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2007.12.23

『風林火山』最終回…もお、NHK大河はダメですね

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 山本勘助って人物観と、内野聖陽(まさあき)君という俳優が好きなのでがんばって観てましたが…
( ̄ロ ̄lll) もう、最後もボロボロですねえ…
 NHKって、別に国営放送ではないとはいえ、一応日本を代表する放送局ぢゃないですか。BS通して世界中へ放送を発信しているし。
 それがあんなデタラメな時代考証でいいんでしょうかねえ〜〜〜〜〜〜〜
 

 スタッフロールを見ると、毎回毎回、所作指導だの方言指導だの時代考証だのにどっかの教授とか各界の偉いさんっぽいヒトの名前がつらなってるんですよ。このひとら、どこまで口を出せてるんでしょうね?それとも単純に名前を借りてるだけ?

 まあ予算の都合とか、いろいろオトナの事情はあるでしょう。
 だけどそれならそれで、最初から割り振って平均的な力配分にするのはプロデューサーやディレクターの仕事な筈。

 それにしても、こまかな文化の表現がかなり手ぇ抜きまくってるのにはホンマに毎回興ざめしてたんですよ。とにかく生活感がない。食うや食わずの当時の水飲み百姓たちがどんな気持ちで武田の兵士徴用に難儀していたか。同時にその稼ぎをどれほどアテにしていたか。同時に侍たちが信玄に寄せる期待のデカさが感じられないままだった。

 それにやはり戦闘のシーン。武田といえばとにかく騎馬軍団なのに、まあヒトの少ないこと少ないこと。でも予算がないのは仕方ないとして、いい加減なことが多すぎるのには呆れました。ないのなら無理に出さなければいい。昔の大河は台詞とナレーションでごまかしてたけど、それでよかったんですよ。少人数を大部隊と言い切るよりは。

 特に最終回の演出はひどかった。

 最終回だから勘助の最期に迫力が欲しいと思ったんでしょうけど、なんで種子島で撃たれて終わり?(-"-;)この頃の戦では種子島なんて高いわ、重いわ、当たらんわで当時の戦国大名には馬を脅かす程度にしかその威力を認められてなかった…ってのは同じNHKの歴史ドキュメントに何度も出てきましたわね。
 まして当時は火薬も超高級な輸入品目、大将の命令なしにおいそれとは使わない。そんなのよりも手っ取り早い弓矢を射ますわね。まだ『蜘蛛巣城』の三船みたいに矢ぶすまで死ぬ方がよほど勘助らしい。

 それよりも!討たれた勘助の遺骸を囲んでる武田の諸将、なんで警護の兵士のひとりもなし、しかも幔幕さえもない吹きッさらしの本陣にボ〜ッと立ってんねん。
(。-`ω´-)// ありえねえええええええええええええええ
 ふざけんなあああああああああああああああ 凸(`△´メ)

 そういえば、霧の中から上杉軍が現れたあと、次のカットではもうめっちゃ視界ひろがってるし。終わりが近いともうテキトーなんですかねえ。俳優はがんばってるのに、スタッフはゼンゼンやる気なし?エラソーにスタッフブログとか作ってるようですけどねえ。

 ぶっちゃけた話、黒澤明の時代劇が迫力あって生々しいのは、物語の根底にその時代に生きたヒトの生活感さえも垣間見られる舞台装置や背景の“つくり”と“見せ方”があるだと思うのです。
 これって、芝居にも関係してきますよね。たとえば模擬刀ひとつをとっても、重たければむやみに振り回すとすぐ疲れるからムダに動かずに体力を温存する。おびただしい死骸と流れる血潮はぬかるみをつくる。
 次に使う必要があるとはいえ、みなさん衣装綺麗すぎ。迫力も説得力もない。
 だったら最初から綺麗な衣装の他に古着(ちゅーか襤褸)を使えっちゅーの。スタッフ、ズボラしすぎ。
 それにしても種子島、本物を見たことあるのかしら。撃つところとか、その威力とかのスペックもでたらめ。めったに命中しないけど、命中したら「うっ」どころか至近距離なら肉体は消し飛ぶほどの威力があるそうで。

 黒澤明の映画の雰囲気とまでは言いませんが、せめてちゃんと文化の勉強して時代時代の空気感だけは作って欲しかった…きちんとした時代考証ができないなら、いっそ今後はちょんまげも衣装も棄てて、小劇団みたいにジーンズとTシャツで大河ミュージカルでもやってはどうですかね。
 そーゆー企画でも昔は『天下堂々』『天下御免』なんて超傑作時代劇もあったのに。

 その点、俳優さんたちは偉かったなあ。ひどい脚本と演出でも俳優さんはがんばってた。
 ガッ君もはじめは気負いすぎてたけど、だんだん戦マニアの謙信になってきたし。

 今回、市川亀治郎君がとにかくよかったなあ。若いのにだんだん春信から信玄になっていった。それに信繁。ホンマに亀ちゃんの弟に見えた。ちゃんと武将らしいカリスマ性がある。
 おなじ市川でもエビゾー君は迫力もなければ貫禄もないし、中村シドーは超大根だし。(繁殖力だけは共通的に強いようですが)けど、亀ちゃんはさすが歌舞伎の出身は違うと思わせてくれました。やはりサムライは号令の時に空気がビリビリと震えるほどの迫力がないとね。加藤武さんは流石だった!千葉ちゃんはやはりカッコ良かった!関根勤氏のモノマネばかりが印象にあったけど、あらためて見るとフツーの俳優とは気迫が違う。
 これで俳優引退とはもったいない。(つД`);;

 心配なのは筆者の大好きな緒方拳さん。最終回はなんかキツそうだった。1969年の三船版『風林火山』では武平という、大河では有薗芳記氏演じる河原村伝兵衛に当たる役柄を演じた時は32歳でしたが、いまや御歳70。
 大河でも他の時代劇でも、秀吉から仕掛人梅安、大石内蔵助から蘇我馬子など、名にしおう謀将やアクの強い役柄を演じさせたら右に出るもののない名優だけに、これからも元気でがんばっていただきたいもんです。

 来年は『篤姫』…演技力はどうか知りませんが、貧相なお姫様…
 その次はブッキーの直江兼続?むちゃくちゃやなあ。(;´_`;)まあ彼がヨゴレをできるほどに成長することを祈るしかない…が…天性のタイプってあるもんなあ。

 昔はできそこない大河が数年続いた後はいいのが一本あって…ってサイクルでしたが、今は駄作続きで悲しいっす。

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コメント

今回は始めから最後まで地味だったですね。
最初に出てきてた勘助の恋人役の女の子(今の朝ドラのヒロイン)の熱演が印象に残ったくらいです。
三条夫人も、この作品ではヒロインであるはずの諏訪のお姫様も、ちっとも光らなかったですし。
ガクトでちょっとは派手目にしようという意図があったふうにも見えるけど、なんだかなぁ・・・な残念な結果でした。

来年のはね、個人的には宮崎あおいちゃんが大好きなので
最初のうちは様子見で見てみようかな~(^^)
と思ってはおります♪

投稿: ビタミン店長 | 2007.12.24 00:26

店長さん、毎度!
じみっちゅうか、なんせキャラが立ってませんでしたねえ。誰が主役かよおわからん。
実際、信玄は野望のカタマリだし、謙信は戦争マニアの異常性格だし、三條夫人もノイローゼだったといわれるし、とにかく皆問題を抱えていた人々だから綺麗事で済ませようとするのがまず間違ってますわね。
結局は他人を殺して押しのけて生きるのが当然の時代に、いかにして夢を賭けていったか、という描き方をするべきで。
井上靖さんは文体が難しいけど、読んで本当のメッセージがなんだったのか、知る必要があるなあと思ってます。

宮崎あおい、『銀色の髪のアギト』で声の演技上手いなあと思ってたんですが、どうも彼女の顔が苦手です。なんか『2001年宇宙の旅』のlastに出てくるスターチャイルドに似てるんで…

投稿: よろづ屋TOM | 2007.12.24 01:42

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