(つД`);; ホッとしたぁ…『CLANNAD -AFTER STORY-』22話
ヾ(≧∇≦*)〃うあー。ついに終わりました。クラナド・アフターストーリー本編。
アニメの最終回を迎えるにあたって、なんとかしてくれとこんなに祈ったのは『フランダースの犬』以来かしら。いや、ほんま、あのまま姉妹作『Air』みたいな終わり方してったら、それこそ神も仏もありませんわな。
『21話〜世界の終わり〜』を見終えたあと、頼むから!頼むから!この娘だけは…と、最終回、別世界との絡みで汐が息を吹き返すという終わり方をひたすら願ってましたが、ここまで大団円になってしまうとは正直ビックリしました。
でもまあ、16話以降があまりにも哀しかったのでこの際それもアリと考えてしまいましょう。また渚ちゃんの笑顔が見られたし。どーよ、この美しい3ショット。よかったよかった…
(*>ω<*)それにしても京都アニメーションのスタッフは上手いなあ〜〜〜〜。
とにかくテレビアニメでこのカメラワークの動感表現は何!? って思います。OPだけでも私は毎回鳥肌が立つんですよ。
宮崎さんや高畑さんたちの動画表現のすごさとも違う。杉野さんや押井さんの演出とも違う。
切ないんですよね、クラナドのスタッフの動画の演技は。そして愛おしい。
絵の演出で切なさが表現できているなんて、一体どういう技なんでしょう。一流の役者でもそうそういないと思うんですが。北島マヤ…あー。いやいや。
しかも新しい作品を作るたびにグレードアップしていって。
今回は朋也と渚の“再会”シーンでの抱擁には、私はおっさんなのに完全にオトメの心になってしまったですよ。でも同時にもう一人の私は冷静に演出を分析してしまった。
朋也に強く抱きしめられた勢いで脱げた渚の靴、抱き上げたときの渚の身体の存在感。女の子ならではの骨格と皮下脂肪の弾力さえも(生々しい表現ですみません)見事に描ききっている。反対に朋也のたくましさ、力強さ。その手腕の見事さすごさにクリエーターの端くれとして嫉妬さえ覚えてしまいましたよ。
ほんまにもー、なんちう上手さ。なんちう演出の巧みさ。『冬のソナタ』のユン・ソクホ監督に見せたいわ。ぜったい彼、このスタッフで恋愛ドラマを作りたくなるはずですよ。それが無理でもなんかインスピレーション受けると思う。(でも実写版でクラナドつくるのはヤメテネ)
さあ、そんで。出てきましたねえ、ちゃんとEDに。風子はしっかりヒトデ型を持ち、とんがり帽子をかぶり。
この歩き方も素晴らしい。私が尊敬する喜劇の神様、藤山寛美さんはエキストラ役で後ろを通るだけの若い役者さんに「人のなりふりはその人の性格や状況がそのまま出てくる。ただ歩いているだけでも、その人が持ってるもの、背負ってるものが全部投影される」みたいなことをおっしゃってたそうです。
みごとに投影されてますねー、風子も汐も。
ああ……。京都アニメーション。…なんてコ。(∩´д`;∩)
そしてかなりの時間を割いて、風子の華麗なる復活が描かれる───。お姉ちゃん役の皆口裕子さん(柔ちゃん!)の声がエエわあ。あの声で「おじいちゃん!?」って叱られたら、猪熊ジゴローさんでなくても思わずヒザが抜けますな。
「ああああ。えぇっちですぅ!」ヽ(´∀`*)ノ\(ー_ー;) モウエエテ
その話は\(^_\)コッチへ(/_^)/置いといて
あ。声と言えば、汐役のこおろぎさとみさんもすごいですよねー。たしかにキャリアもありますが、子供の声を演じた声優さんは数あれども、幼子はかなり難度が高い。“幼児らしい”台詞をちゃんと書ける脚本家も必要ですが、オトナが演じているとは信じられない時さえあるほど、この声優さんは上手い。
たとえば泣きの演技。それは声質よりも、オトナとは全然異なる、子供の泣き方にあると思うんですよ。
あまりに彼女の演技が上手すぎて思わず「こ、この人、すごい」と物語の途中で我に返ってしまったのはトトロのメイを演じた坂本知夏さん以来かと。
しかも汐の片言、それも微妙に意味の軸がずれた幼児ならではのカタコト。これは脚本家が上手いのか、こおろぎさんのアドリブなのか?
あ〜。イイモノを観るとクドくなっていけませんね。私の場合トシのせいもあるけどリアルワールドにこうした話題で盛り上がれる相手がいないってのが問題なんですが───
最後に、前回の記事の時に載せられなかった「はわわぁ〜」で激ラブリーなショットを。
さて恒例の番外編がまだあるようで。私としてはこれまた大好きな“のとまみ”さんが演じるあの人も日本へ帰らせてなんぞウキウキなEPが欲しいような…。(エピローグで颯爽とクルマ運転してたけど、大丈夫かいな)
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コメント
KEY(ゲームを作っているメーカー)が、かなりいい作りしているからですね~!
(MacではできないのでやるとなるとPS2移植版か?)
ここはKanon、Airも含めて、かなり行間を読ませたり、ストーリーにプレイヤーが想像を入れる余地を作っている作りなので、Airについては今でも自分達は飲むたびに、あのシーンはこういう解釈ができないかと酒の肴にしています。
最速クリアを狙ってスキップをしないとちょうどああそう言う事なんだと考える時間になっているので本当に凄いなと思います。
移植版でも機会があればプレイすることを勧めます!
多分KEYファンならやってみたいと言えば本体ごと貸してくれますよ!
やった人間に他人にもこの感動を使えたいと思わせる作りをしますから。
多分ゲームをやるとアニメとは違う自分の中の答えが出てくると思います。
KEY最終的にこれだという答えをあえて出さないので、結末はプレイした人のココロの中にと言う作り方なんです。
投稿: ポニ萌え | 2009.03.17 19:20
ポニ萌えさん、毎度!
ネトゲ以外で最後にゲームしたのは…光栄歴史シミュレーション御三家のMac版なんで、この手の美少女シミュレーションがどんなのか、『らき☆すた』『げんしけん』あたりを見て推し量る程度でして。
まあ私はこのアニメ版で充分満足です。クラナドはゲームではなく、一本の映画作品として惚れたので。
投稿: よろづ屋TOM | 2009.03.19 18:58