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2006.08.02

みなさん、何ヵ国語話せます?

 いや、かく偉そうに書いている筆者だって一般的な日本人ですから日本語以外は会話になりません。
 一応興味本位で韓国語は勉強してますが、所詮四十の手習いで我流の上にあかんたれで度胸がないもんだから自分から韓国の人に話しかけたりはしません。
 とはいえ、一応韓国人のメル友のおかげで辞書片手にトロトロながらもなんとかハングルの文章を読んだり、聞き取りはダメでも話す方は簡単な文章くらいなら脳裏に浮かぶようにはなりました。(ほんまかいな、ほな試したろ、というツッコミはナシで)
 とはいえ、とりあえず自分の出身国の1ヵ国はネイティブとして、一応それなりに真面目に義務教育受けているなら話せないまでも一応英語なら読めますよね。
 大学行った人ならあとフランスとかドイツとかも。発音がヘンだったり、ちゃんとした意味が解ってないとしても読めるでしょう。
 そんな程度でも、わざわざ高い月謝を払うまでもなく好奇心のおもむくままに外国語にふれてしまえる本があります。
Tabiyubi

 それが写真の『旅の指さし会話帳』という本のシリーズです。最近ニンテンドーDS用ソフトとしても発売になったのでご存じの方も多いと思いますが、もともとは携帯しやすいA5サイズで厚さも1センチ足らずのハンドブック。
 なんと2006年8月現在で66種類も出ているのですが、いずれも手描きによる文字で日本語と対訳の二ヵ国併記スタイルになっていて、そこへ事細かに解りやすく可愛いイラストをふんだんにちりばめた構文がいろんなパターンでぎっしりつまっています。
 このシリーズ、発想そのものがユニークで、フリガナなどは当然日本人用として作られてはいますが、対象となる国の人に見せ、単語を随時指さしてもらうことで日本語として理解できるメッセージにもなる仕掛けなんですね。ですから文字もわりと大きめで、しかもそれぞれ関連づけたページ構成になっているから探すのもラク。
 もちろんライターとイラストレーターはそれぞれ異なりますし、全体の構成は共通しているものの、やはり時代の流れによる変化やその国ならではの風習に基づいた特記も多く、またそれゆえに読んでいてめっちゃ楽しいのです。

 実は筆者が韓国語の入門書として最初に手にしたのがこのシリーズ。絵が可愛い上に妙にユーモラスで(DS版のイラストも同じ“むろふし かえ”さん)、特に「さあ、勉強すんでえ暗記やでえ」と意気込まなくても、暇なときナニゲに見ているだけでハッと気づくといつのまにかアタマの片隅に単語がインプットされているんですね。
 おまけに巻末には簡単な単語辞書が掲載されているから、構文のページで目的の言葉が見つからなくてもそれはそれで使えるわけです。
 さらに気づいたことや本にないことを学ぶたびに本へ直接メモることで、この本はさらに進化する、というわけです。

 まあ、書籍なのと、日本人なら誰でもとっつきやすいようにとカタカナ表記のため、正しい発音ばかりはどうしようもありませんが、むしろこの本をひっさげて直接その国の人に教わりなさい、という“外国語習得のための鉄則”を地で行く考え方がカッコイイわけです。
 そもそも片言であろうと、その国の言葉で挨拶するだけでもステキじゃないですか。

 本屋さんでも外国語コーナーを持っているほど大規模でないと全巻見ることはないかもしれませんが、66種類がズラッと並んでいる様はなかなか壮観。
 同時に思うのは、世界にはなんて多くの異なる言葉があるんだろう、ということ。
 旧約聖書をまるのみするならば、かつて人類の言葉はひとつ(聖書の著者はたぶんラテン語だといいたいのかも知れませんが)だったのが、かのバベルの塔で神を冒涜したバチが当たってその場にいた人間の数だけ通じない言葉が生まれたのだとか。

 で、今回チャンスがあって、この『旅の指さし会話帳』をまとめ買いできることになったので、思い切ってずっと欲しかった言葉をゲットしたのがこの写真なんですよ。
 「そんなに買って何すんのん、暗記できるわけでも外国行くわけでもなし」と思われるかも知れませんが、同じ設定、シチュエーションで編集されたこのシリーズは、ランダムに眺めているだけでもカルチャーショックの連続です。

 ところが一度に買えるというので嬉しくて舞い上がってたんですねえ。
 なんとイタリア語がない。買い忘れです。仕方なく次の機会へ見送るんですが、考えに考えて絞ったはずでも、やはりこんな風に並べてみるとタイやビルマも気になってきます。立ち読みで知ったんですが、モンゴルなんて昔は元(げん)だったから漢字表記の言葉があるのに、アルファベットで記すとソ連領だったからロシアの文字なんですな。

 さらに楽しいことに、66種類の中には逆バージョンもあるのです。つまり、韓国人が使うための日本語指さし会話帳とか。
 なかなか笑えるのが英語圏外国人向けの京都弁の旅の指さし会話帳67KYOTO
 筆者も京都弁ネイティブではないですが、一応関西圏人で祖母はネイティブ京女だったことから見ると、“What are you saying?”は「何言ってはんの?」ではなく「何ゆうたはんの?」だと思うなどちょっと首をかしげるところもありますが、間違っていない表現でも思わず笑ってしまうところがいっぱいあります。

Tabiyubi_kyoto

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 だって、“mother”が『おかーはん』はナルホド、としても、急に標準語で「あなたの職業は何ですか?」って書いてある横に「隠居生活」ってお茶目すぎませんか?
 それに“short”が『ちんちくりん』って、アナタ。えーんかいな、こんなこと。

 それにしても言葉って面白い。

 サッカー用語ひとつとっても、まさか王国のひとつドイツでは「ゴ〜〜〜ル!」って叫ぶとこを「ト〜〜〜〜ア!」なんて言ってたなんてビックリでしたよ。「こんにちわ」のように挨拶として使われていても、国によっては韓国の「安寧ですか?」とかアラブ諸国の「あなたの上に平安が訪れますように」という意味だったり、ラテン語圏みたいに「いいお昼ですね」だったり。(そういう意味ではコンニチワって文章になってませんよね。今日がどうしたのか尻切れトンボ。)
 このシリーズにはそんなビックリがいっぱいです。もし本屋さんでみかけたら一度手にとってご覧下さい。観光系番組とはひと味もふた味も違った世界が見えるかも。

旅の指さし会話帳サイト

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コメント

TOMさん、こんにちは!ちょっとご無沙汰しておりました~。
いろいろ思うことがあって休止してましたが、このたび復活しました。TOMさんからのメッセージ、すごくヒントになって救われましたよ、ありがとうございます!
肩の力を抜いて、ぼちぼちまた続けていこうと思います。

ところでTOMさんの場合は、大阪弁と標準語が喋れるだけでとりあえずバイリンガルじゃないですか。関東在住の私は標準語しか喋れずつまんないですよ~。
語学って、耳がいいかどうかでも向き不向きってあるんでしょうか。私は学生時代は英語を勉強していたんですけど、どうにもこうにもヒアリング力がなくて挫折しました・・・。

投稿: 紅玉 | 2006.08.18 16:01

紅玉さん、復活おめでとう〜〜〜…って、ご当人のブログにも書いておいてこっちでこんなふうに書くのはなんか白々しいかもしれませんが…
いや、でも私が大好きな数少ないブロガーさんがまた戻ってきてくださったことは本当に嬉しいことです。
でも最近に限らず私も迷うことばかり。どんどん人格分裂してゆきそうですよ。
でわでわ…

投稿: よろづ屋TOM | 2006.08.20 03:11

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