シードル美味し。果たしてほんまに作れるのか?
最初の原料は農協から出てる、ワンパック1リットルの無添加リンゴジュースを使用。
そしてさまざまなブロガーさんの記事から知った、リンゴの皮ごとぶっ込むのと、キウイの果肉や皮を激甘砂糖水に入れておけばいいというワイルドなふたつの方法を試してみました。
しかし?
(;´д`;)あれ?何日経ってもじぇんじぇん発酵しない?
それ以前にも発酵とかさせてて継続する場合はともかく、最初はやっぱりちゃんとした酵母を買わないといかんのかしら、と色々調べたり訪ねたり。
挙げ句にはでかけたついでに、酵母が売ってないかとあちこち探してもみました。
でも売ってるのはパンの発酵用のもの、しかもその分量たるや、多いのなんの。
私が必要なのは小さじに1杯もないんです。
まして、調べて行くとビール用の酵母だとやはりビールっぽい味になり、パン用はパンっぽい味に仕上がるのだとか。してみれば、やはり餅屋は餅屋、果汁の発酵には果物由来の酵母がイイって事になります。でもあまりにも変化のない、うちの『シードル』のタネ。
そのうちカビるのでは?いや、それ以前に腐るのでは?と毎日ニオイを嗅いでみたり、おそるおそる舌の先で味見してみたり。
さいわい、腐ったりカビたりの傾向はないんですが、そうなると逆にもうひとつの心配、可能性に気づきました。
防腐剤が入ってるせいで発酵しないのでは?
酵母そのものにも疑いがあったので、(その時点では)同僚の愛守さんがお菓子とかこしらえたりされるんで、いっそ『菌』を恵んでもらおうと相談した所、
「温度は?」という最短にして超スルドイ指摘をくださいましてね。いわく、「低いと発酵しませんよ」
「えーと。何度ならええんですか?」との問いに「まあ、人肌やねえ」
人肌、って。36度近く????( ̄△ ̄ ; )あぇ?室温ではアカンのですか?という訊き返しに、それでは寒いわねえ、と言われて。
しかしパンやケーキ、クッキーなどの生地の発酵期間は長くてもひと晩程度。
でもネットで読んだ限りでは、少なくとも一週間は発酵期間が必要。そんな長期間ずっと一定の温度を保つなんて、夏ならともかくも、そんな温度の高い所、今の家にはあらへんわぁ…と諦め傾向に。
(´。`) あれ? ……まてよ?
ふと、気づきました。一日中…いや、一年中、30度前後に保たれている場所があること。
(≧∀≦)// 水草水槽!!
人肌ほどではないにせよ、ウチのグッピーさんたちを飼っている場所は、ビニールカーテンで仕切ってあって自動暖房がセットされ、常に28〜30度を保持してるんですよ。
いや、もちろん水の中に入れるわけにはいきません。みてくれに問題アリってのもですが、水槽スペース内部は30度でも、水温はそれより低い26〜27度ですから。
てなわけで、その日から“醸造槽”の1.5リットルペットボトル二本を水槽のヨコへ移設。
そしたら、まあ!
次の日、帰宅後にエサをやろうと見ると、たったひと晩でプックリと膨れてますわ、ペットボトル。キャップをそーっと開けると、ぶっしゅ〜〜〜!そらもぉ、ものすごい泡の吹き上がり。
Oh!! わんだほー!自然の驚異!! かもしてる、かもしてる!
まるでオキシジェン・デストロイヤー。これはイカンと急いで再度栓を閉めて。
びっくりしましたねえ!ちゃんと発酵してるんですよ。やっぱし寒かったのね。
ごめんなさい、A・オリゼー(Aspergillus oryzae…ニホンコウジカビ)たち。
混んでたのか、深夜帯に描いたら反応がヘンで線がガタガタに…
じつはその時使ってたペットボトルは『六甲のおいしい水』…つまりふつーのやつでして、到底圧力に耐えられるものではない。コレはイカンと炭酸飲料用のハードタイプに入れ替えて。それからは試し飲みしては砂糖を足したり、なんやかんやといじくりまわし……。
シードル 辛口Cidre Bouche Brut | ||||
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さて、いよいよ飲める段階になった???
もっかい、続きます。
《その3》へつづく。
←街のショップでは見つからないシードルちゃん、じつは他にもいろいろ!
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コメント
うちは「炬燵」で発酵させてました、うっかり足を入れて転がすと、、いや堀炬燵なので無問題!箱に入れて転ばぬようにしてました。ビンは梅酒用の二リットル瓶を軽く栓をしてました、すると一日中甘ったるい香りが炬燵の中から、、ホワーン
酵母は秘密ですが、培養に成功したので使用してみました、シードルもそうですが酵母で違います最初は市販のものを使うもよし、最後は某所で見学したのが良かったのか上手くゆきました、ハンズでワイン酵母を買うのもよいかもしれません。
なんだかまた作ってみるかも、、刺激されたかな、、
投稿: ざんぶろんぞ | 2010.03.02 00:39
ざんぶろんぞさん、毎度です。
コタツかー。うちはストーブ派だったんで無いアイテムなんですよね。
そのかわり、熱帯魚用のヒーターならたくさんあるにはあるんですけど。
まあ春めいて気温が上がったらなんとでもなるでしょう。
HANDSでワイン酵母、いずれゲットします。微生物ってほんまにすごいですねえ。なんか毎日様子を見るのが楽しみで。
投稿: よろづ屋TOM | 2010.03.02 03:57