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2009.08.26

さらに『ホイホイさん』にハマる。

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 プロ漫画家・原口清志センセも一発で仕留められてしまった『一撃殺虫!! ホイホイさん』。
 今回はいまや入手しにくいコミック原作をご紹介。(でも今なら全一巻なので負担は軽いぞ!)

 説明しよう。他力本願で。

20XX年、すべての害虫は薬品に対して耐性を持ってしまった。そこで、起死回生として開発されたのが、超小型害虫駆除ロボット「ホイホイさん」だった。ホイホイさんシリーズは、薬品で殺せないのなら、直接駆除あるのみというコンセプトで設計された身長約10cmの半自立型人型ロボットである。(by Wikipedia

 どうです、この愛らしいおクチ。左がマーズ製薬開発によるホイホイさん、右がライバル会社キンリュー製の対抗製品“コンバットさん”。でも実物?はちっこいです。わずか全高115mm(コンバットさんは少し大きい130mm)。

 ホントは原口先生の記事にコメントするはずの内容だったのですが、ホイホイさんに憧れる私があまりにエキサイトしてしまい、さながら走り高跳びのバーを棒高跳びで跳んでしまったごとく軽く780文字もオーバーこいてしまったんで、いっそいつものシツコイ記事にしてしまう事に。

 実はコミック雑誌を読まない私は『moeyo.com』からキャラクターを知るのって結構多くて、『ケメコ・デラックス』もそんなひとつでした。
 でも残念ながら昨今のアニメ化コミックのよくない傾向の如く、原作未完のままでアニメ化に踏み切った事が未消化なのに新キャラ続出で収集つかないまま終わった気がします。声もいいし絵も綺麗だっただけに実にもったいない。

 その点、ホイホイさんって『けいおん』や『かなめも』『ひだまりスケッチ』みたいに原作が1ページ1完結なので、膨らませ放題にどうとでもできそうなんですよ。

 ちなみに原作では扱いがほんとに単なるフィギュアです。

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 新品で薬局・薬店・ドラッグストアに並んでいる時はfigmaみたいなブリスターパックで売ってます。原作では小さなお店ですが、量販店ならズラ〜ッと並んでるんでしょうね。
 工場ではさながら『キャシャーン』のロボット軍団の組み立てのようなラインが───

 見てくれは可愛いお人形ですが実質は実用の自動式害虫駆除ロボットなので、スイッチが入っていれば害虫を追い回し退治します。バッテリーが残り僅かになれば自分で充電。
 そうして使っていると───

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 当然、いつかは壊れる。▲哀しいけど、これ、役目なのよね。
 で。メカなので修理に出す。返品もアリだし当然買い換えも。▼生々しいです。シュールです。

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 逆にだからこそあえて無機質っぽい眼や表情で作ってある…または作るべきなのかも知れません。

 けどこの作品、このシュールさがすごく新鮮(2004年刊行の作品ですが)だと思うのです。

 まったく人格のない機械人形たちに対して、人間だけがお熱を上げてる構図のシニカルさがなんとも皮肉で可笑しい。ある意味チャップリンのモダンタイムスにおける文明批判にも通じてるのではないでしょうか。

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 ▲デフォルトでは喋らないホイホイさん用の萌え系音声ユニット。でも顔は無表情なまま…

 作中に登場するファンやマニアは何体も買ったりしてカスタマイズを楽しむのですが、上記の音声ユニット以外にも様々なコスチュームや役に立つのか立たないのか、怪しいアイテムも多々流通しているようで。
 今のワンフェスみたいなところでアイテムや改造版が高値で取引されてるという設定。

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 さらにアニメにもあったようにコンバットさんと一緒に置いていたり、複数持ってると互いに干渉したり、あまりに自動化された迎撃機能が災いしたり…数あるエピソードのアイデアも秀逸なのです。長く使ってるとバッテリーもヘタるようですし、背中にはUSB端子があるから内蔵プログラムのアップデートなんかもあるんでしょうね。

 しかもお熱を上げてるのはユーザーだけでなく、彼女の開発者たちを巡る企業間競争やサラリーマン技術者の悲哀なんかもあったりして、たった一冊の物語なのになかなか深いのですよ。
 しかも生みの親はマニアックすぎたのが災いして社を追われ…(なんか青色LEDの話みたい?)まさに原口先生がご自身のホイホイさん記事の中で仰るとおりの展開を見せます。

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 これだけの内容です。濃い濃いワンクールは充分イケます。だって、社を追われた生みの親である右のおっさんが別企業と手を組んで第三の駆除メカを…
 おたのしみのためにあえてモザイク処理してますが、彼女の名前は『ペストX』!

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 原作、部数も少ないのか手に入りにくいですが(私はやはりアレで手に入れました)ぜひご覧ください。完全にトドメ刺されます。
 ってゆーか、フィギュアをきっかけに盛り上がれば自然に重版されますわね。だってこんだけ面白い作品、埋もれさせたら国家の損失です。

 しかも限定版の方だからなのか通常版は入手してないので不明な情報で申し訳ないのですが、巻末には連載当時の凶悪に輪をかけまくった激可愛いカラーイラストが、これでもかこれでもかと載っかっているのです。著作権の関係でモザイク状態でしかお見せできないのが残念ですが。
  
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 でも、充分想像できますよねーヽ(´∀`*)ノ ああ。あたしゃシアワセだ。ごめんなさい。
 

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■一撃必虫!ホイホイさん」カテゴリの記事

コメント

あぁぁっ、あんまり熱く語られるから。。。

ネットで注文しちゃった。。。。(爆)

投稿: SAK | 2009.08.28 00:34

Good Job!、よろづ屋TOMさん!。
 
『一撃殺虫!! ホイホイさん』、原作のレビューご苦労様でございます。
 
"コミックス選びは自分のアンテナが基本"の私は、なかなか人様からの「お薦め」にのる方ではないのですが、今回はのりました。
(最近で言うと「エルフェンリート」の原作を買うのに続いて、人の「推薦」を受け入れたレアケースです(笑)。)
 
『一撃殺虫!! ホイホイさん』の原作本、通販で発注しました。
 
世間様からズレること甚だしいのですが、自分にとっての旬は、自分が「いい」と思った時が「旬」ですので(笑)。
 
レポート、ありがと。(=⌒▽⌒=)

投稿: 原口清志 | 2009.08.28 01:51

SAKさん、毎度!いや、ほんまに毎度おおきに!やったんですね。
宣伝効果抜群ですやん、この記事。しもたなー、アマゾンとか楽天のアフィリにしといたらよかったかな?(1円たりとも売れたことありませんけどねー、あーゆーアフィリで。)
でもきっと満足されますよ。


原口センセまで!!!(≧∀≦) ほひひっ☆
いやー、書いた甲斐がありました!これが縁で田中久仁彦先生にもツテできませんかねえ。
でもほんま、私も映画や本であまり人に薦められたもので買ったりしたものってないですね。
エルフェンリート、1巻しか読んだことないですがアレもスゴイ話ですよね。アニメを先に見ていたので好奇心から借りたのですが。
逆に他の人があまりに腐すので観てみたら実は素晴らしい作品で、腐していた人のセンスを全否定してしまった…なんてこともありません?
以来、その人が腐す作品は良い作品の可能性があるな、みたいな逆リトマス試験紙になったりして。

ホイホイさん、再燃せよ!でも燃えすぎてフィギュアが高騰して買えないと困るけど…

投稿: よろづ屋TOM | 2009.08.28 11:35

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