どうやったらこんな曲が書けるんだろう。
いま、『太王四神記』のサントラ(久石穣:作曲・編曲)聴いてるんですが。
なんでこの人の曲ってどれもこんなに泣けるんでしょうか。(つД`);;
初めての出逢いは、やはりナウシカだったんですよね。
映画のオープニング、古代からの言い伝え…「その者、蒼き衣をまといて黄金の野に立つ、云々」を記したタペストリーが映し出され、被さるように流れるのがメインテーマであり、エンディングに流れる、通称『ナウシカ・レクイエム』。
当時まだ学生だった私、劇場で、しかも映画はまだ始まったばかりだったのにボロボロ、ボロボロ泣いてたんですよ。
今と違ってまだ涙もろくなどなかったのに。
泣けて、泣けて、泣けて。
盲目のおババが幼い女の子達を周りに置いて語るあのシーン。「子どもたちよ、この盲いた婆のために見ておくれ…」「まるで姫ねえさまが…」
もう、おババといっしょに私も顔を覆って泣いてました。それは今もテレビで放映されるときも同じ。そしていつもその背景に…いや、メインで迫ってくるのが久石穣先生の曲。
ラピュタのエンディングでも泣いた。ハウルの『人生のメリーゴーランド』も聴くたび涙腺が緩む。
そして今、ヨン様の『太王四神記』の音楽でまた泣ける。いや、これは泣くと言うよりも滅茶苦茶にカッコ良くて痺れるんですよね。
五線譜にオタマジャクシを並べただけで、しかもドレミファ八音しかないのに、なんでこの人の曲はこんなに私の琴線を強くかき鳴らすんでしょう。
どんな心で書けば、こんなに人の心を揺らす曲が書けるんでしょう。不思議だ。本当に不思議だ。
文章でもこんなふうに人を感動させることができるんだろうか。
それができるようになるには、どんな修行や勉強をすればいいんだろうか───
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コメント
音楽って泣けますよね。
久石穣さんの曲はスイッチ入ります。
「戦場のメリークリスマス」映画観てないんですけど。
坂本龍一さんのピアノ・・・あれも泣けました。
音だけで泣けることってあるんですよね。
投稿: さくら | 2009.02.20 19:48
さくらさん、おひさっ。(…な気がする)
昔はステレオの前に陣取って音楽だけ聴いてる時間ってのがあったなあ。
暗くした部屋でいい音で音楽聴きながらイメージ拡げて…
あれって一種の瞑想やってんねえ。いまこそああゆー時間を持たんといかんのよねえ。
冨田勲のシンセサイザーもよく聴いたな〜。あの頃は宇宙の果てまで行けたもんね。
『戦メリ』独特ですが、いい映画です。大島渚作品と言うよりも、俳優北野武の原点みたいな?
投稿: よろづ屋TOM | 2009.02.20 22:32