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2007.03.25

京のお豆腐、の本。

Rakutabiotofu

 みなさんにとって、京都を代表する味ってなんでしょう?
 懐石料理、京野菜、湯葉、和菓子、伏見の酒…いっぱいありすぎて決めかねます。
 でも、これすべてに共通するもの。それは、京の水。最近の研究で、琵琶湖に匹敵する膨大な水量の地下水が京都盆地の地下を流れていることが判明。
 しかもこの京の水、信じられないほど上質の“おいしい”水であることは、都1400年の歴史が証明済み。

 そして、その京都の水の申し子といえば、お豆腐。
 昔は「湯豆腐なんかどこでも同しやのに、なんで京都のはあんなに高いねんな」と思ってましたが、一度でもクチにしたことのある方なら「むう、この旨さやったら…しゃあないなあ」と納得されるはず。

 でも、有名店の湯豆腐とかなら別ですが、京童(きょうわらべ)というか、京都のジモティが毎日食べているはずの美味しいお豆腐はどこに行けばいいか、なんて、もちろんジモティでないとワカリッコありません。
 そこでこの本!
 私が姉のように慕うライターさんが筆を執っているのですが、ちょっとイイですよ。
 
 それが写真のらくたび文庫008『京のお豆腐』

 とにかく読んでいて楽しい!! 

 純然たるお豆腐屋さん14件、お豆腐料理の店8件のほかに、お豆腐の話がいろいろな切り口で書かれているのですが、メイン記事としてはあくまで京都のフツーのお豆腐屋さんがレポートされてます。
 ただし!ここに紹介されたお豆腐屋さんは昨今のマスコミでブレイクしたとかのお店ではなく、本当に昔ながらの手間暇をかけて、来る日も来る日も美味しいほんまもんのお豆腐を作ってこられたお店ばかり。

 料理店の記事も、名の知れたお店であっても、いわゆる有名だからと載せているのではなく、私が読んだ限りではあくまで“豆腐の心”を伝える、豆腐をこよなく愛しているお店だけをチョイスした、という感じ。
 だから見た目は街のフツーのお豆腐屋さんが紹介されています。

Rakutabiotofu01

 ▲ほらね。こんなにちっちゃい本です。

 聞けば、四ヶ月にわたる取材の集大成なのだとか。私も広告に携わっていますが、たかがチラシ一枚でも何度も何度も打ち合わせと没案を重ねて、やっと印刷に至るのですが、それが本ともなるとどれほどエライかと思うと推して知るべし、です。

 そして付録みたいにあるのが、お豆腐にかけるもの、のせるもの…その中には私の『おちこちぶらぶらよそ見旅』にも取り上げている松野醤油の柚子ぽん酢も。いや、さすが分かってらっしゃる。

 ホントにポケットにほい、と入ってしまうサイズです。これから桜の京都へお出かけのご予定ならぜひお供にいかがでしょうか。
 ここでひとつ、私からのご提案。
 確実に密閉できるタッパみたいなのをご持参されて、この本に紹介されているお店でお豆腐を買うのはいかがでしょう?
 私みたいに近畿圏なら持ち帰れば良し、ご旅行の方なら、宿泊先でいただくのであります。もちろん、お気に入りのお醤油やポン酢もチューブにでも入れて持参しておくのです。おっと、コンビニ等で伏見の酒を買うのもお忘れなく。
 うん、丹波の地酒でもいいですね。
 (´▽`)買いたての京豆腐で京の酒をきゅ〜〜〜〜。ああ、たまりません。
 注意!この本を読むと、無性に京豆腐が食べたくなってしまうというオソロシイ効果があります。いや、マジで。

 ただし正直、小さな本屋さんでは見つからないだろうし、大きな本屋さんでは見つけにくいほどに小さく地味な表紙の本なので、よ〜くお目々を凝らしてお探し下さいね。
 もし見つからない場合は上のリンクのらくたび文庫008『京のお豆腐』でお求めになれますから、ぜひ一家に一冊、お揃え下さい。

最後にこの本にも載っていない余談。
 この本で一番目に紹介されている『中谷豆腐店』のご夫婦、八坂の塔に至る坂道にお店があるのですが、別な意味でマスコミでブレイクしたことがあるのです。
 昔から観光客の乗用車が運転をミスって店先に当たることが多かったとかで、店先に注意を促す自家製ポスターを貼られてたことがありまして。
 それがご夫婦のすんげー形相で撮られた写真を使ってこしらえたインパクト大なもの。
 それが随分前に『探偵!ナイトスクープ』で取り上げられたことがありまして、ご覧になった方はこの本を見たら絶対その回を思い出すでしょう。

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コメント

関係ないケド、
京都の地下は、広大な洞窟だというの、
ご存じですか??

投稿: 猫姫少佐現品限り | 2007.03.25 05:34

あら、こっちにも。毎度です。
(ノ´∀`*) はいはい、その時の特番で観ましたよ。
でもそういうこと解っていて都を創ったのだとしたら、京都自体が一種のオーパーツですねえ。
奈良や斑鳩の建築物もありえないハイテクですしねえ。
おそるべし、西暦三ケタ人。

投稿: よろづ屋TOM | 2007.03.25 07:10

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