京都でロシアンていすとにハマる。
3月29日から先週の4月12日まで、三週連続で京都へ通いました。毎年桜と紅葉の季節はそんな調子で狙い定めて出かけてゆくんですが、今年の春はなかなか収穫がありました。
そのうちのひとつはこの『輸入雑貨セレクトショップ Vesna!(ベスーナ)』さん。
た〜またま手にした『Hanako-West』の京都特集で、とあるグッズに魅かれて北野天満宮の近くだということで探して行ったんですが、輸入雑貨は輸入雑貨でも、いわゆる東欧と旧ソ連系の国のものを集めておられるんで、どれもが物珍しい。
しかしさすがに“西 花子”で紹介されただけあって、あいにく目当てのグッズは本の発売直後には全国から問い合わせがあってあっという間に完売してしまったそうな。おそるべし、西 花子。(しかもその本もあっという間に売り切れ続出したという)ちなみにそのグッズはVesna!さんオリジナルの商品で、本場の職人さんにオーダーして作ってもらっているのだとかで「次の入荷は今年の秋になります」とのこと。
うーん、次にいったらやっぱり予約しておこう。(∋_∈)
まあそれでも、もともと小物が大好きな私なんでメゲることなくお店の中をくいいるように物色。
ご覧のようにこぢんまりしたお店なんですが、その小さな(失礼…)スペースながらも、けしてゴチャつくことなく美しくレイアウトされた小物たちがズラ〜リ。
だけど、私はカメラバッグとか持っている上にお世辞にも細い身体ではないので、ヘタに方向転換すると商品を傷つけそうなスペースにひたすらカニ歩き。
ほかのお客さんと行き交うこともなかなか難しいんですが、それでもソーッとしゃがんでみたり伸び上がってみたりして見つけたのがこの記事トップの写真にあるグラス。
これ、ベラルーシ産のウォトカグラス(¥650)なんですよ。ほれ、寒い国の映画とかでカポン!!ってイッキに喉へ流し込むのに使ってるサイズのヤツです。写真はほぼ原寸大。
なに?ベラルーシってどこやねんって?検索しなはれ。サッカーでもオリンピックでも、最近は旧ソ連系の国がどんどん出てきているんで結構耳にしてるでしょ?ほかにも『◯◯スタン』ってつく国とか。
それは\(^_\)(/_^)/ともかく。下に敷いているのが同じくベラルーシ産の手縫い刺繍のコースター。花がすんげー可愛い上に、綺麗な紅い色に惹かれまして、グラスごと飾ろうと思って。これも¥650。(もっちろんテーブルクロスみたいなでかくて上等のもあるんですよ。)
横にある瓶はもっちろんウォトカ!せっかくなんでズブロフカというちょっとAヤツを買いました。それもわざわざ帰り道でみつけた京都市内の酒屋さんで。
ヽ(´∀`*)ノ勢いってコワイっすね。
瓶の中にイ草みたいなのが一本ちょろりんと入っている変わったヤツなんですが、その草の名前がズブロフカで、琥珀色になった酒はなんと桜餅の香りがするんですね。知らなかったんですよ。グッズまで欲しくなるほど桜大好きな私は一撃でファンになりました。
ヘヘ( ̄ロ ̄lll)そして背後霊───は。
ソ連といえば『まとりょーっしか』でしょう。
三個入れ子式の安いのですけど、顔が可愛くて一緒に購入。Vesna!さんで扱ってるマトリョーシカは顔など肌の部分は色を付けずにニス仕上げなんですよ。人の肌と木地の色って同じなんですよね。私もそこが良いなと思って。
この写真もだいたい実物大。¥1,050ナリでなかなかお買得です。
(´∀`*)ヘ まあいっちゃん小さいのは略式量産型的な顔ですけどね。でもしっかりお目々は青。足下にあるのはVesna!さんのオリジナルキャラの『マトちゃん』。超グッドデザインです!
Vesna!さんのホームページに行くと彼女が出迎えてくれますよ。
で、大変失礼ながらこれまで東欧系とかソ連系のものって作りが荒いんぢゃないかと勝手に思いこんでたんですよ。
だけど持ち帰ってから判ったんですが、このグラス、ちーん、と澄んだすばらしい音がするんです。たしかに切り子部分は実に素朴な手作り感で満ちてますが、手のぶち切れそうな薩摩&江戸切り子は好きじゃない私には丁度良い手触りなんですよ。これは良い買い物をしました。
このミニマトちゃんズもキッチリ作ってあって、手に油分があったりしたら開けることもできないくらいピッタリなんです。塗装も丁寧で、つるんつるんの手触りがまたイイ。
Vesna!さんはオリジナルのミニコミ誌も作られてたり、記事もレイアウトも楽しいんです。包装用のシールからしてかっこいい。とにかくがんばってはります。エネルギッシュです。
なんといってもマトちゃんがたまらなくかわいー。やられたって感じですね。お店にはこのマトちゃんをモチーフにしたオリジナルサブレなんかもあったりして。
orz..... 食べられません。もったいのうございます。
オーナーさんらしき女性の方がなんとも笑顔の素敵な個性的な方で、なんでも訊きたがるヘンなオッサンの私にもニコニコと答えてくださいました。
お店だけでなく、ロシア語圏の文化を紹介するためにもいろんなイベントも企画されてるようです。うーん、じつにカッコイイ方です。
他にも欲しいのがイロイロあるんですよね〜〜〜。とりあえずまた後の楽しみにと、後ろ髪(いまやまるぼーずなんで、そんなのネェ状態ですが)をひかれる思いでお店を後にしましたのです。
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コメント
この間、画像見せてもらったときから
どこかで見たことあるな~ってずっと思っててんけど
HP見て謎がとけました。
愛守がマトリョーシカ、マトリョーシカと
騒いでたときに、さんざん、そのHP見てましたわ(笑)
マトリョミンこうて~。
投稿: ※愛守※ | 2008.04.19 19:57
やーっぱり知ってはりましたか。ま、えーとこですんでいっぺん行きなはれ。
≫マトリョミンこうて~。
(ll ̄△ ̄)/Σ なんでやねーん。
私が欲しい。そらそーと、マトリョミンってビタミン剤みたいな名前やね…
投稿: よろづ屋TOM | 2008.04.19 21:15
はじめまして。
blog petからお邪魔しました。
お酒とマトに惹かれ・・・思わずコメントせずにはいられませんでした(笑)。
上記2つ・・・マイブームなんです。
お酒は自分でアレンジして飲むのが大好きです。
マトは・・・少しずつ集めようとしていたところだったので、とても参考になりました。
ありがとうございます。
投稿: さくら | 2008.04.20 14:52
さくらさん、はじめまして&ようこそいらっしゃいませ!
≫blog petからお邪魔しました。
おお〜、ブログペットも役に立ちますねえ〜〜〜!お役に立ててよおございました。一応お酒ネタとかもごくたまに書いているので、これを機にぜひまた時折おいでくださいませ。
投稿: よろづ屋TOM | 2008.04.20 22:12
ズブロッカ…酒に強い友人が、1:1の炭酸割りを作り、角砂糖を1つグラスに放り込んで飲んでいたのを覚えています。口の中ではじける泡が香りを高めてくれるのだそうで。下戸な私はひとくちで真っ赤…心臓バクバク(滝涙)香りがよくて美味しいと思いますが、体が拒否ってしまいます
投稿: もこねえ | 2008.04.22 04:04
もこねえさん、んちゃっす!
へえ〜、記事などの内容からてっきりお酒お好きかと…(゚o、゚)
ズブロフカに角砂糖〜。面白い。でも溶けるのかしら?そのまんまグラスの中で上下するのを楽しむとか?私の場合、炭酸だけならアリかな。
基本的にストレート派なので…
でもさすがにカポン!はヤバイです。てか、もったいない。そんな飲み方はお酒の神様ゴメンナサイって考え方なので。
よっぽどマズイなら別ですけどねえ。(そーいや北欧の芋焼酎はマズかった…10年かかって飲みきったけど)
投稿: よろづ屋TOM | 2008.04.22 10:38
こんばんわー。
ステキな情報ホントありがとうございました。
全国にはあるんですねー、こんなお店。
私はどうにも近場で済ませようと思い、東京だけで探しておりました。
でもそうか、ソ連のものを扱っているんですねー。
一番下の写真にもチェブがおる。
それと・・・一番下の写真の一番下の段の一番右の赤い鼻で黒い体のキャラはなんなんでしょうか?
なんかカワイイ(笑)知ってますか?
投稿: ななな | 2008.08.04 19:13
なななさん、いらっしゃいませ!
イマドキは東欧諸国といったほうがいいのかもしれませんが、やはり品物のタグを見て『ベラルーシ』『ウクライナ』とか書いてあると旧ソ連邦(懐かしい響きです)ですものね。
ウインドウの下のチェブ、けっこーでかいです。あまり似てません。
で、売り切れ続出のチェブはベスーナさん指導なので可愛くてよく特徴を捉えてるんですよね。
ところでなななさんが見つけた“黒い体の”…すみません、知りません。ぜひこの秋に京都へ来られて、直接お店の方に尋ねてみては?
気さくで素敵な方たちですよ!
金閣寺も近くなのでいろいろ見て回れますし…堂本印象美術館とか。そっちは近々姉妹サイト『おちこちぶらぶらよそ見旅』でご紹介しますね。
投稿: よろづ屋TOM | 2008.08.05 13:26