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2007年1月

2007.01.22

『墨攻』すごいスケールなのに撮影が下手でもったいない。

Bokkouposter

 「お前やったら絶対コレ、好きやで」とコミック版の原作を親友に勧められたのはもう10年前。
 絵はお世辞にもスマートじゃないし、主人公もブサイクで汚い。だけどその無骨な線からあふれでる“気”は筆者を圧倒し、壮大なドラマに心底惚れ込みました。

 中国は春秋、広大な大地は小領主たちの割拠する戦国、秦の始皇帝が今まさに統一へと動き始めた頃。非戦を唱え、質素と他者への無償の奉仕を尊しとした思想家・墨子(ぼくし)のもとに集った弟子たちは墨家(ぼっか)と呼ばれ、戦争を止めさせるための戦術のプロだったが、時代の流れと共に思想は薄れ、体制に迎合するまでに墜ちていた。
 秦兵10万の大軍が地方都市国家・遼城に迫る中、救援軍の派遣を依頼した墨家からやってきたのは、たった一人の男だけだった───

 今回、寝耳に水状態で突然『墨攻』映画版が完成した、と聴いて驚き、中国映画でアンディ・ラウが主演と聞いて二度驚いて。とにかく観たい、観たいの一心だったものの試写会は全滅し、やむなく友人から入手したのは英語と中国語字幕版のDVD。
 原作を知ってるからなんとかなるかと観始めてみると、英語はダメでも簡体字の字幕はけっこう解るもんなんですね。大昔、遣唐使・遣隋使たちが筆談でなんとかなったというのはあながち嘘じゃなさそう。

 で、肝心の映画なんですが───


 正直、すごいスケールなんです。いつもみたいに多分中国軍の協力を得てるんでしょう。CGではなくキューブリックの『スパルタカス』やデミルの『十戒』を彷彿とさせる実写の軍隊は圧巻。

 だけど奇妙なことにこの監督、アップを撮らない。主人公たちもみなバストショットが一番の寄りなんですね。結局全編通じて首上のアップはワンシーンだけ。
 あとはやたらロング、ロング、俯瞰。このたったひとつのアップシーンを強調したくてそうしたわけでもなさそうで、戦闘シーンでもみな妙に一歩引いてしまっているので、せっかくの迫力ある画面がみんな傍観者的な視点に修まってしまっているのがものすごく勿体ない。まるでスタジオ用の固定カメラで撮影しているテレビドラマみたいな構図ばかりなんです。

 この作品と似たシチュエーションでは2005年の『キングダム・オブ・ヘブン』がありますが、あちらはカメラが縦横無尽に映し出すエルサレム攻防戦は時にロングで城壁に群がる軍を描き、時にドUPで死にゆく兵士の顔までしっかりと映し出していました。

 お話は原作というよりも原案として使っている点は評価したい。筆者は、脚本というものは、媒体ごとに最も効果的な脚色をすることを尊しとしますので。
 だから原作コミックと同じ登場人物でも、意外な設定になっていたのには2時間枠に納めるための工夫としてむしろ賞賛したいと思います。

 映画のために加えられたキャラクターとしていかにも武人らしい弓の名手が登場しますが、なかなか良い演技を見せてくれますし、ヒロインとして登場する女性下士官も物語に花を添えています。

 本作品の目玉のひとつでもある、韓国から招いたアン・ソンギ演じる巷淹中(こう えんちゅう)将軍は原作よりも策士。
 ご当人は貫禄も味もあるのですが、先の撮影方法のためにどうしても群れのリーダーといった程度しか描けていず、死を賭しても兵士達がついて行こうと思わせるカリスマが画面に出ていないんですね。
 これはツライ。俳優の演技が画面にちゃんと描き出せていないんです。

 そしてテーマとしては人間同士の殺し合いの無意味さを徹底的に訴えたかったのだと思うのですが、戦術のエキスパートである主人公・革離(かくり。劇中では中国読みでグェ リー)はまるで実戦経験がないのかと思うほど、無惨に死に行く敵味方の兵士をみて動揺します。
 原作での抜きはなった白刃のようなギラギラした気、血のにじむ修行を極めた者だけがもちうるカリスマ性、そして思想家ならではの、自らにも厳しい戒律を課す革離のストイック性はずいぶん薄れてしまっています。
 悩む人間としての彼を描きたかったんでしょうが、この時代と舞台設定にしてはずいぶん甘い人物に見える。

 そういう意味でも、毎度の事ながら宣伝コピーがまずい。『10万の敵にたった1人で挑んだ男。』って…
 これでは彼の指揮下で死んでいった兵士は浮かばれません。

 実は巷淹中にしても結局は秦軍の将軍に過ぎないので、最高司令官である王からの帰還命令があると逆らえない立場ですし、革離の場合は軍の指揮を任されても所詮は傭われの途中採用だから不要になれば『狡兎死して走狗煮らる』の理屈通りに棄てられるんですね。

 醒めた眼でみてみれば中間管理職の悲哀を描いているようにも見える。
 でも、カメラワーク・アングルさえよかったら、もっとそれぞれの役柄や演技も光ったのではないかと思います。

 いやあ、ほんとうに勿体ない作り方をしてしまった作品です。

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2007.01.21

1月最初の水替え。

Coridrasbaby01

 三週間に一回、と決めた熱帯魚水槽の水替えなんですが、先週はほんまにしんどくて、魚たちにお願いして一週間延ばしてもらいました。

 かくして、1月20日が2007年最初の水替えとあいなりましたんで、昨年いつの間にか生まれてたコリドラスの稚魚を撮影してみました。
 とにかくジッとしてるかと思うと突然チョコマカと動く魚なので、携帯についたデジカメごときではもお大変。
 (;´д`;)これが精一杯…

 生まれたときは5ミリほどなんですが、育ち出すと早いみたいで大きさは1.5センチになっています。

Coridrasbaby02

 身体が大きくなるにつれて態度もでかくなってきて、もう親やグッピーたちにまじってエサを漁るようになりました。

 で、これが次のタマゴ。これまでは魚の居ない別水槽に採ってたんですが、そっちでは育たなかったんです。ところがグッピーが群れ泳ぐ120センチ水槽では一匹がちゃんと育って…。
 だからその次は放置してみたら、やはり数日でタマゴは食べられてしまって。で、今度は孵化まではガードするためにエアレーション用のプラスチック容器を流用。

Coridrasegg

 孵化した後はそっと水草の森へ逃がし、あとは当人のがんばり次第ということで。

 いずれはコリの中隊レベル(10匹程度)の群れ泳ぎを実現したいものです。

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2007.01.15

ミルキー、大好きなんやけどなあ…(;´д`;)

 Milky

 不二家の件デスが。

 昔から『人の振り見て我が振り直せ』ってことわざがありますけど、ほんまに、人間って懲りへん生き物なんですねえ。
 雪印の悲劇、もおす〜〜〜〜っかり忘れてるんでしょうか。

 ここ数日仕事に追い回されているんで、ニュースとか見るヒマがなくてちゃんと内容を把握しているわけではありませんが、断片的にニュースを見る限りひとつの疑問があったんですよ。

 賞味期限切れギリギリの材料を使っている理由が判らなかった。

 だって、毎日毎日来る日も来る日も同じものをずっと作っているわけでしょう?
 なんでわざわざ賞味期限ギリギリの食材なんて使ってるん!?…って思ってたんですよ。そしたら、今日のニュースだかワイドショーだかで言ってたのをお袋が聴いててくれたんですが、なんでも材料が入荷して、取り出すときに前からばかり使っていたために古いのがいつまでも残っていたのだとか。

 (;´д`;)んな、アホな。

 スーパーで牛乳買うときは、奥にある方が賞味期限があとなんてのは子供でも知ってるんじゃないですか?
 だから店員さんは、毎日何時間か置きに奥と手前を入れ替えたりして、古いのが残らないようメッチャ気を遣ってる。期日が迫ってるのは、30円引きとかシールを貼る。
 とにかく自宅でも乳製品や肉や魚など、ナマモノはほんとに気を遣いますわね。でも、当たり前の話です。

 てか、そんなこと、大企業・大工場で誰一人考えもしなかったんですかねえ。

 まあ、ええか

 そう思う人ばかりが集まったのか、そんなダレた意識が積もり積もって、こんなアホな事件になってしまったんでしょうねえ。しかも、社長だか会長だかが記者会見で謝罪したときも、「アレは誰それがやったことです」みたいな事を平気で言ってましたね。「わしゃ、知らんがな」と暗に言ったようなもので。

 結局エライさんのダレた気分がまんま下の下まで浸透していたってことなんでしょうか。最近に限らず、大事故や人身事故のほとんどはやはり

 『まあ、ええかあ』

 が原因でしょうね。

 「酒飲んでるけど…運転…まあ、ええか。」

 「煙草、火がついてるけど…まあ、ええか。捨てたれ」

 「あ。これ、腐りかけてる?…けど、自分が食べるのと違うし、まあ、ええか。」

 「うーん、ネジ緩んでるかな?でも大丈夫やろ。まあ、ええか。」

 「信号、もうすぐ変わる!…けど、まあ、ええか。イケルやろ」

 で、人が死ぬ。事故になる。涙が増える。
 ぜ〜〜〜〜〜んぶ、「まあ、ええか」で始まったこと。

 今度のことも「まあ、ええか」で結局雪印みたいに会社が倒産するかも知れない。真面目に真面目に働いてきた人たちが失業するかもしれない。
 その家族の運命が180度変わるかもしれない。中には、死ななくていい人も死ぬことになるかも知れない。
 たくさん、たくさんの別れが生まれるかも知れない。

 悲しいことです。(T_T)

 ミルキー大好きやったのに、市場から消えて、やがて想い出の失われた味になってしまうんでしょうか。
 これも別れですね………(;´_`;)
 たまたま事件当日に買った『ミルキーいちごみるく』が最期のミルキーになるのかもしれません。
 心して食べるか、新品のまま永久保存してオークションにでもかけるか。

 まるでマッコウクジラの缶詰みたいになるのかも…

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2007.01.14

あにめノダメ、始まる。

Nodame00


 いや〜、アニメのだめ、始まりましたね。

 といっても筆者の住む大阪では放送は来週の予定なんですが、オオキナオトモダチのおかげで一足早く鑑賞できました。

 『美しい!』のひと言です。

 今さらながら、ジャパニメーションのソコヂカラをあらためて身震いする思いで実感しましたね。
 えっ、『のだめ』って恋愛コメディでしょ、美しいって何!?と思われるかも知れませんが。

 以前───8月26日にここに『のだめカンタービレ、アニメ化!?』として、ドラマ化とアニメ化に危惧を覚えたことを書き、続いて10月26日に『のだめカンタービレ・ドラマ版を観る。』で、ドラマ版のあまりの痛々しい出来映えに失望を書き殴りました。

 で、アニメの放送が1月と聞き及んでいたにもかかわらず、ハッと気づくと。

(@△@;)// しもた、バタバタしてたら1月も第一週済んでるし!!…慌ててネットで『のだめカンタービレ』公式サイトを検索してみると、うわっ、放送は関東で11日、大阪で16日!? えらいこっちゃがな。は、はたして声優は!?と調べてみたら、おおおおっ!?

 のだめ = 川澄綾子嬢!!!!!!! ふおおおお、やった。も、もういい。これだけでもお、“のだめ”は“のだめ”たりました。
 あの芸達者な彼女が演じるならば、間違いなく野田恵は生き生きとした生命を得ることでしょう。

 さらに千秋真一 = 関 智一氏!!!!!うん、たしかに彼なら千秋だ。あのプライドの化け物でありながらお人好し、カタブツのようでどっか間抜けなオトコマエを見事に演じてくれるはず。
 ほかにも川澄嬢と相性の良い声優さんがちらほらと。

(゚o、゚)こ、これは。イケルのとちゃいますか。この声優陣の選定は!スタッフの人、ちゃんと『のだめ』を解っていらっしゃる!?

 というわけで、ニュースから期待に胸膨らませて一週間。
 本日13日の時点でなんともう関東では放送を終えていて、入手した第一話を観まして、プロローグだけですでにドラマ版など足もとにも及ばない脚本と演出力に舌を巻きました。
 そしてオープニング!! これは一話からして傑作です!! あとはたった1クールで(あのグレードで行けば、ファンは1クールで終わらせるはずはないと思いますが)どうまとめるかはまだ心配ではありますが、たった一話だけでも鑑賞する価値があります。

 もお、これは『オススメ座シネマ』に書くしかないでしょう!!多くの人に観てもらわないともったいないです。

 と、いうことで見どころなどはソッチの方で。さあ、今から夜っぴて書きまっせえ。

 よろ川長TOMに
\(\o-)ヘン〜(-o/)ゝシンッ!!\(`O´)/トウ!!

でもって、書き上げた記事の続きはこちら。

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2007.01.11

i-Pod+電話、でた〜〜〜〜!!

 今日、i-Podを進化させたというか、i-Podと電話を合体させた『i-Phone(あいふぉん)』がスティーブ・ジョブズのおっさんから発表になりましたね〜〜〜!

Iphone

 写真では単純に(;@д@;)/□ で、でかっ!って思えるんですが、テレビ東京系の経済ニュース番組、小谷さんの『ワールド・ビジネス・サテライト』で放送された『Macworld Conference & Expo 2007』を見た限りでは、もっとスマートに見えましたね。
 いや、たしかに見たまんまの幅はありますが、厚さは1センチほどしかないんです。
 それよりも筆者が食指を動かされたのはそのインターフェイス。

 あの、携帯電話に共通しているクセに、会社ごと、機種ごとに微妙に使い勝手が異なる、お仕着せのボタンがない。
 まあ、いずれそうなるだろうと思っていましたが、このi-Phone、片側ほとんど全面が液晶画面であり、そこに必要に応じて表示されるタッチパネルが様々な機能を掛け持っているんですね。やっと、ここまで来たかというのが実感です。

 ジョブズのおっさんが使って見せたのによると、画面がトラックパッドになっていて、指でなでるとスクロールできるのも当然の帰結。

 で、コレ一台でテレビが観られて、電話ができて、ネットが使えて、i-Podで。

 筆者が理想とする携帯電話は、テレビ、ステレオFM・AMラジオ、デジタルカメラ、音楽プレーヤー、スケジューラー、メーラー、ブラウザーがひとつになったものだったので、やっと及第点に近いのが出たか、という感じです。待ってました!
(auやDoCoMoは知りませんが、筆者が使っているSoftBankではまだ機能面では中途半端なものしかないので、孫さん!! 今のうちにジョブズとコンタクトして一番で技術提携してくれ〜〜〜〜!

 あいにく容量8ギガ?で、値段は7万もするようですが、いずれこなれてくるでしょう。

たのんまっせ、孫さ〜〜〜〜ん。(;´д`;)//

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2007.01.08

フィギュア買っちった:その2

 いや〜、前回は奇妙なグチみたいになりましたが。

 前回のトップ絵に載せた写真、アレが今回衝動買いしてしまった食玩系フィギュアたちです。
 これまた、日本橋の歴史を大きく変えてしまうほどの影響力を持った新しいジャンルの代物ですが、思い返せばもうコレの歴史もかなり古い。
 キレイに一昔前には遡れるのではないでしょうか?

 いまや世界にその名を知られた海洋堂がこういったものの草分けだと思うのですが、いったいアニメキャラを取り入れたのはどこだったのか?
 最初はたしかゴジラみたいな怪獣とか、仮面ライダーのシリーズみたいなのから入ったような気がします。
 でも何がスゴイと言って、わずか10センチにも満たないビニール樹脂の人形なのに、信じられないくらい精密な塗装と、あまりにも見事な特徴の捉え方。
 しかも正規の値段ならたったの¥200。
 あなた、¥200であんなの作れと言われてウンと言えますか?

 私は食玩フィギュアを『世界最小の彫刻芸術』と呼んでさしつかえない、いや、呼ぶべきだと思っています。

 (逆に、なんでミロのビーナスとか、アポロンとダフネみたいな世界的な彫刻をフィギュアにしないのか疑問ではありますが、たぶん版権がウルサイのでしょうね)

 そのうち、いつのまにかアニメの美少女キャラが登場したのですが、実際、もとが2Dだったのを立体化するのはかなり厳しいんでしょうね。また、どうしても原型師と呼ばれる人たちの感性や、それを大量生産のラインに載せる際の障害や工夫ひとつで、感動したりうめいたりという結果になるわけで。
 (;´д`;)つらいところです。

 で。今回私が「こ、こ、これは………!」と感動したために、エライ出費になりました。───まあ、エライといっても昨今はやりの1/8サイズとかでウン千円、万円オーバーのものと比べたらわずか1/10ですけどね。


Fate_sakura04

 これ、昨年春から半年間放映していた『Fate Stay night』というアニメのサブキャラふたりなんですが、とにかく良くできてます。

 連日フィギュアを仕事で作っている人たちには申し訳ないけど、食玩またはガシャポンのフィギュアって、八割は「うっ。似てねぇ〜〜。誰、これ…」ってレベルなんですよ。

 そら、そうですよね。この娘たちも顔だけで言えば1センチほどです。似ている方が不思議なんです。

 今は原型を大きめにこしらえて、3Dレーザー測量を駆使し、コンピューターで縮小した状態の金型を削り出す…なんて離れ業をやるし、一番難しい顔の塗装はブニョブニョのシリコンゴムを使った立体印刷の技術でスタンプするように眼や眉、クチなどをポン、と刷るのだとか。

 それにしても、画像内に一緒にした元の絵と比べてもかなりだと思いませんか?

 それに服。

 私なんて、絵を描く度に服のシワで毎回うめくのに、この自然なドレープ。さらに、どうですか、右下の写真のおパンツの表現。
 あえて見えるように鏡を使って“のぞき写真”みたいにしてますが、何と言われようとも下着の表現は照れや欲望まじりでは作れません。

 こうなるとイヤラシイとかではなく、純粋に美しい。女性のお尻は曲線芸術のひとつですからね。

 しかも下の二人は同じ品。紫のコートの“イリヤ”から、なんとコート、帽子、ケープが外せて、しかも手袋のない腕も付け替えられるというとんでもないもの。
 これで正価¥500。頭が下がります。m(_"_)m


Haduki03

 こちらはもちっと前に放映されていた『月詠』の主人公、葉月。
 さっき書いたように、人気のキャラは1/8とかの大きなフィギュアがあるんですね。値段もウン千円。
 でもこのフィギュアのディテール作り込みはそのグレードに匹敵していますし、なんといってもその表情。まちがいなく、葉月です。
 おそるべし。

School_anime

 さて、リアルさと特徴を失うことなくできるかぎりスケールダウンした作品もあれば、うま〜〜くデフォルメした、デスクのマスコットふうのものもあります。
 これがまた、モニターの上になど置いてあると、けっこう微笑ましくて心のオアシスになったりして。

 左のは『スクールランブル』の塚本天馬。ちょっと眼が違う気がしますが、彼女が恋する烏丸君とセットにすることで世界ができているからマル。
↑構図が面白いんで2コマだけのGIFアニメにしてみました


 ちなみにこういうのをご存じない方のために書くと、基本的にみな箱に入って売っているものの、中身はシリーズのどれが入っているかは判らないんですね。
 だから同じのがダブったりして要らないのも出てくる。
 で、それらを買い取って欲しい人に売る商売が成り立つようになったんですが、それにしてもそのレートがすごい。

 元の値段が¥300だとしても、人気のないものは¥100でも売れないし、その逆なら数千円にもなるんですね。
 これにシークレットと名付けられた、生産個数が極端に少ないものになるともうメチャクチャ。


Startrek02


 ちなみに右は『STAR TREK』のエンタープライズ号なんですが、今買おうと思うと、ここに映っている手前の三隻だけで¥10,000越える(最手前のがまさにシークレットで、今やこれだけで¥4500!)んですよ。
 
 もちろん、私はボンビーなので発売当時にひとつ¥300の正価と奇跡のような運(10個買って全部かぶらなかった)と執念だけで入手したんですが。

 そういう見方をすると、パソコン机の屋上部分に展開している宇宙艦隊の総額はエライことになるんですね。
 この前ショップ巡りして見た限りでは、みな正価以上の売値でしたから。
 
 
 
Startrek01

 まるで骨董品なみ。
 これがひとつの産業になり、さらには二次産業にまで発展しているのは良いんだか悪いんだか…。
 
 
Maiotome_erice03
 
 これはこういう撮影もできてしまうという悪い?見本…ではなくて、わずか8センチの人形でこの存在感を見ていただきたい。ほんとは微笑んでいるんですが、この角度で撮ると「いやん、バカ」的な迷惑顔に見えるからスゴイ。まるで能面のような許容範囲。
 
 とにかく可愛いんだからそれだけで鑑賞するに足るということなんです。
 これも日本ならではの文化だと世間が認める日が必ず来るでしょう。
 
 
 
 
 
 
 ちなみに、精密スケールの模型であるフィギュアですので、合成するとこんなこともできてしまうのです。美しーでしょ?
 「…これは、五年間の調査飛行に飛び立った、宇宙船USSエンタープライズ号の、脅威に満ちた物語である」

Meio2


 お。そうそう、影ながら尊敬しているんですが、こーゆーことに関して、化け物みたいな方がおられます。

 TAMAKI’s Little Treasureというサイトなんですが、たぶん特撮のクロウトさんでしょう。
 とにかく合成、とくに撮影のライティングのワザがフツーではありません。ぜひ一度ごらんあれ。
 さきほどご紹介した『月詠』の同じ葉月のフィギュアも、この人が撮影して合成するとこんなになるというすごい例が見られます。
 ちなみにワイシャツ版も体操服版も、猫耳からお尻までわずか4.5センチです。

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2007.01.07

日本橋、エライ変わってしもて…(;´д`;)

Allstars

 今日は土曜日なんで、会社を早めにひけてひさしぶりに日本橋(にっぽんばし)に出掛けました。ぶったまっげました。

 電気屋街だったはずの日本橋に電気屋がない。

 えらい変わってました。(゚o、゚)ここドコ?みたいな。

 ちょっと昔話しますね。

 70年代後半…私が若かりし頃の日本橋といえば、表通りのウインドウには高級オーディオが並び、少し裏通りへ入ればジャンク屋だの真空管だの集積回路だの、ごっつーマニアックなお店が並んでいたものです。
 まだ20インチ以上の大型テレビは庶民にとっては夢のまた夢で、家庭用ビデオもなかったので、通りを行き交う人はオーディオマニアか電子系の工作を趣味にしている人ばかり。FM局もNHKを含めて二局しかなく、通りに流れている音はもっぱらオーディオの性能を誇示するためのジャズかクラシックが多かったんです。

 80年代、やがて家庭用ビデオが開発され、大型テレビが一般化すると通りは一変しました。AV時代の到来ですね。
 どこの店のウインドウもテレビ、テレビ、テレビ。それぞれが勝手にいろんな番組やビデオソフトを流すから、みんな混ざって雑音になってしまって…

 90年代、パソコンがどんどん普及し始めると、今度はAV機器は店頭から奥の方へ。大型量販店に混じって、パソコン専門店が林立しました。でもそれも飽和状態になる頃、いつのまにか閉店した跡には携帯電話の代理店が。そしてゲーム専門店。
 そんなの目当ての若い人が大勢来るようになったこともあるので、それまでは裏通りに業界関係の人を相手にしてきた喫茶店や食堂だけだったのが、チェーン展開の食事どころやコンビニがどんどんできて。

 ここまではよかったんでしょうけど、次に加わったのがフィギュア屋さん。
 最初は間口一間程度の小さな店ばかりだったのが、これもジワジワと増殖と淘汰を繰り返しながら、そのうちビルごとフィギュア屋なんてのができて。でもそれなりに従来の電気屋さんたちとバランスを取っていたようなんですけど…
 『とらのあな』は結構昔からあったんですが、裏通りだったのでイカニモ的だったんですけど、表通りにどか〜んと信長書店だの、まんだらけだのがかなりの規模でオープンしたのが数年前。ガンダムの専門店もそのころ。

 そして今日行ったら…かつてひとつの大通りに陣地取りでもするように何軒もあったジョーシン電気とニノミヤムセンが…ちょこっとだけになってる。
 残っている店も、家電がない。(;´д`;)ど、どないなってんねん。

 家電のない電気屋さんて、何屋さん?

 栄枯盛衰、盛者必衰のことわりとはいうものの、街ぐるみここまで変わってしまうとはわずか10年前のパソコンブームの頃に誰が思ったでしょうか。

 記憶がすぐ薄れるタイプなのであまり昔を懐かしまない私なんですが、でも、今日ばかりはすごく昔が懐かしいなと思いました。

 どこの店に行っても似たような音楽ばかりだけど、街中でやわらかく音楽だけが流れていて、裏通りの店のがたつきのある引き戸を開けたら、シリコングリースやらハンダのまじった独特の匂いに満ちた狭い店内。奥には暇そうな親父さんが声をかけない限り黙ってなにやら茶色いベークライトの回路基盤相手にゴソゴソとこしらえてる。
 でもひとこと訊ねたら、堰を切ったように専門的な事やらメーカーの裏話までしゃべる、しゃべる。
 わかった、わかりました。訊きたいのは部品の値段だけ…そんなことまで聞いてドースルの。見て判るでしょ、私、シロウトやんか。
 話に飽きて視線をめぐらせると、棚の上には憧れの古い古い真空管のアンプにほの朱いヒーターの灯。音は違うけど、さっきまで表通りで流れていた番組の続きが鳴っている。

 やっぱり真空管のアンプはいいな、と思っていると、ガラガラと扉が開いて別のお客さんが入ってくる。狭いから用事のない自分はなごりを惜しみつつも退散する。

 ああ───。鮮明に思い出せるけど、実はもう30年も昔のことなんですよ。ちょっと淋しいね。
 
 
 
 
 ───とかいいながら、手当たり次第、足の向くままフィギュア屋をめぐって…

 買っちまいました。(;´▽`;)

 つづきは次の記事に。

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2007.01.06

『コードギアス・反逆のルルーシュ』放送再開!!

 今年も会社が始まりましたね〜。
 仕事はなんともないけど、人間嫌いの私には通勤が苦痛。
(;´д`;)

 さて昨晩からレギュラー番組が復活し始めて嬉しい限り。やあっとつまらない正月特番から解放されるのがありがたい。
 特にアニメがないと私は文明渇望症で窒息死します。
 今年の深夜アニメ放送再開第一番目は
『コードギアス・反逆のルルーシュ』。

Rurushu

 これがとにかく面白い。ものすごい。素晴らしいスケール感、人物描写、複雑な相関関係と人間ドラマ。

 だって、『極東アジアの中立国家だった日本は世界の大半を制覇した巨大国家ブリタニアに突如制圧され、いまや日本という名前は奪われてイレブンと呼ばれていた』 ですよ!!!
 そして主人公ルルーシュは末子とはいえブリタニア王家の正統な王子でありながら、父であり征服者でもある王に疎まれ、虐げられ育った日陰の身。とある事件から不思議な力を手にした彼は今、身分と素顔を隠し、復讐のために巨大国家・ブリタニアを崩壊へと導く黒い天使となる───

 お約束の人型兵器が出てくるためにどうしても純系映画ファンになめられがちですが、これだけ見事な社会背景の構築と、キャラクターの描写はなまなかなSF作品ではちょっとやそっとではお目にかかれません。

 しかもこれが週イチペースの25分アニメーションで、しかも複雑この上ない絵柄なのに実に安定している。
 このものすごさが世界に誇るべきジャパニメーションのソコヂカラなんでしょうねえ。いや、もちろん下請けには中国や韓国を動員しているようなんですが、作画監督がシッカリしていると見えて、外注ならではの悲惨なデッサン狂いにはまだ出くわしていません。

 あいにく一本勝負の映画と違って2クール以上の連続ものなのでいまだ未完の途上で、現時点ではどういう終わらせ方をするのか先行きが見えませんので、きちんと物語が終わりを告げ、全体を見廻して一本の作品として私が満足しまくれる内容だったらいずれ遠からず『オススメ座シネマ』に詳しく見どころをご紹介します。

 でも、きっとご紹介するに足る作品になりそうですよ…
 毎週、鳥肌ものでアッという間の25分ですからね。

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2007.01.02

初夢見るのが下手です。(T_T)

 うあ。もお二日も暮れようとしています。(;´д`;)
 今年も余すところ363日です。
 急げヤマトよイスカンダルへ。 (古)

 ところで、Wikipediaによりますと初夢とは『1月1日から1月2日、または1月2日から1月3日にかけての夜に見る夢』だそうで。
 私は寝るのが下手くそなんですよ。スッキリ寝た〜っていう経験が非常に少ない。
 だから夢を見るということはたいてい悪夢。(T_T)

 見ましたねえ。

ThaiCarry

 カレーの初夢。

 いや、こんなレトルトの箱ではなくて、もちろん皿に盛ったごはんにカレーが掛かっている、フツーのやつですけどね。
 (v_v; ワケわかりません。前後は覚えてません。とにかく、視界にどどーんとカレーが登場したんです。「をを〜〜〜っ」と思い、それでハッと目が覚めたら9時でした。で、まだ頭がフラフラするので、テレビをつけてぼんやりしてたら、また眠ってしまったらしく、また夢を見てしまって。

 ウミガメがわんさか上陸してくる夢。
 どうもテレビでその手の番組か何かやってたようなんですが、いやほんま、ワケわかりませんの大行進。
 まあねえ、亀は一応縁起ええんでしょうけど、二度寝のは初夢にカウントしないとしたら、やはり私の初夢2007は………カレー?

 スパイシーな一年を送るという暗示かしらん。
 ふぉ〜〜〜〜。( ;TΣT)// 
 スパイスは好きやけど、人生は甘口マイルドにしてくで〜〜。

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2007.01.01

日付と年号あらたまりまして…

0701nenga

 あけましておめでとうございます。

…とかいいながら、こんな絵を描いていながら、やっぱり全然お正月の実感のないワタシ。
 いやねえ、しまったなあ、晩飯喰ったら映画観ようと思ってたのに、横になったらそのまんま何時間か寝てしまったんですよ。眼が開いたらちょーど年越してしまってたし。
二日がかりで慣れない大掃除なんてしたもんだから…ブツブツ

 (◎o◎)あ。年越し蕎麦食べそこねた。…というか、お袋もシッカリ寝入っているらしい。
 まあ、旧年中もいろいろ苦労かけてお疲れさんだったので、やむなし。
 蕎麦は大好きな私ではありますが、じっさい、夜食を“食べねばならない”不健康な風習なんて、現代らしくありませんわな。おナカも出っぱなしになってしまってるし…

 はは。(´。`)やっぱし気分は単なる連休であります。

 昨日も書きましたけど、こーゆーノリの悪さは子供だった昔っからなんですが、反面、学生の時ならではの夏休みみたいな長期休暇だろうが二・三日の短期連休だろうが、気分はまったく同じで、オンとオフが実に明快に切り替えられるんです。
 だから休みボケにはまったく縁がありませんが、逆に言えばオンの時がボケたまんまなのかも知れませんわ。はっはっは。

 それは別にAんですが…。(´▽`)

 このAlways ノーマルモード人間は何が困るって、毎年職場の最終日には皆さん「よいお年を」って言い合うし、正月明けには「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします」ってオキマリの挨拶をされるでしょ?

 アレがダメなんです。ある程度心の準備はしているんですが、その場になったらすっかり忘れているんですね。虚を突かれてキョトン、としている自分が判るんです。

 何度正月を迎えてもダメですね。こればっかしは。
 (´ヘ`;)ハァ

…とまあ、そんなヤツですが、今年もよろしくお願いいたします。
 m(_"_)m

 どーでもAけど、現在午前1時ですが、なぜかまだ除夜の鐘が聴こえまする。昨日は早朝?練習、で今は居残り実習ですかいな。
 まあ煩悩は108では利かないでしょうから…残業、ごっくろーさんっす。

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