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2008.12.09

気分は『モダンタイムス』(;´д`;)

 昨日から本来の仕事とは別に、私の真後ろに置いてあるEPSONのインクジェットプリンターを使って延々ちまちまと年賀ハガキの印刷をやってるんですが。
 ウチの会社は本来、企画・デザインから製版までのプロセスが本業で、印刷は別会社の工場か、ほかの業者さんにお願いするんですけど、いまだに大量印刷に向いていない印刷方法があるんです。
 それは───
   

 『全面フチなし印刷』ってヤツです。
 同人誌とかされてる方ならご存じでしょうが、従来からある印刷ってのはどんな種類でも、実際の印刷面のまわりに紙を印刷機でつかんで固定するための余白(くわえ、と言います)があり、最終的に余分になるその部分を巨大なギロチンみたいな機械でイッキに1000枚、2000枚の単位でドカ〜ッって断ち切ってしまうんですね。
 だからハガキみたいな最初からサイズの決まった“板紙”に印刷する場合は、印刷できる面積が決まっていたんです。先の“くわえ”もそうですが、デザインが紙からはみ出ていたらインクが周りに溢れる事になるので印刷機が汚れ、結果的にほかの紙を汚してしまうからです。

 コピーの場合でもそうでしょう?絶対に全面真っ黒とか、全面画像、というのはできない。

 ところがインクジェットプリンターの進化はそれを可能にしたんですね。マイコン制御で紙の位置からギリギリではみ出した所まで印刷をしてしまえる。実はインクは紙の周りにはみ出してプリントしてる訳なんですが、インクジェットという超微細なインク粒をミクロの分量で飛ばす技術の発達で、溢れたインクがまわりやあとの紙に悪影響を与えない工夫ができた。
 おかげでいまや『全面フチなし印刷』は当たり前。

 これが私製ハガキなら従来通りに刷って、まわりを断ち切ればいいんですが、今回のクライアントの希望が『お年玉付き年賀ハガキ』にフチなしで刷って欲しい

 この依頼に答えられるのは一枚一枚丁寧に丁寧に印刷するインクジェットプリンターだけ。
 郵政省がJPになろうとも、相変わらず年賀状は板紙しかないんですね。

 そしてプリンターの使い方に慣れている私が刷る事になったその枚数『1500枚』
「げ!? あかんて。プリンター、火ぃ吹くで。(-д-;) 耐久テストやあるまいし、こいつ、そんな大量に刷るような設計になってないもん」
 でも他に方法がない。受けてきた営業はそういう事は全然理解できてなかったんですね。

 かくして、昨日の朝から───

 ウィー、ガチャ。(紙がセットされる)ニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッニョッ………以下略(印刷ヘッドの反復横跳び動作)ウム。ガ、ガ、ガチャ。ヨヨ〜〜〜ン。ガガガガガガ。(できあがりの吐き出し)
 ───の繰り返し。

Moderntimes01

 ところがこいつ、ほったらかしでいいんなら無視してればいいんですが、インクが切れる。印刷用紙がなくなる。
 1500枚なんてベラボーな枚数を刷るためのものではないから、一度にセットできる紙はハガキの厚さなら40枚が関の山。しかし、それだけ入れると紙同士が重みでひっかかったり、歪んで入り込んだりしてエラーになるから、30枚程度で我慢するわけで。

 しかも何故か無口な…いや、陰険なヤツで『紙がなくなった』『インクがなくなった』場合でも、ビープ音も印刷を掛けたMacへの告知もなく、本体の名刺より小さなサイズの液晶パネルにだけ表示したまま黙って待ってやがるんですね。

 (-_-;) ん?なんか静かになったな…と振り返ると、表示だけ出したまんま、澄まして待ってやがる。ずーっと、ずーっと、節電モードになっても待ってやがる。

 しかもタチの悪い事に時折「もうすぐ◯◯インクが切れます」なんて予告を出すんですが、その割にはなかなか無くならないもんだから、番をしてるコッチにしてみると「いつ切れる、まだか、まだ切れないか」とヤキモキし続けるハメになるんですね。

 \(;`д´;)/ うお〜〜〜〜〜〜。仕事が手につかん〜〜〜〜!!!!!!!

 そのくせ、やっと集中して本来の仕事をしてて、フト我に返ると、また

 ( ̄д ̄lll) あ……また……音………してへんなあ………振り返りたぁないなあ…

 でも振り返らないワケにいかない。
 仕方なく点検してやっぱりエラーが出てたらやむなし…なんですが、たまにあの野郎、考え込んでて、そのために沈黙してたりするんですね。
 そういう時に限って、ちっこいパネルを点検しようと近づいたとたんに動き出す。

ヽ(@皿@)メ きぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

(つД`);; 怒っていいよね? 私、怒りにまかせてコイツに暴力ふるっていいよね?

 怒りを抑えて席に戻って数分もしないうちに、また音がしなくなって。今度は紙がなくなった───ようで。

 本来の仕事、デザインも企画もクソもありません。いまの私、完全に機械の奴隷です。なんか、なんも考えられません。真っ白。

 あれ?また無音状態になっている。(○ω○;)
 許いてくれい。許いてくれい。もお、かんにんぢゃ。かんにんぢゃ。(狂言モード)

 ほら、また『ご主人様』が呼んでいなさるようぢゃ───

  

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コメント

うわー
なんだか…男を弄ぶタイプの「小悪魔チックわがまま女」みたい…

投稿: モコねぇ | 2008.12.10 06:43

もこねえさん…
そーゆーモンなら、まだ少なくとも“鑑賞価値”ってものがあるぢゃないですか…でも今日も後ろで(一日8時間廻しっぱなしでも400枚が限度(我慢の))ニョッニョッニョッニョッ…ってやってるソイツは、グレートシルバーの無機的なプラスチックです

orz......

投稿: よろづ屋TOM | 2008.12.10 09:58

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