『スター・トレック』完全にダマされた!
(>_<) やられました。完全に欺されました、J・J・エイブラムス監督に。
なにが「僕はトレッキーではない」だ。脳天までドボドボに漬かったトレッキーですやんか。うそつきぃ〜!
あの言葉は言うなれば頑固一徹タイプのトレッキーのために張った“防御スクリーン”だったんですねえ。
それどころか、間違いなくスター・トレックでしたよ。万一、千歩譲って言葉通りに彼がトレッキーでなかったとして、脚本家が濃厚なトレッキーというだけではああは描けません。すべてを指揮する監督が微に入り細に入って知り尽くしてなかったら描けないことだらけ。
むしろ、これまで未解決だった部分を徹底的につじつまを合わせてしまったのには驚くと同時に「よおやってくれた!」と敬服してしまうばかりでした。
…ってことで、今回は『よろ川長TOMのオススメ座CINEMA』と違ってネタバレしておりますゆえ、ご注意くださいませ。
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正直言いましてね。
もともとTOSには矛盾が多いんですよ…あ、TOSてのはトレッキーの間で交わされる通称で『The Original Series』の略、つまり日本で言う『宇宙大作戦』のことなんですが、大勢の脚本家が参加して限られた時間内で創ってゆかなければならないテレビシリーズのこと、全体の構成は生みの親であるジーン・ロッデンベリーが仕切っていたはずでも、やはり辻褄の合わないことや棚上げ式にしていた設定をあとでこじつけると矛盾点が出ますよね。
ファン、ようするにトレッキーの間ではそれを議論するのもまた楽しいわけですが、結局答えは出ないわけです、今さら是正できないから。
やれるとしたら、文字通り完全な再構築しかない。このSTAR TREK11『スター・トレック』はそれをやってのけた勇気ある挑戦作であり、私の中では『バットマン・ビギンズ』や『バガボンド』と並ぶ、ベスト・アレンジング・リメイク作品の座につきました。
いつものようにクドイのを承知で、TOSトレッキーでない方のためにそんな『是正点』を列挙してみましょう。なお、TOS以降のSTシリーズは考慮に入れていません。
■ハンガーデッキ内部
1968年制作のテレビシリーズの場合は予算の都合上と当時の特撮技術の問題で、エンタープライズ号のハンガーデッキにはいつも一隻しかシャトルが出てきません。数ある劇場版でもシャトルは出てきたものの、ハンガーデッキの出番はなし。
だけど船である以上、400名以上の乗組員を全員脱出させるだけのシャトルがないといけないわけ(でないとタイタニックになってしまう)ですが、今作でやっとそうしたカットがお目見え。冒頭のUSSケルビン号からの総員退艦シーンはまさにST歴史上でも初公開です。
そしてなにより、エンタープライズのハンガーデッキ内部に何隻もシャトルがあったのを見て「わっ♪」と叫んだトレッキーは私だけではないはず。
“総員退艦”というシチュエーションだけなら何度もあったんですが、転送装置を使って…ということになってるんですね。しかし一度でも宇宙大作戦をご覧になった方ならご存じのように、転送装置で一度に転送できるのは10人に満たない。無理。
間に合わんのです。転送室もドアも狭いですし、そもそも孤立した宇宙空間では転送先がない。
■スクリーンが破れた後の船の周り
…がどうなってるかも、ケルビン号が破損した時リアルに描かれていて、悲惨なシーンなのに思わず感心しました。
え?覚えてない?女性乗務員が宇宙へ吸い出されたあと、ふ、と音が消えますのよ。スクリーンなしの船外は真空だから。この当たり前を描いたSFは少ないのです。
■武装強化(標準化?)
フェーザー砲、いくら威力があるにせよ、戦艦のクセにこれまで前後4門しかなかったんですよ。それが今回、まるで第二次大戦の巡洋艦並みの砲門の数には驚きましたし、撃ちまくる撃ちまくる。マクロスとまでは言いませんが、やっと“戦艦らしく”なったと思いました。
そして光子魚雷。これも一発二発のチョロコイもんじゃない。これでこそ宇宙戦艦ね。
■ハイポニードル
そしてST名物、ドクターマッコイのハイポニードル(圧力注射)は本当に痛くないのか、という疑問はジムがさんざん証明してくれました。そしていくら未来でも、あんなにプスプス注射ばっかりしてて副作用とか“食い合わせ”は…という疑問も。しかしマッコイ、実はヤブ医者だったのか?ありそうなだけに妙に納得してしまったなあ。
■バルカン人の論理と感情
なによりもずっと疑問だったのがこれ。
遙かな昔の部族間における全面的な大戦争で滅亡しかけた惑星バルカンは、スラクというひとりの賢人によって感情を棄て論理のみで生きる事を選んだ事で救われた…という歴史の設定。
しかし。喜怒哀楽を棄て、果たして論理のみで生きる事は可能なのか?
表面的な事だけでなく、愛情も競争心も感情あってこそのことではないのか?
これが脚本家たちにとっても最大の課題でありライターとしての醍醐味でもあったようで、7年ごとに“繁殖期”を迎えるのだという設定、感情と論理の板挟みに悩むスポックの描写、太古に戻ったために先祖返りして論理性を失った野性味あふれるスポック…などなど、さまざまな展開を見せてきました。
しかし、本当にヒューマノイド(人類)が論理だけで社会生活を送る事は可能なのか?
ちゃんと観るまで、もっとも気になったのは少年時代のスポックがバルカンのガキどもにいじめられるという感情的かつ非論理的なシーン。
実はこれがどうやら監督によるバルカン人解釈の答えとして描いたもののようで、要するにバルカン人は遺伝子レベルで感情を失った…つまり生まれつき感情がないのではなく、儒教のような一種の倫理的教義として、精神修養によって感情を表す事を最大の恥とする文化をバルカンの誇りとして世代を重ねてきたのだ…と言ってるように見受けられました。
それがスポックの父・サレックの言葉でも裏書きされています。それなら修養のできていないガキはあんなだし、なるほど、と納得しましたが、そうなると今後のシリーズでは“サカリのついたスポック”の描写はなくなりそうですな。
■エンタープライズ操船コンソールの疑念も解決
タッチパネルなのがずっと人間工学的にも納得いかなかったんですよね。「平時はともかく、戦闘時に絶対、誤操作するだろうに」と思っていた事にも回答が。ST11ではちゃんとスロットルレバーになってた。
観てる方もトコトン細かく観てますが、それにちゃんと呼応できてる事に脅威さえ感じます。突っ込めないんですよ。ほとんど隙がない。
■地上で建造されるエンタープライズ
予告編でひっかかってたんですが、よくよく考えればあれだけの大質量であんな姿の宇宙船が宇宙空間とはいえ自在に飛び回れるだけの耐性と柔剛性、そして飛翔能力を持ってるわけですから、たかが地球の1Gくらいでどうにかなるはずもないんですよねえ。
それというのも、TOSの何話だったかで「エンタープライズは地上には降り立てない」みたいな会話があったのを記憶してて、素直だった昔の私はそれを鵜呑みにしてたんですよ。
ちなみに後の時代設定で登場するUSS・ボイジャーはエンタープライズと同じような大きさの船で、ちゃんと着陸脚も持ってます。
(-_-;) 私らはオリジナルシリーズで結構「◯◯話でこう言ってしまってるから、たとえ矛盾していてもそうでないといけない」と“洗脳”されてるってことに気づきました。
■タイムパラドックスを肯定
これもSTのシリーズ全体を通してやたらあった矛盾なんですが、昔の仮面ライダーでよくあった、怪人を倒したら洗脳されてた町の人も元へ戻って大団円…みたいなノリで、これでちゃんと歴史の歯車が合ったなあ、的な話が多かったんですよ。
過去の書き換えや並行宇宙の話もどんだけ出てきたことか。しかも大抵、お座なりな終わり方。
だから今回もそうなんだろうと思ってただけに、「未来は変わってしまったんだ」で押し切ってしまった監督の思い切りの良さにも感心。これも“やられた”ことのひとつ。
新しいSTにはバルカン星もロミュラン帝国もない世界になって、これからどーなっていくのやら。でもお願いだからボーグとケイゾンは出さないでほしいな。あれはいけません。どうも根拠に乏しい。
■コバルト兄さん的なあとづけ兄弟の存在
───は、なさそうね。TOSではカークに兄さん、いたんですよ。とある星が攻撃されたか事故だかの報告の中だけで「亡くなった犠牲者の中に」いたらしいんですが、どーもそれほど悲しんでる様子もなかったんですよ。そういうとこ、TOSは妙に脚本が軽いんですよねえ。
どーやらスポックのロンゲでフーテンな兄さんもいなさそうですな。みんな一人っ子のようで、よかったよかった。
まあカークの息子や娘はあっちこっちにいてもヘンじゃないと思いますけどね。
■小林丸テスト合格だけで最新宇宙艦の艦長になれるものなのか?
これも物語を見れば納得できる範疇になりました。バレないはずないし。スポックの方がうんと年上の筈だから試験官という設定もアリだし。パイク大佐もちゃんと尊敬できる年相応の人だった。
それにしても旧シリーズのヘンなところをほんとに片っ端から是正してしまった。
見事、としか褒める言葉がありません。
ST-TOSを無知な人ではこうした回答は絶対出てきません。それどころかむしろ知り尽くしている。たぶん若い頃に他のトレッキーたちと激論を交わしたクチでしょう。そして知り尽くした上で彼流に疑問点をひとつひとつ是正している。
なにをどうしても出せない回答に、問題を書き換えることで正解を“創って”しまったJ・J・エイブラムス監督。
まさにカークがやってのけた『コバヤシマル』テストのまんまに。あれは彼そのものだったんですね。
それにしても…ああ。ほんまに欺されました。うれしいサプライズでした。早くDVD出てくれ。
新エンタープライズのフィギュアも早く出してくれ。惚れましたよ、ちくしょー。
こんどこそ私を“未踏の彼方へ”誘ってくれぇえええええ。
ところで、今年1月この映画に不安だらけだった私、こんなこと書いてましたのよ…→◆◆◆
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コメント
こんばんは、よろづ屋TOMさん♪
めっちゃ大満足ですね♪
ともやは「宇宙大作戦」のエピソードの細部まではまるっきり覚えてないのですが、一般でも楽しめる娯楽作品にしてくれましたね。
「ネメシス」とかもそれなりに面白かったんですけど、やっぱりTVシリーズを知らないと楽しめない部分が多々ありましたからね〜。
>新エンタープライズのフィギュア
これは本当欲しい。
ちょっと前に出てた食玩のエンタープライズ号も全部そろえちゃいましたからね。
この映画公開に合わせてまた来るかな〜って思ってたんですけど〜。
投稿: ともや | 2009.06.11 05:26
TOSはあまり詳しくないので、なるほど〜と読んじゃいました。
女性乗務員の声が聞こえなくなる件は、私も「ちゃんとやってるなー」と思いました。
続編も決まってるようですし、早く彼らの冒険の続きが見たいですね。
次はチャペルさんあたり出てきてほしいですねー。
投稿: スミレ | 2009.06.11 09:53
いやあ、すごく読み応えあがありました。
トレッキーのすごさを間近で観させていただきました。
これを読んだ上で、もう一回、
新版『スタートレック』を読むと、
おもしろさも違ってくるだろうなあ。
「問題を書き換えることで正解を“創って”しまった」
なるほどです。
投稿: えい | 2009.06.11 10:22
ともやさん、どえりゃ〜朝早くにありがとうございます。
ええ、もお、満足どころか逆に早く手元に欲しいのが不満なくらい。
しかし『カーンの逆襲』以降のST映画、テレビの特撮が進化したせいもあってそれほど劇場版のメリットを感じなかったんですよね。
初めて最前列の大スクリーンで“首をぐるっと回して”エンタープライズを観たときの感動は永久に忘れませんけど。
フィギュアもですが、あれだけ進化してるとむしろ今の技術でできたLED組み込みのモデルが欲しくなってくるからヤバイですね。
デフレクターやワープナセルが光り、ボーディングライトが点滅し…おおおおおお。
うわ。スミレさんからコメントいただけるとは嬉しいなあ!
クドクド書いてあるのに読んでくださってありがとう。
そうそう!クリスチン。どーなるんかなあ。出てきたらウーラと三角関係に発展しますがな。それとも今度はカークと!?
てか、ウーラとカークの取り合わせもTOSと逆転状態だったんで意外っちゃあ意外だったんですけどね。
えいさん、まことに面目ない。ちゃんと読んでくださった事に感謝します。
えいさんみたいに簡潔にまとめられたら良いんですが、私はこれしかできません…とほほ。
色々書いてますが、他にも昔無理して進めたところを基礎部分からやり直してあるので今後続編を作るときはかなり楽になるのではないでしょうかね。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.11 17:21
よろづ屋TOMさん、こんにちは。
おそらく筋金入りのトレッキーだろうとは思っていましたが(笑)
私などはテキトーに見ていただけの知っている程度でしかないだけに、すごく参考になりました!
特にバルカン星人の子供たちのいじめについて。ああ、なるほど~って納得してしまいました。イジメって極めて人間臭い行為ですもんねー。
なんであれ、お眼鏡にかなってよかったです。
やっぱり観ないのかなーとか思ってましたが、見逃さなくて良かったですね(^^)
投稿: たいむ | 2009.06.11 18:58
たいむさん、毎度で〜す!
いやほんま、観られて良かったですよ。観て良かったですよ。
筋金も脂肪も入りまくってますdeath!そ、イジメ。最初一番「んなあほなー!バルカン人やでぇ?感情なんかあらへんねんでぇ?」ってそこでもう、不安暗雲たれ込みまくりだったんですよ。
けど結局、スポックめちゃくちゃケンカ強いって事なんでしょうね。生粋の、それも年上のバルカン人相手で負けてなかったなんて。
やっぱりスポック…(-_-;)おそろしい子…
投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.12 00:19
こんにちは~♪
よろづ屋TOMさんは、お詳しいですね~
私は結構年食っているくせに(笑)何故かスタートレックを全く観たことがないんです。
だから新鮮な気持ちでSF映画を観たって感じかな?(笑)
なかなかドキドキさせられる映画でした~観ている間は楽しかったです♪
ただあんまり惹かれなかったんですよね~何故か(汗)
ちょっと好みとズレていたのかもしれません。
コチラでご丁寧なコメントを頂き、ありがとうございました!ロミュラン人のこと、、、納得でした!
投稿: 由香 | 2009.06.12 08:18
こんにちは
TOMさんもドボドボというかガチガチのトレッキーのようですね~
記事タイトルが「だまされた!」の上に「おすすめ座シネマ」のほうじゃなかったから、てっきりイマイチなのかと思ってました。なるほど、ネタバレのときはこちらに書かれるんですね
>女性乗務員が宇宙へ吸い出されたあと、ふ、と音が消えますのよ。スクリーンなしの船外は真空だから
その辺、今まで意識したこともありませんでした・・・・
今後宇宙ものを見るときには「音」をチェックしながら見ていきたいと思います・・・
シリーズが長く続くとどうしても矛盾点や後付設定が増えてくるものですよね
それとは少し違うかもしれませんが、わたしは幼少時「ザク」と慣れ親しんでいたアレが、いつの間にか「ザクⅡ」となっていたことに、未だに納得がいきません(笑)
投稿: SGA屋伍一 | 2009.06.12 08:19
由香さん、いらっしゃいませ〜!
すみません、よそさまのコメントでクドクドやってしまいまして。
実は私もオリジナルをリアルタイムでは観ていないんです。昔の事でしょ、祖母が裏番組観てましてね…存在を知ったのはたまたまその番組がなかったのでチャンネルを回すと耳の尖った顔の長い外人が!!!
だからちゃんと観たのはそれから8年後、高校になって深夜の再放送で。
SGA屋伍一さん、いらっしゃいませ!
私の場合はあまりにもTOSに入れ込むあまり、そのあとのTNG、DS9はまったく受け付けませんでした。ただ、VOJは初心に還ったノリだったので好きでしたけど。
宇宙空間では音がない、という表現はやはり映画では『2001年』ですが、テレビでソレをやったのは『謎の円盤U.F.O.』くらいでしょうか。
あれに感動してからはすごくリアリズムにハマりました。
ザクねえ〜。そうなると旧ザクはなんて呼ぶんでしょうね。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.12 19:45
TOMさんの「脳天までドボドボに漬かったTOS鑑賞レポ」、堪能させていただきました!
「完全にダマされた!」なんて書き出しだったから、どんだけ辛辣なレビュー待ち構えてるかと思いきや、そーですかぁ~嬉しい悲鳴でありましたかv
>“しばり”の中でどこまでトレッキーを満足~(1/11記事より)
エイブラムス監督は、逆に「しばり」を利用したようにも見えますね。それが「問題を書き換えることで正解を“創って”しまった」ということなのかな。うーん、TOMさんの考察はいつも一貫してひとつのことを追求してるので読んでいてキモチイイっす。
この記事を熟読してから観に行くんだったなー・・・と今さらながら後悔・・・
とりあえず続編希望です。期待できますかね?期待しちゃいますよ~
投稿: 小夏 | 2009.06.20 19:51
小夏さん、いらっさいませ。お褒めに預かりコーエーですわん。
やーい、ヽ(´∀`*)ノ 小夏さんもこの記事タイトルにダマされた〜。でもほんまにあらためてカークという男はフェイクとブラフでこのあともやっていくんですよねー。いわば『2』のワンペアでフルハウスに平気で挑み、勝ってしまうようなヤツですよ。
役者的にオトコマエがおらん、美女がおらんって意見多かったんですが、そういう目線ではまったく観なかったしTOSもそうだったんで意識にものぼりませんでした。
しかしそういう意味では私も結局TOSと比べてたってことなんですねえ。
続編、問題があるとしたらネタですね。出尽くしているといわれるスタートレックですし、出がらしでは誰も満足しないでしょうし。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.21 10:45
おぉ、こちらの記事読んで「スタート・レック」見て感じたSFらしさの正体が分かった気がします!
総員退艦シーンでシャトルが一杯とか、ふと音が消えるとか、細かい部分をきっちり作ってるからなんですね。
自分は少しSF好きな程度なので、TOSの矛盾点などは知らなかったのですが、そういうのに答えつつ、しかも一本の作品としてとても面白い映画でした。
あのメンバーの次の航海が早く見たくてたまりません。
投稿: lifeonmars | 2009.07.15 18:38
lifeonmarsさん、いらっしゃいませ!ようこそ、我がブログへ。
記事、楽しんで頂けたようで幸いです。
TOS、矛盾だらけです。極端に言えば無茶苦茶してますが、みんな大好きだから無理矢理自分のどっかのポリシーをねじまげて観てるんですねー。
だからこそこれまでの後時代の続編や劇場作品などで異なる解釈が出てくると我慢できなかったんでしょうねえ。
しかしここまで再構築されるともうグゥの文句も出ますまい。
私も続編が楽しみです。あとは脚本次第っすね〜〜〜
投稿: よろづ屋TOM | 2009.07.16 00:44