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2007.05.31

生命と生き死にについて考えてみる。

 毎日毎日、人は生まれ、人は死んでゆきます。
 アタリマエのことなんですが、アタリマエのことを考えようとしないのも人の常ですよね。だって、そういうことばかり考えても仕方ないし、どんどん落ち込んでしまうから。
 orz....

 だけど、自分が好きだった人や興味のあった人、近しい人が亡くなると、あらためて「ああ、人はいつか死ぬんだ」という現実を突きつけられます。
 ZARDの坂井泉水さんが突然亡くなったことで、そういうことを考える機会を得た人って多いでしょうね。
 あいにく、悪事をはたらいた挙げ句に勝手に首をくくったオッサンの方がニュースとして扱いが大きかったのは心外ですが、聞けば自殺ではどうせまた生まれ変わっても同じ目に遭うのだそうですから哀れなもんです。

 それはともかく。(´。`)

 もう自分もいい歳になってきてるんで、知人が亡くなるという経験もいくらかしているわけですが、自分より年下の人(坂井さんは筆者より7歳年下)が亡くなる場合は殊更にいろいろ考えてしまうのです。

 やりたいこと、まだまだあったやろな、ほんとは明日のことも明後日のことも考えてたんやろな…好きな人はおったんやろか。ケンカしてる相手もおったんやろか。
 ヒミツもあったやろなあ。あれ、バレたらイヤやなあ、みたいなのもいっぱいあったやろなあ…等々。

 突然生命を失うとそういう“しがらみ”ってすごいでしょうね。
 絶対いついつに死ぬよ、って知ってたら身辺整理もある程度するでしょうが、ガラクタだろうが宝物だろうが、モノをちゃんと取捨選択できない私の場合は、身辺整理やりかけで生命がつきる可能性が大…

 ( ̄Д ̄lll) 最後の数日間が大掃除ばっかしなんて、笑えませんなあ…
 しかも中途半端で力尽きて、発見されたとき掃除機を抱いたまま埃まみれで満足げな笑みを浮かべてた、みたいな。

 (;´- ω -` ) な…情けない。

 でも、かつて岡本太郎氏の養女・敏子さんがテレビの対談で「死んだ後までくよくよ考えても仕方ないのよ。だってその時、自分は死んでるんだもん。なーんにも分からないわよ」と笑いながら仰ってたことが頭から離れません。
 そっかー、だから葬式なんて意味ないなあ…とずっと思ってたんですよ。
 そしたらこの前、三輪明宏さんが「お葬式は自分の為じゃないのよ。遺された人が気持ちを整理するためのお式なの。」と仰ってて。
 そういう意味なら尚更のこと友達の少ない自分の場合は葬式も要らんなあ、と思うのです。サッパリしたもんです。
 でも死体は放置してたら迷惑かけるしなあ…なんかうまいこと自動的に始末する方法はないかしら…あ、でも死んだ後は心配しても仕方ないんだっけ。いや、自分の死に様の話じゃなかった。

 とはいえ、死んだ後の世の中がどうなってゆくのかは知りたいなあ。
 太陽系を飛び出すのはいつか、おバカが戦争して滅んでしまうのか、宇宙人と出会うことはあるのかとか。

 あ〜、その前にいつ死んでも良いように、人様に見られたらヤバイものは自動的に消滅するような工夫をしておいた方がいーのかしら。でもどーせ無縁仏確定だからえーかいな。それとも買い貯めた漫画とか、お気に入りの盃とかは誰かに貰ってもらえるよう遺書でもしたためておくべきなのかなあ?

 ───こんなこと考えていられるなんて、あたしゃシアワセなんでしょうねえ。

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コメント

同じ日に著名な方の死のニュースが重なり、日本中が愕然とした日でしたね。
坂井さんは私もカラオケでお世話になったし、自分の青春を振り返る意味もあって、すごく胸にズーンときましたね、やっぱり。
単純すぎて失礼な言い方だけど、やはり「可哀相になぁ・・・」という言葉しか出てきません。せつなかっただろうなぁ。最後に何を思ったんだろうなぁって。
ここんとこ毎日彼女の歌を知らず知らず口ずさんでますからね、みんなそうでしょうね(笑)。
そうやって、後に残るものをカタチにしたことが、坂井さんの生きた証なんですね。

私はもし自分が死ぬとしたら、せめて大事な人に大事な言葉だけは伝えてから死にたいなぁ。いや、絶対しぶとく長生きしてやるぞい!

投稿: 紅玉 | 2007.06.01 00:35

お久です!
久々のパソ復活です!
と言ってもちょっとだけ借りてるだけなので、本格復帰はもちょっと先になりそうです。
先日、携帯からコメント残そうとしたんですが、携帯からはコメント送信できなかったんですよ~~
それに携帯からはTOMさんちのお嬢さんは見られないのですよ^^;
今日は早々に新しい6月のお嬢さんになってるかしら?と思ったけど
ちっとばかし早かったですね・・・残念!

坂井泉水さん、本当にびっくりしました・・・
美人薄命ってあるのかなぁ と思ってしまうような、儚げな憂いを帯びた美女でしたね。
ZARDの歌にはあまり思い入れは無いのですが、こんな若くして と思うと、さぞかし無念だったろうと思います。

死ぬのが怖いのは、大好きな人たちと二度と会えなくなるのが辛いから
というのを聞いたことがあります。
本当にそうですね。200歳まででも生きたいです。

本格復帰までしばらくまたコメントできませんけど
携帯でこっそり見てますよ~~~(^o^)♪

投稿: ビタミン店長 | 2007.06.01 01:18

紅玉さん、毎度です。
今日は帰ってきて風呂で桑田圭祐さんのFM番組を聴いていたら、石立鉄男さんまで亡くなったと聞いてまたがっくり来てます。
『奥さまは18歳』『パパと呼ばないで』も大好きでしたが、『雑居時代』『水もれ耕介』『夜明けの刑事』など、彼の出演ドラマはほとんど観てたんですよ。
でもそうした想い出も、彼らが遺していったものなんですね。ある意味、羨ましい。
私も大事な人に大事な言葉を遺すまでは、死ねませんね。
生きるのはけっこうしんどいけど。(;´д`;)

投稿: よろづ屋TOM | 2007.06.03 01:34

おお!店長さん、おひさです。
あ、本格復帰はまだでしたか。早く治ってくればいいですねえ。
私はもおMacなしでは夜も日も明けません。落雷の時実感しましたよ。

そうですね、私も試しましたが、携帯はトップ絵も見られませんね。
でも本家サイトは今回も1日になる前にしっかり更新してますよ。っつーか、それを間に合わせるために毎月必死ですが。

ブログのトップは残念ながら毎月替えようとは思ってないんですよ…特に今回は縦長向きのイラストで、ブログ用の横にはどうしても合いにくいので。(言い訳)

生き死にの問題は本当に難しく、また興味深いテーマです。
短い生を描いた映画も腐るほどありますが、逆に長生きすれば幸福か?という命題のSF映画もたくさんあります。ロビン・ウィリアムズの『アンドリューNDR…』もそうですね。

≫携帯でこっそり見てますよ~~~(^o^)♪

あ。コワ。( ̄ロ ̄lll)

投稿: よろづ屋TOM | 2007.06.03 01:46

お返事が遅れてどうも。
コメントははじめまして・・でしょうか。
TBありがとうございました。

ZARDの坂井さんの死は
悲しいというよりまだいまだに現実味がないです。

病気だったことも転落死の謎もふくめ
知らない部分が多すぎて何を言われても信じられなくて
固まってました。訃報をはじめて耳にしたときは。

本やCD,DVDなんかを扱う店にいると
問い合わせが多いからとコーナー組みをして
関連商品なんかを並べます。
もちろんたくさんのひとが彼女の声が聞きたくて
ないですか?って来られるんですが
そういうもんを準備してる自分らは
なんだか人の不幸で商売してるみたいで
とってもフクザツな気分になることが多いです・・・。

投稿: Ageha | 2007.06.09 18:25

agehaさん、いらっしゃいませ。

≫コメントははじめまして・・でしょうか。

いえいえ、『よろ川長TOM』の名前でやってる映画の方では何度かおいでくださってます。
すみません、以前は映画繋がりでしたんで…

追悼特集って、そう考えればたしかに複雑な気持ちですね。
でも新聞やニュースは内容の大半が“他人の不幸を告知する”わけですし、私の仕事の広告なんて嘘八百ですから、それに比べればずっと罪がないと思うのです。

投稿: よろづ屋TOM | 2007.06.09 21:05

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