『ひだまりスケッチ×☆☆☆』無条件にシアワセになれる。
一期の時はそれほどでしたが、二期でなんか妙に惚れてしまって、2008年夏に《『ひだまりスケッチ』とんでもない映像表現の宝庫。》なんて記事も書かせて戴きましたけど、まさかの三期まで作られるとは。
ひところはワンクール12〜13本で終わってしまってそれきりだったアニメが、今やそれなりの人気があればぽちぽちと二期、三期と続編が出現するのは嬉しい限り。
そういえば同じく三期も作られた『絶望先生』も同じ新房昭之監督でしたねえ。
ところでこのタイトル、『ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)』と読むのだそうな。
セーラームーンやプリキュアじゃないですが、新学期になって新入生が入学し、主人公が四人から六人にパワーアップ。
こういうの、野郎六人組みでは絶対に話にならない。いや、話にはなっても、絵にならない。
そーゆーのが趣味の方はともかくも、一般的にはムクツケキ×6なんて見たくもない。
新房監督はこういう構図が多いので、実相寺昭雄監督のファンなのかしらと思ってたら、心酔してるのは市川崑監督だとか。
むしろそっちのパクリは庵野秀明監督がエヴァンゲリオンでの題字の出し方がまんまなんですが、逆にストレートに持ってこない所が新房昭之さんのいいところなのかも。
ところでこのタイトル、『ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)』と読むのだそうな。
セーラームーンやプリキュアじゃないですが、新学期になって新入生が入学し、主人公が四人から六人にパワーアップ。
こういうの、野郎六人組みでは絶対に話にならない。いや、話にはなっても、絵にならない。
そーゆーのが趣味の方はともかくも、一般的にはムクツケキ×6なんて見たくもない。
それにしても監督の新房昭之さんというひとは化け物か。
昨年秋から暮れにかけては『化物語』『夏のあらし!春夏冬中』その前は『懺・絶望先生』『まりあほりっく』『ひだまりスケッチ365』『夏のあらし!』に『俗・絶望先生』。
そして今期は『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 』と『ひだまりスケッチ☆☆☆』
グラフィックデザイナーか現代インテリアデザイナーの感覚をアニメに持ってきただけでもすごいセンスだと思うんですが、毎シーズン、いったい何本の仕事をこなすのか。
同い年…半年ほど年下なので学年的には下ですが、んなこたぁ関係ない。
あの仕事量、落ちないクォリティ、どんどん新しいジャンルを取り込んでゆくバイタリティ。
頭が下がります。よぉ身体壊さんこっちゃなあ。
そらまあ、実際にアニメーションを、動画、作画をするのはアニメーターさんですが、こういう演出でこういうアングルでこういうコンテで…と実際に物語を綴ってゆくのはやはり監督さんの筈。
最初にこの人の仕事に触れたのは『ぱにぽにだっしゅ』と『月詠』だったと思うんです。
どっちも斉藤千和さんが主演だったのは、やはり監督との相性とかあってのことでしょう。
───さて、新シリーズ、始まって数話のオープニングは単に星印がすう、と流れてるだけだったのが、キャラ6人が出揃った途端にすごく元気にバージョンアップ。
今回の画像はすべてオープニングからのキャプチャ。
♪しゅわしゅわ〜♪なノリノリで元気いっぱいに始まる主題歌は、二期から作詞担当の畑亜貴氏。この人、『らき☆すた』の例の主題歌やハルヒの『冒険でしょでしょ?』をはじめ、私が大好きなアニソンのほとんどを作詞しているスゴイ先生。
乙女ネタで作詞させたら右に出る人はいない。アニソン界のつんくと呼んでいいでしょう。
主要キャラ6人がそれぞれの振り付けで唄う冒頭は、枚数それほどでもないのにちゃんと個性がにじみ出ています。
特に私は宮子ちゃんの“かいぐりかいぐり”と乃莉ちゃんの腰振りダンスがお気に入り。
こういう、演じ分けといいますか、ちゃんと魂が入っている描き方、演出に私は生身の俳優の演技力に通じる感動をもらって、参ってしまうんですよね。
さて、なかでも今回のオープニングの出色はこれ。
オープニングクライマックスとも言える部分で、ひだまり荘に星が落ちてきたあとに出てくるスピード感溢れる一連の動き。
絵コンテ風に並べてみましたので、ごゆるりとご堪能くださいませ。
これで一年生の二人を加えて、主人公のゆのは二年生、優しい先輩ふたりは三年生。
きっちりはまり込んだわけですが、学校てのは落第しなければ三年がリミット。いずれ先輩は卒業し、ついで自分たちも巣立ってゆくのがさだめ。
だからこそ今この時が輝く。
それこそが若さのシルシであり、だからこそ青春なんですが、歳喰ってる私らなどにしてみると楽しい時間は限られているということばかりに気が行ってしまうんですね。
輝き、まぶしい分だけ、未来に待ち構えている影が見えてくる。
始まればいずれ終わる…とはAngelaが歌う『蒼穹のファフナー』のエンディングの歌詞ですが、まさにこの作品や『けいおん!』などの、一生のウチのほんの一瞬の輝きが美しい。
さいわい、この作品は哀しいことなど起こりそうにないのがありがたい。
この娘たちの哀しむ顔なんて、絶対見たくないもんね。
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