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2009.06.03

ヾ(≧∇≦*)〃あ、赤影さあぁ〜ん!

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( ゚∀゚)「オオ、青影。」

(#°ェ°)/「なんじゃい。もうへばったのか。だらしないぞい」

(。・ω・´)。「ちがわぁい。白影さん、オイラ、いーこと思いついたんだ…」

 (≧∀≦) ああ、なんてベタな展開なんだろう。ちょっとお茶目なリコーダーのBGMに載せてのイントロはだいたいこんなアットホームな感じで始まるんですよ。
 いま、どういうわけか近畿地区では深夜帯に『仮面の忍者 赤影:まんじ党編』の再放送をしてましてねえ。
 

 初放送は1967年。私6歳、小学一年生ですよ。エラい古い話です。
 大好きだった…いや、今でも大好きです。そらもお昔の子供向けのチャンバラですから、単純明快な話、解りやすい展開、親しみやすいキャラクター。
 ところがどうして、このキャラクターたちが侮れない。主人公の赤影がしょっちゅう霞んでしまうくらいサブも敵もユニークで味がある。
 韓国語で言えばまさに『マシ(味)イッソ(ある)!』…“美味しい〜〜!”のですよ。

 まず設定からして未だに越えるものがないほど超ユニーク。

 もともとは『伊賀の影丸』や『ジャイアントロボ』『バビル二世』の…いや、いまの若い人にはむしろ『三国志』?…で知られる横山光輝大先生の原作による、テレビ番組とのコラボ企画(もちろん当時はそんな言い方しませんけどね)による書き下ろしコミック。
 時は戦国、オープニングのナレーションでも出てくるように「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃」の話。
 伊賀でも甲賀でもない、“飛騨の忍者”というところが妙に説得力があるんですが、彼等が闘うのは歴史劇的には悪の大ボス的扱いの信長ではなく、その天下統一の行く手を阻む“怪しい忍者の集団”。
 第一期のOPナレーションでは「(中略)…藤吉郎は飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は」と続くんですが、じつは劇中第一話で彼等を飛驒から呼びだしたのが竹中半平太ってとこがまたニクイじゃありませんか。
 しかし半平太から彼等を紹介された藤吉郎の第一声は「あかかげ?知らんなあ」。演ずるは飄々ととぼけた芝居が上手かった大辻司郎さん。そして半平太を演じるのは若き日の里見浩太郎さん、つまり今の水戸黄門ですな。
 じつは結構このシリーズには他にものちに有名になる俳優さんが出てたりする。

 とにかく赤影の面白さはそのハチャメチャとも言える破天荒さにあります。
 なんたってオープニングでいきなりパオーンって巨大なガマの怪物が出てくるわ、第一話からカラクリ仕掛けの巨大ロボット相手に戦うわ、挙げ句に空は飛ぶし眉間から稲妻はとばすし、グレネードランチャー使うし放水銃やら空中戦やら何でもアリ。(卍党編には万能の空飛ぶ円盤?も出てくる)
 そのくせ使うアイテムは怪獣相手でもまず忍者刀で斬りかかるし、大凧に乗ったりランチャーが手っ甲だったり、愛用の武器が槍に鎖鎌やったりと、ちゃんというかミョーな形で時代考証を整えてたりするからニクイ。
 敵の怪獣もワケの分からん技も“奇怪な妖術”で片付けてしまうんですが、ここまで世界を作ってしまってたら許せますわな。
 宮崎 駿大監督も、未来少年コナンが足の指だけで宙ぶらりんになったり数十メートル上からラナを抱いてダイブするのを突っ込まれた時「とてつもなくデカいウソを突き通せば細かいウソは気にならないでしょ」みたいな事ゆーてはりましたし。

 いやいや、いやいや。それ以前に仮面ですよ、仮面。んなアホな〜な、真っ赤な仮面。
 そらもお、私らはシャア少佐を初めて見た時、だれもが「赤影か!」と口を揃えてツッコミましたがな。高校生でしたし、まだ赤影の再放送観れましたから。
 しかも赤影さんは横流しのリーゼントにスカーフでっせ。

 そのハチャメチャさを大人たちが大まじめで演ってくれるのがたまらなくイイ。
 平成ライダーシリーズでもそうですが、ギャグシーンというか、時として「んなアホな」的にけっこうコケまくりな展開がありますよね。
 しかし赤影なんかは敵の大ボス、甲賀幻妖斎(こうが げんようさい)までがたまにそんな事やってましてねえ。
 甲賀幻妖斎。なんてカッコイイ役名でしょうか。名前だけでしびれっちゃいますよ。

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 とにかくこの▲笑い方。ドスの効いた腹式の声で「ぶぐわはははは、恐れ入ったか、あ”が、が、げぇえええええ。」って来るんですよ。そらもお、演じておられたのが子供心に顔見ただけでもちびりそうに怖い雰囲気を持った天津敏(あまつ びん)さんという素晴らしい悪役の役者さん。いい声してはりましたわ。
 んでもって、これに呼応するように赤影役の坂口祐三郎さんの柔らかくもハリのあるトーンの声で「うはぁはぁはぁはっ、あかーかげー参上っっ!みたか、幻妖斎っっ!」というハッタリ笑い合戦がまた見もので、バックには大時代的なチャンバラ映画ならではのB.G.M.。

 いま考えたらアレって無声映画から戦前のチャンバラ映画へと受け継がれた活動大写真ならではの伝統的なメロディラインだったんですねえ。
 あ、そうそう。後ろのボコボコした人影は金目(きんめ)さまね。ちゃんと御利益を信じないと恐ろしいタタリに見舞われるそうですよ。まあ、コワイですね。コワイですね。
 
 てなわけで、何回かに分けて『仮面の忍者 赤影』のネタでもりあがりたいと思いますぅ。
 (≧∀≦) ひとりで幾晩でも盛り上がってしまえますわ。
 いや、もちろん乗ってくださる方は大歓迎ですからね。♪しゅーりけん、しゅっ、しゅっ。

 次回はわれらがイカしたオヤジ、白影さんのお話。→■■■『飛騨の、白影さんぢゃいっっ!』
 

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コメント

年齢的に赤影は生まれていない時代でしたね~!
横山先生と言うとやはり鉄人28号や三国志や水滸伝や史記やジャイアントロボが出てきますね!
自分が中国歴史に興味出し始めたのは横山先生のおかげですね~!
亡くなり方が凄く悲しかったですが・・・。
(確か自宅で自分のタバコの火の不始末だったはず!)
今欲しいのは、出直しの鉄人28号ですね!
横山光輝先生の遺族の方が、原稿提供してくれ当時のアシスタントさんの修正による完全リメイクだけどネックは、卷数多いんで全部買うとちょっとお高い事ですね・・・。

投稿: ポニ萌え | 2009.06.03 21:37

ポニ萌えさん、やはりあなたが一番手にきてくださいましたねえ〜ひひひひひ。

≫横山先生と言うとやはり鉄人28号や三国志や水滸伝や史記やジャイアントロボが出てきますね!

( ̄ロ ̄lll) いやいや、そっちの方がウントコ古いのではありますまいか?
まあジャイアントロボはあとですけど。
亡くなり方…そう。せやから、紙巻タバコは1000%イカンのです。

鉄人28号、平成のテレビシリーズは面白いのを通り越してすごかったですよね。なんでそのあとに実写やったのか理解に苦しみますが。
OVAのジャイアントロボも大好きです。あの迫力、あの重量感を越えるロボットものは当分出ませんなあ。
あのでかさの元祖はザンボット3かな。『ぼくらの』のジアースもすごいには違いないけど、やっぱし一歩一歩、歩かんといけませんわ。
『アクエリオン』も美しいけど、CGですからねえ。手描き動画の厚みには勝てない。

千里の道も一歩から。なんちて。

投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.04 00:06

私もまさに赤影世代ですねぇ。
やはりちと私のほうががTOMさんより姉さんでしたわ(苦笑)
あの頃は赤影さんってかっこエエなぁって子供心に恋心を抱いていましたheart02
でもそう言われたらあの格好は???ですよね。
いくら仕事とはいえ俳優さんたちもいささか疑問に思いながら半笑いしながらやってはったんでしょうかね。
いやいや、真剣にやってはったんでしょう(笑)
深夜に再放送されているとのこと..何チャンネルですか?

投稿: かわせみ | 2009.06.04 10:17

かわせみさん、こ・ん・に・ち・わっっっ。(青影ふう)

≫やはりちと私のほうが

アネサンとお呼びしましょうか?いや、冗談です。
いやいや、赤影さんはいろんな意味でカッコいいですよ。特に仮面を外した侍姿の時なんて「誰!?」と思うほど甘いマスクでしたし。

赤影、毎週火曜日深夜2時35分から(私は一応録画してますがついつい観てしまう)、もっちろん我らが『カンテ〜レ♪』です。

http://ktv.jp/akakage/index.html

なんと!私は気づいてなかったんですが、金目教編も去年にやってたらしい。残念。しかしこのあと、根来編、魔風編もつづけてやるそうですよ〜〜。
むむ、これはもっと記事にして若い世代にもこの魅力をアピールせにゃいけませんな。んでもって放送されてない地域の人に悔しい思いをさせるのだ。わーはーはーはー。
根来ヘンからもっと“ヘン”になる…あ、いやいや、面白くなるんですからねえ。魔風編なんかもお…あ、これはもお次のネタで。

投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.04 15:19

わ〜♪赤影さん♪
そういう設定でしたか!大好きでずっと観てたはずなのに記憶がないわ。
赤影さんとレインボーマンは顔を隠してるぶん、涼し気な目が素敵でした(☆∀☆)
後に白影さんが時代劇で悪役になって出るようになってて、それが子供心にプチショック…

投稿: ビタミン店長 | 2009.06.05 07:47

店長さん、毎度です〜!
レインボーマンも大好きでした!あっちは放送するのに禁止用語などいろいろ問題があるらしいんで全くお目にかかれないんですが、もういちど観たい作品ですねえ。
主人公ヤマトタケシはたしか、レスリングに強くなりたいという私欲でインドの山奥に住む伝説の仙人に逢いに行ったのに、修行が完成する頃には私利私欲を棄てて正義を守る宿命を背負わされるというすんごい設定だった記憶が。
…そんなヒーロー、他に類を見ないような?

ところで次回、白影さんを引っ張り出します。もちろん青影ちゃんも。
うーん、他にも懐かしヒーローネタ、やってみたくなりましたよ。

投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.05 16:33

こんにちは。
ブログにコメントありがとうございました!

こないだ私も深夜テレビをつけたら、顔をいろんな色に塗りたくったおじさん達が映って、呆気にとられながらも、しばらく見入ってしまいました。
赤影さんが登場してようやく何の番組か分かったのですが。

それでは、また遊びにきます!

投稿: スミレ | 2009.06.05 17:17

わお!スミレさん、ようこそいらっしゃいませ!
そーですよね、冷静に観たらたしかに“色を塗ったくったおじさん達”ですよね〜!私なんかは“そういうキャラだ”という思い込みがあるから、その異常さにイマイチ気がついていませんでした。

ぜひまたお越しください。こーんなことばっかしやってますから。

投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.06 03:53

今ごろのコメントですみません。
「赤影さん」で検索をかけたら、こちらにたどりつきました。
観察眼がとっても鋭いことに敬服いたします。
台詞回しの文字表現がそのまますぎて、笑いつつも感心しちゃいました。
確かにこういう言い方ですわ~!!

素顔の赤影さんのイイオトコっぷりに見惚れつつ、ポニーテールの紐や刀の鞘が赤いという、なにげな自己主張もしっかり記憶しています。

ガバリは蜂だと思っていまして、あとになって蟻だと認識しました…(話の流れを見ていればわかりそうなものなのに)

今見ても面白いですね。

投稿: K | 2013.04.08 09:08

Kさん、はじめまして&いらっしゃいませ!
コメント返しが遅くなって申し訳ありませんでした。
(^_^;) この頃は皆さんTwitterでのリアルタイムに近いやりとりばかりで、ブログに関してもそちらでのリプが多いので、コメントいただけて大変嬉しいです♪

しかも過分なお褒めのお言葉まで。m(_"_)m ありがとうございます。

赤影は21世紀になった今でも新鮮なのは…いや、今だからこそもうできないタイプの娯楽作品だからこそ、新鮮なのかも知れません。
赤影を越える作品に出逢う事ができるのかどうか?実に興味深いところです。

よろしければぜひまたお越し下さい。そしてもしTwitterをされておられたら、フォローもしてやってください。

投稿: よろづ屋TOM | 2013.04.19 00:43

お返事ありがとうございます。
残念ながら、Twitterはやっておりません。

ただ、TOMさんのネタにはけっこう親しみを感じる年代ですので(齢がバレバレ)、また、タイミングのズレたコメントを入れさせていただくことがあるかもしれません。

そのときは、またひとつよろしくお願いいたします。

投稿: K | 2013.04.22 21:42

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受信: 2011.06.08 20:33

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