どうだい?うつくしーダロ?in 京都・高雄
11月15日の土曜日、天気予報で「雨だ雨だ、確率50%」とさんざん脅されながらも「今行かないと絶対後悔する」と自分に言い聞かせて出撃。───結果、大成功。雨は一滴も降らず、それどころか『降らなくても終日くもり』とまでのたもーてたのも外れて、しっかり青空も日射しも見られて。
おかげで我が三代目の愛機となった『PENTAX K-m』の初陣はまずまずの成果となりました。
初陣の地に選んだのは、20年前に行ったきりになっていた紅葉狩りのメッカのひとつ『三尾(さんび)』つまり高雄(たかお)、槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)。
ルートが周山(しゅうざん)街道を辿るだけのたった一本と限られているので、とにかく観光シーズンは混みまくるんですね。
まして天下の京都、日本人だけでなく世界中の“京都ファン”がつめかけてくるから、そらもう大混雑はあたりまえ。
でも、本格的な紅葉は来週というのがおおかたの予想だったのと、週の半ばから天気予報が「週末は雨」を繰り返してきたので、逆に今週ならばあの殺人ラッシュ的な状態は避けられるのではないかと考えたわけで。
大雨でさえなければ、最悪終日曇りでも出かけてみよう───と決心したのが当日の早朝。
私は本来まっ赤っかフェチでして、黄色や緑の残る“錦”状態はあまり好みではないのですが、とにかく先日無理して購入した『PENTAX K-m』を使いたくて使いたくて。
紅さで言うならオレンジ色がほとんど。
意外だったのは、この夏は雨も多く、秋になってからは寒暖の差もあったので発色も良さそうだ…とそのスジの人たちや私自身も予想していたにもかかわらず、もみじの葉先が思いのほか枯れ込んで縮れていたこと。
それどころか色づかずに茶色く枯れて散りまくっていたことがショック。あれでは本番となる二週間ほど後でも、昔ほどには美しくはならないのではないかしら。
今夜もそうですが、どうやら11月半ばになったにもかかわらず、いまだに『暑い』と感じる日が多かったことが原因のよう。
もちろんチマタにはマフラーをしてたりゴツい冬用の上着に毛糸の帽子なんて人も居ますが、もともと生活快適温度が15度の私にしてみれば、気温20度なんて暑いんです。(いちおう私も長袖着てますけど、日中室内ではTシャツ一枚だし、帰宅時はシャツの袖をまくりあげてますから)
樹々にしてもそうで、本来なら木枯しが吹いて樹の新陳代謝を押さえた上で葉が色づくのが、温度が高いために本体はヘタしたら芽が出そうな気温のまま古い葉は養分をカットされてしまうので、色づかずに“枯れて”しまっているようです。
まあそれでも清滝川沿い、東海自然歩道では下の写真みたいな光景ですが、やはり紅さにしまりがない。まだ本格的な紅葉になってないのもあるでしょうし、品種とか、他の原因もあるのかも知れません。
───が、11月15日現在、少し標高のある山ではこんな程度の色づきである…というご参考にはなるでしょう。
ここを歩いた話については、また来年2009年のシーズン前にお馴染みの『ぶら旅』でご紹介することになるでしょう。そん時はまたここで告知しますんで、よろしうご贔屓に。
ところで、三尾のことをわざわざ“みお”ってふりがなを書いておられたブロガーさんがいたのでちょっとたまげました。そういえば私は自然に“さんび”って読んでたけど、もしかして自分が間違ってたのか!?と一瞬不安になってしまった…もちろん、“さんび”でございました。
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コメント
すご~~~~!!!さすが京都だわ!
実は私も今日紅葉見物がてらに王子動物園行ってきたんですよ♪
京都の美しさと比べたら、なんやショボイ。。。
そういえば昔々に紅葉の季節に箕面の滝に行ったことがあります。
美しさもさることながら、「紅葉の天ぷら」なるものに興味津々(^^)
そしてお猿さんたちの襲撃にビクつきながら・・・
11月のお嬢さんは紅葉の天ぷら屋さんの看板娘さんですね♪
投稿: ビタミン店長 | 2008.11.17 01:22
むっは~
たいして色づいてないとはいえ、やはり景観の美しさは格別ですねぇ
先日、天城峠を通りましたがボツボツ紅くなってきています。
天城山頂上付近は紅に染まっていました。
これからが楽しみです^^ …とうてい京都にはかないませんが…
投稿: もこねえ | 2008.11.17 03:06
店長さん、毎度です!
京都と一口に言っても、ここ三尾あたりは紅葉観光のためにそんなふうに進化(退化かも)した場所ですよね。言い方は悪いけど“わざとらしい”の。
そういう意味ではたぶん私の中ではそれほど惹かれる場所ではないので、20年も足を運ぼうと考えなかったのでしょう。
もみじの天ぷら、ここにも売ってるんですよね。でもまだピークでないせいか、トップ絵みたいに作りながら…というほどではありませんでした。
もちろん、食べてません。昔箕面で食べたのでもう充分。
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もこねえさん、毎度です!
天城峠!なんか名前だけでもいろんなロマンを思い起こしますね。あいにく数本の映画でしか観た事がありませんが───
≫とうてい京都には
んなことないです!みなさん京都の紅葉を過大評価しすぎ。たしかにやたらもみじと桜は多いけれど、環境の激変は日本国中同じレベルですし、住宅化は進むばかりで、ヘタしたら“寺社の多い都会”になってしまう可能性さえあります。
あんまり理想化するとがっかりしますよ…って、京都のコンテンツ作ってるヤツが言うコトじゃないですが。
投稿: よろづ屋TOM | 2008.11.17 13:06
こんばんは~♪
葉っぱの先・・・そうなんですよね~。チリチリ。
「今年は台風が来なかったから綺麗!」って気象庁が言い張るから、お言葉尊重したことにして触れませんが。。。
葉っぱの写真撮る時もかなり綺麗な葉を捜すのに苦労します。私のブログは綺麗なところしか撮ってないから・・・かなり京都美化してます。ブログは私の作品だと思ってるからそれで良いんですがね。
それでも観光客は「綺麗!!・・・さすが京都!」なんて。。。そうかなあ???って思うのですが。京都だったら何でも良く見えるのかなあ~~。京都の写真ブログ作りながら冷めた目で見てます。
投稿: りせ | 2008.11.23 21:32
わお!りせさん、いらっしゃいませ。
山科のもみじは洛中のように小さくないものの、ちりちり葉はほとんどありませんでした。雨が順調に降ったんでしょうかね。
『京都だったら何でも良く見える』…それはそうなんだと思います。京都というブランド名はおそらく日本で最強だと思いますよ。
広告という商売をやってる関係上、ブランドやレッテルが人に与える効果、購買意欲というものを結構理解しているつもりですが、およそ『京都』というキーワードほど強力で絶対的なものは他にありません。
よきにつけ、あしきにつけ、京都という言葉はそのまま、京都への憧れの象徴なんですよ。やはり魔都なんでしょうかねえ。
私たちもそれに魅入られてるわけですけど。
投稿: よろづ屋TOM | 2008.11.25 00:25