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2009.04.16

『めづめづ京都 和文化研究所』これ、実にイイです!!

Mezumezu_kyoto 京都四條柳馬場(やなぎのばんば)でこんな本を見つけました。いえ、もちろん全国で売ってるんですけど、最近気の利いた本屋さんにいってないもんで。

 ぶっちゃけた話ね、私この両氏…トニー・ラズロ&小栗左多里ご夫妻のファンなんですよね。といっても今までなんかにチラホラと描かれてた記事を拾い読みしてた程度で、本を買ったことはなかったんですが…これはほんまに買うてよかったです!!
 知ってると思ってた事柄でも、知らんことだらけ。
 

 このトニー・ラズロ&小栗左多里ご夫妻をご存じない方のために。
 たしか一番知られてるのは『ダーリンは外国人』ってタイトルのマンガエッセーだったと思いますが、とにかく旦那さんがハンガリー人のお父さんとイタリア人のお母さんの間に生まれたアメリカ人?とかで、奥様が岐阜人の漫画家。
 んでもって二人の行動日記みたいなマンガエッセーがなんともほほえましいのです。

 なんせこの旦那のトニー・ラズロさんの好奇心と器用さ、そして行動力といろんな意味での寛容さに感心するばかり。もちろん、そんな旦那さんと日々を暮らす奥様もすごい柔軟な思考の持ち主で、でもしっかり日本人で。

 そんな二人が今回は京都のさまざまな文化に触れる体験を通じて、ひいては日本の文化の根幹をもひもといてみようという企画のもとに編まれたのがこの本なんですが、体験記にありがちな“体験することを楽しむだけで帰結している”ところがなく、むしろさまざまな技能を持った先人に“学ぶ”という姿勢にはじまり、そこからさらに一歩踏み込んで日本の文化のあり方にも考えを拡げてみようとしているところが読んでいてワクワクしてきます。
 しかも難しい表現も取っつきにくさもなく、私が読んだどんな入門系の本よりも分かりやすいし、ひとつひとつの体験記は数ページしかないのにもかかわらず、知らなかった情報が一杯なのに驚きました。いままで読んでた入門書ってなんやったんやろう?


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 読めば読むほど好奇心旺盛な人は自分もやってみたくなるはずですが、けして「あ、面白そうやからやってみたろ」なんて安易な気持ちだけではダメだという“覚悟”のようなものもしっかり伝わってくるのは、きちんとそれぞれの伝統やものの考え方に敬意を払って描いてあるからでしょう。
 特に旦那さんが普通の日本人なら物怖じしてしまって本質を見誤るような所もバリバリずんずん分け入っているにもかかわらず、外国人でありながら日本の文化に対してしっかりした考え方をされているおかげで失礼がないのに感心してしまうんですね。

 このトニーさんに限らず、小泉八雲やC.W.ニコルさん、そして日本みたいにややこしい国の文化を愛し溶け込み、あくまで外国人としての視点やスタンスを活かしつつ、日本の伝統を学んだり受け継いだり、文化を見つめ直し更に育んでおられる方々には本当に頭が下がります。

 同時に彼らを見るにつけ、日本人として恥ずかしいことがいっぱいありますよね。
 (-_-;) 身近なところでは、お箸をちゃんと使えない日本人vsお行儀の美しい外国人、みたいなね。

 内容もありそうでなかったものだらけ。最初、知ってるからと読み飛ばしたところも読んでみたら知らんことだらけ。眼の付け所がユニークな上にインタビュー上手でもあるんですね、このご夫妻は。

 さてタイトルの『めづめづ』の“めづ”ってなんでしょーか。その答えはこの本の前書きにありまして、まずここからして「おおおおおお。そやったんか!」と目からウロコ。だからその楽しみを奪ってはいけないのでここでは明かしません。
 ところで“ぶっちゃけた話”というのも実は京都弁…いや、この本を読むとそんな呼び方すら正しい呼び方ではないな、と、あらためて折り目を正したくなること請け合いです。
 私はこの本、『ぶら旅』でもガンガン推します。これ、知っとかんとあきませんわ。
  

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コメント

こんにちは!
おお、1年も前に書かれていた記事ですねー。
でもこの本は知らなかったです。
映画観て、最初からシリーズを読み直したくなりました。いまなら書店で平積みよね(笑)

投稿: たいむ | 2010.04.15 20:26

たいむさん、無理矢理お越し願いましてすみません〜〜〜
でも私の本の紹介が下手やったんでしょうか、ご覧のように無反応やったんですよ。こんなにオモロイ本やのに。

トニーさん一人で書かれてるエッセーもあるので、次はソッチも読んでみたいなと思ってます。なんかね、この人の言葉って禅宗の偉い坊さんより含蓄があるんですよ。

投稿: よろづ屋TOM | 2010.04.15 21:55

ふふふ、このシリーズって知る人ぞ知るというか、触れるとハマルし、目からボロボロとうろこが落ちるのだけど、地味といえば地味なのでそうそう大ヒット物件にはならないのですよね。

でも、さすがに映画のおかげで古本屋はすっからかん。半年後くらいが狙い目かしらねー(笑)

投稿: たいむ | 2010.04.16 17:22

たいむさん、二度目まして。
そうですか!ユーズドな方は売り切れてましたか。でも手にすると分かるんですが、何度読んでも飽きないし、いわば辞典みたいなもんなので、ずっと手元に置いておきたくなる本ですよ。
だから古本には出回りにくいんじゃないでしょうか。

投稿: よろづ屋TOM | 2010.04.16 20:46

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