『けいおん!』女の子はずるいなあ〜(∩´ω`∩)
“あずにゃん”参加でオープニングのアイコンもツインギターを加えた5つになりましたねえ。むちゃむちゃ青春してますしぃ。
それにしてもアニメやコミックが若い人にもたらす影響ってものすごいものがありますよね、今さらながら。
かつて『アタックNo.1』では女子バレーボールが、『エースをねらえ!』ではテニスが、そして『キャプテン翼』でサッカーが子どもたちの間でブームになり、その中から後のそのスポーツを背負って立つ世代が台頭してきました。
そのうち私は『エースをねらえ!』しか読んでいませんが、その作品中でこんなシーンがありました。
当時オーストラリアがテニス王国と言われるくらいに老若男女、誰もがテニスをしていたようで、そうした状況を指してまず“下地”というか、そこにはテニス王国を支える広大な裾野の広がりがある、という表現があったように思います。
そしてその中から秀でたもの、さらにその中からさらに秀でたものが見上げるような山となって、後の世代の目標となること、そしてそれを組織だってバックアップしてこそ、世界を目指し真に文化としても浸透し残ってゆくだけのものとなる…みたいなことをテニス連盟の会長が機会あるごとに主人公たちに語るんですね。
これを実現したのがまさにJリーグだと思うのですが、たとえ組織だっていなくても、下地・裾野の広がりがどれほど高い頂点と深い奥行きをもった文化に育つかは日本のアニメとコミックを見れば一目瞭然ですわね。
そんな中、われらが『けいおん!』。
ヽ(´∀`*) まさに数年後の女子バンドブーム再来のタネ撒きになってるって気がしませんか?
女子の高校生バンドといえば音楽に詳しくない私はプリンセス・プリンセスやZONEを思い出します。
(∩´ω`∩) ただねえ、桜校軽音部を見ていて、ほんっっっっとに女の子はずるいなあ〜って思うんですよ。いや、悪い意味ではなく。
男子バンドはたいていの場合、がんばってせいぜい“カッコいい”止まりですが、女子の場合はカッコいい上に“可愛い”てのが上乗せ可能なんですよね。
しかもそれぞれグレードが高ければ高いほど、相乗効果が生まれると来てます。
そりゃまあ、男子にはイケメンてのがいますし、イカニモ“らしい”ファッションでそれなりにモテるかも知れませんが、野郎バンドの場合は同性から得られる評価は“カッコいい”とは思っても“いや〜ん、ステキぃ”とは思わない。いや、思いたくない。
けど女性は女性に対しても可愛いもんは可愛いと感じるし、それが見事な演奏とかボーカルなどの技術力を持てばそれはやはりカッコいいになる。
こればっかりは野郎バンドでは絶対に太刀打ちできない。
それに時代の流れというものもあって、たしかに昔は女性バンドもそれぞれ結婚したり子供を持ったりすると…みたいなことが言われてましたが、バンドではないけどSpeedの復帰なんか見てたらそんなもん全然問題なし!って気にしてくれますし。
これからはどんどんママさんバンドの復活も増えてくるでしょう。
それにしても今の声優さん、歌の上手いヒトがほんとに多いのには驚きます。
まあ声優さんに限らず、若い人はカラオケで鍛えられてるというか、とにかく幼いときから人前で唄う事に慣れているというのはすごい事です。
要するに土壌というか、ベースが底上げされた状態なんですね。
声優さんの話になったんで役者さんの話もウダウダと。
かなり個人的見解ですが、主役の唯ちゃんを演じる豊崎愛生(とよさき あき)さんの「おお♪」がミョーに気に入っております。
これまでも『らき☆すた』での“こなた”役の平野綾さんの「おお♪」やらベテラン川澄綾子さん演じる“のだめ”などの「おお♪」など、味わい深い「おお♪(もおエエって)」がありましたが、豊崎さんの「おお♪(しつこい)」は感動して、というよりも、瞬間的な“感心感服”が8割以上という声のトーンが新鮮なのです。
(-_-;) …分かって貰えます?言いたいこと。
この発声法の応用とも言えるのが第二話の▼このシーンでの連れ犬に対する“ムツゴロウ式あやし”…つまり「よぉーしよしよしよし」。これには笑いました。何度も巻き戻して聴くくらいに。
きっとスタッフも彼女の独特な台詞廻しに同じバイブを感じているんでしょうねえ、けいおんDVDのCMでもしっかり「おお♪」が使われております。
(;´〜`;)「おお♪」なんかでこれだけ語れる私もたいがいなアニメ好きオヤジですけど。
*この「おお♪」解説の言い回しで桂 文枝師匠の『次の御用日(http://ja.wikipedia.org/wiki/次の御用日)』の「あ"あ"っ」の名調子を連想された方は相当上方落語のツウと見た。
んでもって中盤になって、唯ちゃんならではのダルダルな台詞廻しも定番になってきたと言いますか、なんともたまらんもんがありますな。
「うぅいぃいいい。アイスぅ。…あ・い・す・ぅうう。」「あああ。ぎ、ぎっくり腰がぁ…」
どーしょーもないダメねえちゃんを演じさせても良し、逆にコーフンの極みなあずにゃんに「いい子、いい子♪」と腕いっぱいの愛で一発でなだめてしまう所なんざ、ナウシカがテトを鎮めてしまう「ホラ。怖くない。」的な母性の発現シーンには観ていてもお膝が崩れてしまいますね。
似たよーなシーンで、ケーキをあずにゃんに勧める所の「ほれ。ほぉれっ♪」とか「はい。あぁ〜ん♪」も従来にあったアニメのキャラクターの声演技とはなんか違う、演技ではない超ナチュラルなものを感じてしまうのですよ。
人気的にはダントツっぽい、あずにゃん、澪。そして理想の嫁さん的な憂(うい)ちゃんですが、私が若かったら唯ちゃんに恋してしまう。
彼女こそがバンドの中で一番、旦那を和ませてくれるエエ嫁さんになると思いますな。
てか、彼女と一緒に暮らしたら、きっとたくさんシアワセをくれそう。
なお、豊崎さんはこの夏からスタートする同系列4コマ漫画雑誌原作のアニメ『かなめも』でも主役を演じるそうな。そちらも実に私好みな絵柄なのできっとのめり込むことでしょう。
そらそーと、彼女の名前の読み仮名を調べてて見つけたご当人の画像を見て、あまりの可愛さにもビックリしましたが。ありゃあ、反則でしょう。これもまたズッコいですね。
最近はどこかの秘密基地でアイドル声優による世界制覇を目指して量産してるのかと思うほど、美人やらカワイコちゃん、しかも歌上手し、芝居上手しな人が多いのには驚くばかりです。そんな中からまた“腕利き”や“名優”が立ち上がってくるんですから、アニメ文化はまだまだ登り調子ですね。
ほんじゃ、また。
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コメント
こんばんは。メッセージくださりありがとうございます。
昔通っていた音楽教室(YA●AHA)が「けいおん!」モードになっていてビックリしました。(ドラムに思いっきりロゴはいってるからしょうがないですが)
アニメはもっぱら画面とストーリーしか見ていないですが、声優さんという視点から見るのもまた面白そうですね。
そうですか唯ちゃん派ですか…黒髪ストレートに弱い私は澪ちゃん派です。
投稿: 咲里キリコ | 2009.06.06 22:29
咲里キリコさん、お越しくださってありがとうございます!
けいおん!モードの音楽教室って……アキバ状態ですかっっっ。
んなことしたら本来習いに来て欲しいのとはチト違うタイプの御方たちがやって来たりして。
澪ももちろん可愛いですよー。涙という最終兵器は強力ですし。
私の視点は常に一風変わってるそうなんで、よろしければぜひまたお越しください。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.06.07 14:40