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2006.11.14

ティシューテクノロジーはスゴイ。

 最近、フツーのニュースをやってる時間に帰ってないんで、朝のバタバタ時にチラッと観ている程度なんですが…
 病死した人の臓器を使って移植をしたから、とゆーことで叩かれている外科医の話をやってますねえ。
 せっかくの移植臓器をうっかりゴミに棄てた人もいたし。筆者は自分も含めて、死んでウン10kgもの巨大な生ゴミになるくらいならどーぞ使ってくれ、と思う方なので、リサイクルの最たるものということで死体リサイクル大賛成なんですが、そのモラルとかの話にせよ、要するに他人様のモノだからやりとりもドナーの適合条件を合わせるのも大変なんですよね。

 で、数年前に初めて科学番組で取り上げられたのを筆者が観て以来ずっと期待しているのが『ティッシュ・テクノロジー』または『ティシューテクノロジー』と呼ばれる画期的な方法。
 日本語では“再生医療”と呼ばれる技術で、よーするに自分の身体のバーツを自分を材料にしてスペアをこしらえてしまおうというもの。

 つまり、自分の身体から作り出すので免疫による不適合もなければ、ドナーを待つ必要もないんですね。ぶっちゃけて言えば、ひとつしかない臓器移植が必要な場合は誰かが脳死するのを待つしかないという、心的にもつらい現状を打破できる上に拒否反応のない唯一の手段なのです。
 今のところ実用になっているのは皮膚とか軟骨のような“上もの”だけのようですが、筆者がTVで観たのは臓器。動物実験ではかなりの所まで進んでいるとか。

 ただ、これの元になるのがES細胞って特殊な細胞なんですが、今のところヒトの胚、つまりヒトの形になっていない状態の“ヒトのもと”からとりだすしかないってことで「胚はヒトではないのか」という倫理問題になってたり、今年まだできてもいないのに「完成した」ってウソついたってことで韓国の学者センセイが叩かれてたのも記憶に新しいところ。

 そこで、さっき見つけた記事。ここからさらにひと工夫して一歩進めてゆけば、ES細胞に頼らなくてもいいのでは?という可能性を広げる11月13日付けの朝日新聞ネット版にあった記事。『「種子」を体内に埋め、心臓弁製造 実験成功』
 なんのこっちゃ?と思ったら、ようするにシリコンなどで作った核となるものをあらかじめ体内に埋め込んで、真珠貝のような要領でその核の周りに生体細胞をからませて手っ取り早くパーツ(今回は心臓の弁)をこしらえてしまおうというもの。
 実はこれと似た方法を使って、ES細胞なしでもパーツは作れるぞ、って研究をやってるのが日本なんですと。

 ヒトクローンの成功がそのまんま臓器バンク化する可能性についての倫理問題はいまも世界を飛び交っていますし、清水玲子さんの人気コミック『輝夜姫(かぐやひめ)』やユアン・マクレガー主演の映画『アイランド』もそれをネタにした作品でしたが、このやり方のティシューテクノロジーはそんな悲しい未来の話を根底からひっくり返してしまえるんですね。

 こういう分野も、ガンバレ、ニッポン。(^0^)/

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◆宇宙に長寿と繁栄を(-"-)w」カテゴリの記事

コメント

毎度です♪

ES細胞の話が出たときは、相当期待したんですよ~
もし癌になって臓器を摘出しないといけなくなっても、そのままスペアの、しかもまったく今まで自分が使っていたのと同じ臓器と取替えっこするだけで良いんだったら、もしかして200歳まででも生きていけるかもしれない(^o^)

どんだけでもスペアのスペアを造って長生きできて
当然、お肌の再生も当たり前になっていつまでも若々しくいられて
そのうち自分の顔やスタイルのうち、気に入らない部分を全部取り替えることができるようになって
容姿に飽きたら違う顔や姿に簡単に変身できて
みんな美男美女ばかりになって
・・・・・・・・

ぁぁ。。。どんな世界になるんだろう?
すごい楽しみです!
でも、命のことを人間がどうこうするなんてしても良いことなのかしら?

手塚治虫が、何十年も前に考え、希望しながらも危惧していた世界が現実に起こりえる時代になってしまったんですね。

投稿: ビタミン店長 | 2006.11.14 23:17

店長さん、毎度で〜す!
店長さんのコメントを読ませていただいていろいろ思いだすことがあります。
まずは宇宙大作戦(スタートレック)でのお話。寿命ばかり長くなったものの、種族としては活力を失って老いさらばえてしまった彼らが次に求めたものは“死ぬ権利”だった…
そして『未来惑星ザルドス』も似ていて、最後に象徴的に描かれるシーンは、自然に生まれ、必死に生きて子孫に命を繋いで老いて死んでゆくことの大切さ。

でも反面、まだ自我もないような幼な児が臓器移植のために数千万円の寄付に頼って渡米・渡欧して大手術に挑む話を聞く度に、早くこの技術が実現して欲しいと願います。
だって、大昔なら風邪をひいただけでも下手したら亡くなったことを思えば、風邪薬を飲んだ時点ですでに天命に逆らってるって理屈になるんじゃないでしょうか…
屁理屈なのかもしれませんけど。(T_T)
大切なのは、生きながらえて何をすべきかだと思うんです。生きているだけですでに人間は罪深いのだと思うので。

投稿: よろ川長TOM | 2006.11.14 23:50

生きてるだけで罪深い。。。
ぁぁ、本当に、そうなんですよね~

生きる ということは、自分以外の命を喰らって自分の血肉にしていくこと。
「いただきます」は「命」を「いただきます」
なんですよね。(永六輔さんがTVで言ってました^^)
私のために死んでくれる命に対しては当然ですが
私のために命を殺してくれる人に対しても
有難うございます。

今日もお腹いっぱいいただきました♪
なんか話が横道にそれてしまいましたね^^;

投稿: ビタミン店長 | 2006.11.17 00:13

毎度です。

≫なんか話が横道にそれてしまいましたね^^;

いえいえ、横道も道は道。何もかもどこかで絶対繋がっているんですから、どんどん逸れてしまいましょう。

いただきます、の本当の心を誰もがいつも肝に銘じていたら自然破壊とかくだらない戦争なんて起こるはずないんですけどねえ。

投稿: よろ川長TOM | 2006.11.17 00:58

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