やっぱし近畿で7月の絵と言えばこれでしょ
さあ、いよいよ本格的な夏でございます。
(;´д`;)私にとってちょー苦手でもなんでも、よーしゃなく夏でございます。
これからひたすら、日々を堪え忍ぶのでございます。
だからせめて絵だけでもサワヤカにっ♪サワヤカにっ♪ てなわけで♪コンコンチキチン、コンチキチンな雰囲気満点に描いてみました。
←クリックしてもろたら大きな画面でご覧頂けるんどっせ
6月21日に《『せなあかんこと』に追われる日々》の題で予告させていただいた時にゆーとりました、描きたかったシチュエーションとモチーフとはご覧の通り祇園祭そして以前から憧れてる阿以波(あいば)のうちわ。
京都の工芸品特集なんかには必ずと言っていいほど登場する、庶民の実用品を芸術の域に高めたアレです。「ゑっ、これ、使ってもええんですか」と触るのも恐れ多いほどの美しさ。
いっぺん、これをウチの娘に持たせてみたかったんスよね〜〜〜
さすがにあの繊細な骨はPhoto shopでは描ききれず、幾何学模様に強いillustratorのパワーを使っております。
しかし実は、前回予告した時点から6月末のドサクサになんやかやと手を加えております。
そのいっちゃん大きな変更点は───
おクチです。( ̄▽ ̄)んがっ。
▼下絵の段階ではうちわがないので普段通りに“にぱっ”と笑顔で描いてみたんですが
さて完成してみて、「う〜ん、なかなかよぉ描けた」と満悦してシゲシゲ眺めていたものの、なにかひっかかる。
以前も書きましたが、私の最大の欠点である“詰めの甘さ”を克服するためには、こっからが正念場だと思いまして、プリントアウトした▼この絵を机の横のパーテーションに貼り付けて例の67時間を共に過ごしながら手が止まる度にボケ〜ッと観てたら色々見えてきましてね。
クチを開けていると、うちわの朝顔とケンカするんですね。
あ、“ケンカする”てのはデザインとかの世界でよく言う表現ですが、複数の表現がかち合うことでどちらも効果が半減する…みたいなニュアンスは解っていただけると思います。
もともと阿以波ならではの向こうの景色が透けるうちわの良さを活かしたかったんですが、見えすぎるとかえってうるさく感じる。
で、“彼女と対話する”というとキモイかも知れませんが、口を開けた絵面が彼女らしくないような気もしてきたんですね。
下手くそながらも一応私は絵の対象に対してはカメラを向けてる気持ちで構図とかシチュエーションを考えるんで、これもいわば「はーい、◯◯ちゃーん、撮るよ〜」的な感じなんです。
下絵の時は気づかなかったんですが、色を入れメイクが仕上がってみると、この娘は人前で大口を開けて笑ったりしないタイプの娘だという気がしてきまして。
───で、よぉ〜く眠った復帰後まずそこを描き直して▼次の絵に。
(+_+ )え?何が違うのかって?
左手なんです。うちわを持つ右手はいろいろ描いたり見たり調べたりして、カメラに対して見せつつもちょっと顔を隠す角度に持つようにしたんですが、当初左手は下げててもいいと思ったんです。
けどこれもツラツラ考えてみると、カメラマンがうちわを撮りたがってることは解ってるだろうから自然と左手を添えるのではなかろーか。
で、完成形に至りました。
まあねー、デジタルの狡いところはこういう所なんですが、巨匠が描く油絵も聞くところでは削り落としたり描き直したりできるのが乾燥の遅い油絵の利点だ…みたいなこともあるらしいので
(≧∀≦) ま、ええか〜〜〜〜〜〜〜〜〜。結果、おーらいっっっっ。
青い眼ではありますが、夏の京都の青空を映してるんだと思って許してください。髪飾りと共にガラスのトンボ玉を意識もしたりなんかして。でも実は安物の“パッチン髪留め”が一番気に入ってます。
しっかし今日はアセりましたよ!!!!
お昼に(といっても昨日の影響で2時間ほど午後にずれてますが)ココログチェックしたら
( ̄ロ ̄lll) 鯖、トラブってはりましてん。ついほんのさっきまで繋がらなかった…ブログは21時頃復帰したけど、本体がなかなか戻らなくて。
ナントカ今日は終電までに終われそう、でもこの調子だと0時には家につけそうにない…
Top絵と記事がアンバランスになってしまうのね…だから一度来られてまだやったら、また来てくださいね。
------------------------------------------------------------------------------
てなわけで(どんなワケや)▼最後にまたまた例によって自分のインターネットケータイ、922SHのための壁紙です。
例によってダウンロードフリーです。922SHユーザーだけでなく、使えそーだと思われたら画像をクリックし、ポップアップしたあとの画像をダウンロードして使ってくださいね。
でわでわ、今月もごひいきの程、よろしうに。m(_"_)m
| 固定リンク
「◆フェテイク&Tom's Picture」カテゴリの記事
- 2021年の12月娘のテーマは《待ち合わせ》。 (2021.12.01)
- やっぱり秋は《真っ赤っかに浸る光景》が観たくて。 (2021.11.01)
- 10月。うまいんだなっ、コレが♪(2021.10.01)
- 九月娘のテーマは『せつな〜い光に充ちた夕暮れ刻』。(2021.09.01)
- 暑中お見舞い申し上げます。ヘイ、尻♪…でもトテモ苦労しました。(2021.08.01)
コメント
うーん…涼やかなお嬢さんの品の良さと透けるうちわがベストマッチ!
暑くてどうかなりそうな夏が始まりますね…Tomさんの涼しげな絵をながめて気をまぎらわしますわ~
投稿: モコねえ | 2009.07.01 05:08
お忙しい中でのトップ絵更新お疲れさまでっす。
やはり歴史ある土地の祭りは風情ありますやね♪ 北海道はそこらへんちょっと弱いんでアコガレます。
仕上げの工程でキャラへの愛情溢れる作業が微笑ましいですわ(笑)
祇園祭りはナマで見たことないですが、滋賀県のメル友から電話(音声のみ)中継されたことがあり、その時の音が耳に蘇るイラストですよ
投稿: SAK | 2009.07.01 08:46
おおーかわいいですなあ!
うちわの透明感(?)がすごい!!
ほんと、キャラに愛をかんじますなあ
投稿: 些細ツナ | 2009.07.01 15:38
もこねえさん、毎度です〜
伊豆も暑いんでしょうねえ、亜熱帯っぽいですもんね。(-_-;)
なんか上が暑くなくても地熱で熱そうですもんねえ。
SAKさん、毎度です〜。
幸いあの殺人ジョブになる前の休日に描き上がったのでよかったです。もっとも、筆を加えたのはジョブ後でしたけど。祇園祭、私も本番は何度も観てはいません。はっきりいって余程エネルギーが余ってないと無理っす。
ツナさん、毎度です〜〜。
よこしまな愛でなければいいんですけど…うひ。うひひ。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.07.01 23:35
やっぱりいろいろと考えて仕上げるもんなんですね。
こりゃ、大変だ。
僕は絵とか描けないからねえ。
ためしにこの絵、自宅のパソコンのデスクトップの背景にしてみよう!
人に見られたら、ちょっと恥ずかしいか。
まあいいね、の・はげおやじ・より
投稿: はげおやじ | 2009.07.02 10:16
はげおやじさん、毎度です。
まーねー、でもあーでもない、こーでもないってやるのが実はいっちゃん楽しいんですよ。いうなれば趣味ですからね。
≫人に見られたら、ちょっと恥ずかしいか。
orz....恥ずかしい絵ですか…いや、たしかにそうかも知れませんねえ
たとえ竹久夢二のイラストでも、オッサンがそういう使い方してたらヘンですもんねえ…
やっぱし女性はトクね。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.07.02 16:21