、犬派映画ファンは作品単体に惚れ込み、猫派映画ファンは作家や俳優に惚れるタイプや、っちゅう区分けです。はぁ、納得いきませんか?まぁよろし、とにかく聞いてください。


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 せやから、私は『七人の侍』『椿三十郎』『用心棒』は好きですが、黒澤明監督の作品全部が好きかと言われたら、そこまでは惚れてない。
 もちろん『乱』『影武者』『生きる』『赤ひげ』『蜘蛛巣城』…と好きな作品が多いのはたしかですし、『どですかでん』『夢』のシュールさも嫌いじゃないですが、かといって『八月の狂詩曲』『どん底』『まあだだよ』はなんかしんどぉて、いっぺん観たらもぉええかな、みたいな?

shichinin_no_samurai04.jpg

 とかいいつつも、人としての黒澤監督の事は知れば知るほど、惚れていきますな。
 昨年、BS2で一年を通じてずーっと監督の半生を綴ったドキュメンタリーやら、一緒に映画を撮った俳優さんたちのインタビュー、そして最初の監督作品『姿三四郎』から『まあだだよ』までの全作品を観まくりましたよ。

 私なんかは箸にも棒にもかからんアマチュアなモノカキですが、それでも一応広告で四半世紀の間“話を創る”“人にメッセージを伝える”ことでメシ食ってきとるんで、おこがましいながらもある意味プロ。
 せやから偉大なクリエーターであり、語り手である人の話は食い入るように観るし、知りたい。

 映画にせよ、マンガやアニメ、そして絵画や音楽にせよ、創り手が生命を削って創り上げた作品にはその人のメッセージが、魂が込められていると同時に、人生の全ての事柄も封じ込められますね。
 けれどそういうことばかりは、作家のプライベート面を知ることでしか見えてきませんわな。

 テレビ東京系の『美の巨人たち』みたいな番組がなかったら、世界的・歴史的絵画に込められた画家のメッセージはおろか、絵の魅力さえ知らないままで一生を終えたと思うんですよ。
 音楽…クラシックでも『のだめカンタービレ』観てて、「作曲家がそんな気持ちでこれを創ったんか!」と初めて知ることばっかりでしたもん。
 いえ、学校ではアホほど真面目に美術も音楽も授業、ちゃんと聞いてましたよ?赤点も取ってないし。

 せやけど、覚えてるのはハイドンとバッハの頭がカツラやったとか、ベートーベンは晩年耳が聞こえなかったとか、ゴッホは頭がいかれて自分の耳をぶった切った…みたいなレベルだけ。
 少なくとも、彼らの人生でどんなことがあったから、こういう作品ができた…なんて、一度も聴いてない。へちょー、はちょー、なんてカンフーのかけ声のできそこないとか、何とか派の青時代がどーたらこーたらみたいな無意味なカテゴリー分けしか教わらなかったもんね。
 ほんま、あの時に『美の巨人たち』か『のだめ』『ミューズの晩餐』『題名のない音楽会』で授業してくれたら、もっと芸術の世界観が変わってたろうに。

 どっかの阿呆知事は点数が採れんのは先生が悪い、とかゆーて、塾の講師を学校へ入れたりさせてますけど、そんなことしか考えつかんと点取り虫教育ばっかりしとるから、屁理屈弁護士あがりの情緒と理解力の欠けた知事みたいなオトナが出来上がるんですがな。

tsubaki_s_02.jpg

 それはともかく、黒澤監督の仕事ぶりを観ていると、人にメッセージを伝えるには、情熱だけでは絶対あかん、ということが分かりますな。
 ひと言で言えばテクニックですが、それには心理学、化学、歴史、考古学、科学(未来学)、とにかく森羅万象あまねく知識が必要で、また知識だけあっても意味が無くて、それを総括的に操れるだけの智恵があってこそのテクニック。
 これがマンガや絵画やストリートミュージシャンみたいに独りで終始してるならまだしも、大勢の人をまとめてひとつの作品を創り上げて行くとなると、これに人望とカリスマ性が必須項目として加わるワケですから、監督という創作家はとんでもない資質がないと無理やと思いましたね。

 まして、余所様から莫大な資金を出してもろて、毎回一世一代の大ばくちを打つ訳です。
 なんちうおっとろしい商売でしょうか。( ̄ロ ̄lll)
 そういうたら、監督なんて図々しくないとやってられん、ともゆーてはりましたなあ。

 しかも、そんな苦労など微塵も知らないヤツに「おもろないどー」だの「中だるみしとる」とか言いたい邦題に文句を言われまくる訳です。因果ですなあ……いや、スミマセン。私もいつも文句ゆーてますな。
 私なんか、ちょっと批判されたらアルマイトの弁当箱…いや、コンビニの使い捨てアルミホイル鍋みたいにボコボコに凹みますよ。挙げ句に胃袋に穴開くし。“気にしぃ”ですから。

 図々しいと言えば、アルフレッド・ヒチコック監督もかなりのおっさんやったとか。
 逆にちゃっかりした人とか、真逆に超神経質な人とか、何考えてるのかさっぱり分からんとか。
 いずれにせよ映画の監督業は、クセと個性の匂い立つような人でないとイカンちうことでしょうね。

 そんなんに延々とつきあうスタッフも偉大、ということですな。(-_-;)

 最後に、金子信夫さん…いや、Googleトップページにあった「これ、黒澤明監督ぅ?」の絵を残しときます。期日が済んだら消えもので二度と観られませんからね。
 
Kurosawa10hp

 うん、やっぱり似てへん。ヽ( ̄△ ̄lll) カット、カーット!! やり直しっっっ!
 
 
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コメント

黒澤明監督には会ったことはありませんが、その懐刀とも言われた本多猪四郎監督には会ったことがあります、もう三十年近く前の「伊丹映画祭」と言う奴でゲストで呼ばれた監督が司会者に「監督にとって最高の作品は何ですか?」と言う問いに「今撮影中の映画が最高の作品です」と言われました(この時は「夢」だったと思います)、映画を語るときは可愛い孫の事を語る爺様のようでした、映画「夢」はいろいろ言われますが、あの映像は強烈でした。
私がこの後自主制作映画の世界に踏み込んだきっかけでもありました、、握手しただけで舞い上がってましたね、若かったです。

投稿: ざんぶろんぞ | 2010.03.25 17:17

どうもすいません訂正です
×三十年近く前
〇二十年近く前
歳は取りたくないもんだなあ、、、1988年10月22日でした、阪神淡路大震災で崩壊した「伊丹グリーン劇場」も懐かしい、、

http://www.jishueiga.com/green/05.htm

投稿: ざんぶろんぞ | 2010.03.25 17:57

ざんぶろんぞさん、毎度。
私、有名人はほんっっっとに逢ったことないですねー。いや、羨ましい。

投稿: よろづ屋TOM | 2010.03.25 21:30

突然で申しわけありません。現在2010年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/20(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。

投稿: 日本インターネット映画大賞 | 2011.01.09 19:02

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