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2009.04.29

なかなか青春してるぢゃないですか。『けいおん!』

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ノ(´∀`*) うあー、なんかすんげー絵のDNAに近しいものを感じますわあ。特に前歯の描き方ナドナド。
 それはともかく、前回の記事では、舞台ロケ地が京都ということでかなり入れ込んでましたが、今回はアニメとしての魅力でうぉっしゃぁあああと入れ込んでみます。
 とにかく上手いなあ、すごいなあと感嘆しながらひとりミッドナイトにはしゃいでおります。

 しかももお、どの娘もかわいいのなんの。(´ii`) あ。ハナヂが…

 …などと『まりあ†ほりっく』のかなこさんみたいなことゆーてますが。
 でも、萌え〜とかエロース路線よりも、とにかくどの娘も見ていて微笑ましい。
 なんか親目線といいますか、許されるもんならへし折れるほどハグしたいほどに愛おしいキャラクターたちですね。

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 前回、“原作は今風のゆるゆる系な学園四コマ漫画”と紹介したものの、アニメの方は四話目になってけっこう青春しはじめています。いや、恋愛系じゃないですよ、部活として。
 もちろん熱血な主張のぶつかり合いとか、なにがなんでも目指せ◯◯みたいなノリじゃないですが、実際の話としてそうそうそんなぶつかり合いなんて無い方がフツーなように思うのは、私自身が世代にあるまじきユルユルな青春時代だったせいかしら。
 まあ一応「めざせ武道館」とはぶち上げてますけど。

 私は今も昔も漫研に所属せず一人でマンガ描いてたくらいですから、こもり系帰宅部、個人主義の最たるモンで部活の経験は無いに等しいため、そうした共通の目標に向かってチームワークを育むってのに実感がないんです。
 それでも『がんばっていきまっしょい』や『バンブーブレード』みたいな作品を観ていると主人公たちの成長物語にワクワクするし、手に汗握って応援してしまいます。
 この『けいおん!』もまさにその方向へ走り始めている感じ。
 また一話一話の構成が実にうまい。
 もとの四コマ原作のエピソードをふまえながらも一話ごとでちゃんとテーマ別に組み上がっていて、一本ずつのマンガ原作の“行間”を登場人物たちの個性に沿った形で見事につなぎながらしっかりと紡いでゆく手腕はさすが。
 これ、リズムや前後関係を壊さないように話を組み直すのに毎回かなり頭を痛めているはずですよ。

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 お芝居に関しても役者同士の息も見事、絵とのタイミングが合っていて、ベテランの漫才コンビのような笑いのシーン、ボケや突っ込みのタイミングが絶妙なのが大阪人としても嬉しい限り。
 この際ハッキリ言いますが、今の若手漫才師は大阪も含めてテンポ悪くて笑わせてくれない人が多すぎる。たぶん東京制作の出来合いシナリオによるバラエティ番組で育った世代だからでしょう。良質な笑いの経験値が低すぎるのです。
 むしろ昨今のアニメーションの笑いの方がはるかに良質で品もテンポもいい。笑いのクリエーターを目指す若手さんたち、弱者虐待系の猿芝居みたいなバラエティ番組ばかり観てるとどんどん下手になりますぞ。

 閑話休題。

 アニメが漫画に対してとれる最大のイニシャチブはなんといっても音。これだけはどんなにがんばっても漫画にはどーしよーもない。
『のだめカンタービレ』に限らず、小説でも漫画でも、音楽を取り上げる場合は読み手がその楽曲を知っていることを前提で描くしかない。物語としてはそれで表現できても、音楽として共感させることは難しいですわね。
 しかし音が出れば出たで難しいもんで、一家言ある人に言わせれば『のだめ』での実際の演奏はどーのこーのあるそうな。
『けいおん!』のOPで四人が演奏してるシーンでも、指使いは正しいけどキイが揃ってないなあ、というのは永年バンドやってる同僚の意見。いや、表現する世界の奥が深くなればなるほど、その再現は大変ですなあ。

 とはいえ、カメラワークや個々の感情表現、演技などは素晴らしい。よくもあんなに動画を使えるもんだと毎回感心すると同時に、あそこまで描いて動かして、ギョーカイ人は別としても、どれだけの人がその凄みに気づくのだろう、と思うのです。
 だからそーゆーのを見つけるたびに私はこうしてヤイヤイ書きまくるんですけどね。

 たとえば▼このシーン。こわがりの澪がベソかきながら振り向いた景色のあまりの可愛さに同姓ながら唯と律がゾクゾクっと“萌え”るシチュエーション。

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 この右のコマ、昔なら数枚で済むはずの作画を眼と髪と輪郭と…と微妙に動きを描き分け、1秒半ほどの間にざっとどんぶり勘定しても13枚。リミテッドアニメだから1秒12枚でフル作画扱いになるわけですが、昔は一枚でも描かずに済む方向でやりくりしてたのが今はほんとにゼイタクに描いてくれる。
 そのおかげでキャラクターは肌の柔らかささえも表現してしまえるんですよ。ディズニーの無駄に多い1秒24コマ・フルアニメとはワケが違う。

 (´〜` )=3 いやぁ〜、いー仕事してますねぇ〜〜〜。スタッフさんや役者さんへの入れ込み記事はまた次回。

 *あ、一個前の『けいおん!』がらみの記事『けいおん!』京都検定カルトQなアニメ登場ですやん。はもお読んでくれはりました?まだでしたら、クリックして頂いた後にこちらへもどーぞ。→♪♪♪

 *さらに三つめの記事い〜仕事してますねぇ〜(´〜`*)『けいおん!』も公開中。→♪♪♪
  

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コメント

はははギターのキィがそろってないのは気付きませんでしたね・・・。
何せ自分がやったこと無いので!
だけどアニメーションのこだわりってすごいですよね~!
ひと昔前なんて、セリスがない所で口が動いてたり平気だったのに・・・。
故に昔からそう言うのを合わせていたジブリが評価されてたわけですが、本当に最近のアニメは凄いですよ!
映画館で見ない人はわからないかもしれないけれど、最近のアニメ映画は劇場で見ると凄いです!
サウンドが違い過ぎです!
今公開中だとグレンラガンが凄いですね~!
あまりの勢いにまた劇場に行きたいと思ってしまいます!
エウレカは、見たいけど上映劇場が少ないので今予定立てている段階です!
これもボンズだからいい出来でしょ多分!

投稿: ポニ萌え | 2009.04.29 11:58

ポニ萌えさん、毎度!
プロがすごいなあと思うのは、基本的な原理は誰でも一度はやったことがある“パラパラマンガ”と同じでありながら、なんでここまで“動き”を芸術的な域にまで創り上げられるのか───

音に関しても劇場、テレビ、ソースとしては今は同じレベルでしょ?再生装置と環境の違いだけですよね。ぜいたくになったもんです。
35年前、あの宇宙戦艦ヤマトでさえ劇場でステレオで例のマーチがどれほど感動的だったか。
当時はまだテレビは音楽放送でさえモノラルですし、ダイナミックレンジもなにもあったもんじゃない。交響組曲版のヤマトB.G.M.集は出てませんでしたから自宅のオーディオでも“高音質のアニメ系楽曲”の再生は未体験でしたからね。
今は大画面、AV完備、hi-fi再生はマニアでなくても揃ってるでしょう。ぜいたくになったもんです。

BONSは人物の作画としてはまだまだ堅いかな。あそこは脚本構成力が持ち味で、演技、芝居という点では私を痺れさせてくれた事はないですねえ。

投稿: よろづ屋TOM | 2009.04.29 15:37

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