新しいノートってなんかウレシイ。
学生の昔からアイデアを書き留めたり落書きしたりするのに無地のノートを愛用してますが、毎回最後の1ページまで使い切ることなく、数ページを残して新しいノートに切り替えてるんですよね。
いままでのを見直してみるとみな、そんな感じで使い終えてます。棄てることは絶対にないんですが、日頃なんでも、もったいない、もったいない、と考える主義なのに、ことノートに関してはヘンなムダ使いをやってきてます。なんでかなー。
私、手ぶらで出かけたことがないんですよ。どんなに荷物が必要でないときでも、絶対にノートと筆記具、あとなんやかやと小物をカバンにぶち込んで持って歩く。
ここしばらく、無印良品の『再生紙ダブルリングノート』のA5サイズを使ってたんです。これ、がっちりした厚紙の表紙になっていて、しかもそれがクルリと折り返すことで二重になり、まるで画板にのせたクロッキーノートみたいにしっかりと紙を支えてくれるんですね。
だからすごく絵が描きやすい。
だけど実は、そのA5サイズのノートを使い始めた昨年の初め頃までは、気分的にいろいろあってあまり落書きとかしなくなってたんですよ。
だから学生の時からずっと続いていた、何はなくともカバンにノート、という習慣もなくなっていたんです。
毎月の更新のためだけに、どこかからハンパな紙を見つくろってきては絵を描いていたような状態。
それが昨年の正月頃、無印良品でふとこのシリーズをみつけたんです。
茶色くてガッチリしてるのに、妙に手に温かくて優しい厚紙の感触。
開いてみるとなんだか懐かしいうす黄色の紙。なでてみるとワトソン紙に似た手触りで、よくよく観ればほどよい凹凸があって、いかにも鉛筆の乗りがよさそう。
───そんなこんなで、試しに一冊買ったのが縁でした。
実際、描きやすい。再生紙とはいえ表面はけっこうシッカリしていて、消しゴムを掛けても毛羽立たず、さりとてちゃんと鉛筆も乗ってくるのに消せばちゃんと消えてくれる。なかなかないですよ、こんな良質のスケッチノート。
そんなわけで家でも職場でも移動中でもなにか思いつけばこれに描いて。
2007年のトップ絵やら習作はみなA5判の小さなノートにびっしりと描きました。
でも、このごろちょっと描きにくくなってきたんです。
サイズが小さいな、と思うようになってきて、のびのびと描けなくなってきたんですね。なんか、窮屈な気がして描きたいものがちゃんと描ききれない。
最初は私の手に対しての紙サイズが小さかったんだろうと思ってたんですが、どうやら違ってた。
植木鉢で育てる植物は、種ならともかく苗木の場合、最初から大きな鉢に植えるとなかなか育たないのに、適度に合ったサイズの鉢に植えるとすくすく育つんです。
それと同じで、最近あまり絵を描かなくなった私が昔のようにコチョコチョ描くように戻ってきて、ようやく次のサイズの植木鉢が必要になったんだということらしいのですね。
新しいノートはB5サイズ。ノートとしては一般的ですが、これまでA5を常用してきた私としてはすごく広く感じます。
さっそく、試し描き。
新しいノートの最初のページは、いつもいつも「いらっしゃい、ようこそ」って言ってくれるように思います。なんか、はじめてそこへ鉛筆を走らせるとき、どうしようもなくうきうきする。どきどきする。
ああ、でもA5判のノートも、今度ばかりはちゃんと使い切ってみよう。あれのおかげで、また絵を描くのが楽しいと思えるようになったから。
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コメント
2月は椿ちゃんですか♪
バレンタインネタで来ると思っていたら、椿ちゃん!
TOMさん渋いわ~~~(^o^)
私はいつもイラストの下書きは、子供が持って帰る学校のプリントの裏とかチラシの裏とか
良くても落書きだらけの画用紙の隅っことか
そんなんばっかりです。
で、描いてるうちになんとなくのってきて、そのまま色づけ始めて気合入れて描き始めてそのまま完成!
・・・・のような流れになることもしばしば(^^;)
楽しいって思える間は、私もずっと絵を描いていきたいです♪
投稿: ビタミン店長 | 2008.02.10 23:28
むふふふ、この椿ちゃんはひさびさの自信作です。
気に入る絵が描けるときって、絵柄の方から“降りて”きますもんね。
さてさて、次はいつ降りてきてくれるのやら。
投稿: よろづ屋TOM | 2008.02.11 23:00
うん、
うれしいうれしい。
わかるわぁ、、、
投稿: 猫姫少佐現品限り | 2008.02.22 04:21
姫少佐にもご理解いただけてヨカッタヨカッタ。
投稿: よろづ屋TOM | 2008.02.22 09:15