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2006年1月

2006.01.18

振り込め詐欺、キタ〜〜〜〜!

 1月17日、火曜日。仕事でバタバタしていると、知らない社名と人の名前で外線がかかってきた。
 掛けてきたのは「日本情報の吉田さん」だというのだけど、もちろん初耳の名前。きっと保険とか海外くじみたいなワケの分らんたぐいのテレフォンセールスだろうと思って、でも万一自分が知らないだけでウチの営業の誰かが筆者に宛てて電話しろといわれたのかも知れないので、とりあえず電話をつないでもらった。

 筆者は電話がことのほか嫌いだ。受けるのも掛けるのも。
 
 「はい?」電話にでると、相手は妙にぶっきらぼうな、しかし慣れた口調で自分が何者なのかを話し始めた。
 「◯◯◯◯さんですね?」「はあ」「本日は当社から2〜3週間前に◯◯◯◯さん宛てに国家資格試験の受験に関する大切な資料をお送りいたしましたが、期日までにご返答願えなかったのでこの度直接お電話させていただいた次第です」
 ははあ。やっぱり。
 我が家は郵便物にはかなり過敏で、たとえくだらないDMといえども絶対に見もしないで廃棄することはないし、ましてやそれがシュレッドせずにゴミ箱にゆくこともない。
 従って、郵便局のミスでもないかぎり送られてきた郵便物に気づかないことなどありえない。
 くだらないセールスだな、と思って「私は資格取得など興味がないから他を当たってくださいな、ほな」と切ろうとすると、「興味?いや、そういうお話ではありませんよ」妙に居丈高な態度で切り返してくる。

 ほお。そんならナンの話かな?と、ちょっとだけ聴いてやろうかとも思ったが、なんせ忙しい最中だったし、ちょうど考えるべきアイデアがまとまってきたところだったので、どうせオチの判っている電話のやりとりだからさっさと切ろうとこちらも少々声を荒げてみた。
 相手が若い女性の声ならまだ多少はつきあってもやろうが、妙に役人ちっくな態度でめんどくさそうな一本調子で話してくるのでムカついてきたのも事実である。

 「わかったわかった、ムダやから切るぞ。忙しくてつきあってるヒマはあらへんねや」と言うと、「忙しい?ムダ?ナニをおっしゃってるんですか。いや、そういう問題ではありませんよ。いいですか、当社は政府からの委託を受けてですね」
 政府?こらまた、大きくでよったなあ。
 「ははあ、あんた、詐欺師か。もおええ、切るぞ。そんな手に引っかかると思うか?」
 これで切るかと思えばこそ、相手はまだ食い下がってきた。「詐欺とかひっかかるとか、さっきから何をおっしゃってるのか理解できませんが、いいですか、このことは」
 まだウダウダぬかすのでえらいナメられたもんやなあ〜、とは思いつつもキャツめがこのあとどんな芝居をするのか興味があったので「ほお、そんなら聴いてやるからイチからもいっぺんしゃべってみい。」

 あきれたことにそれでも引っ込まずにソイツ、ほんとうにもう一度最初から説明を始めた。
 それこそ素直なニンゲンならホンモノの役人かそっち系の事務員と思うかも知れないくらい、あの役人独特の“えらそーな態度”で、しかもまさに“立て板に水”とばかりにしゃべる、しゃべる。
 原稿を読んでいるようでもないので、何度も同じ事をやっているのだろう。

 要約するとこうである。

 『昨今は建築など公的な立場の人間が不正をはたらくケースが増えているために、国としてはちゃんとした国家資格を持った鑑定士を増やすべきだという方針に則って、その候補をさまざまな方面から集めて資格を得させようと言うことになった。ついては国家試験を受けてもらわなければならないが、こちらで予め選ばれた人選なので試験といっても用意したビデオを観てもらえれば受かる程度のモノである。とはいえ、そのためには49万円が必要だが、資格が取れれば月に2〜3万円の収入が見込めるのでいずれにせよこの金額はすぐに回収できるので心配ない…』

 キタ。キタよ。これかあ〜〜〜〜〜!これがかの“振り込め詐欺”かあああああああ。

 事前にカンニングできる国家試験ってどやさ。
 で、49万円?ほんまは50万!っていいたいところを1万円下げることでそれっぽくしたつもりらしい。

 電話の向こうではまだ説明を続けているのだが、なんせ口調がムカつくので「もおええ。詐欺やないか、切るぞ」というと、慣れというのはたいしたもので、慌てるどころかホントに『そんなことをしたら困るのはアンタだぞ』みたいな態度なのだ。
 口調もムカツクが、ことあるごとに筆者をフルネームで呼ぶのが気に入らない。
 筆者はぶっちゃけた話、フルネームは勿論、他人様から下の名前で呼ばれることなどまずない人生を歩んできたのである。
 しかも相手は筆者の会社へ掛けてきた、というのが気にくわない。なぜなら筆者はほとんど名刺を撒かないし、各種登録サイトへも勤め先だけは書いたことがないからだ。

 いったいどこから情報がリークしたものか、またどこまで相手がこっちの情報を握っているのかが気持ち悪いではないか。
 オマケに。

 「では、◯◯◯◯さまご本人かこちらで確認いたしますので、まず生年月日からいただけますか」

 ほおらほらほら、ついにキタぞ。しかしあまりにアッサリ核心に触れてきたので筆者はすっかりボケるのを忘れて即座に言ってしまった。
 「イヤじゃ。なんで教えなあかんのじゃ。あほか」

 ………しまった………「明治25年」とか、もっとボケるんやった…orz

 すると隣の席の愛守(あいす)氏が筆者に手招きした。
 みると、彼女のモニターになにやら注意を促す文章が箇条書きで載っている。それは、敵が最初に名乗った『日本情報』とやらの、ホンモノの企業ホームページで、昨今その会社を名乗って振り込め詐欺を働く輩が多いが、当社とは一切関係ないし注意してほしい………とのものだった。

 もともと彼女はネット検索の名人だが、筆者が敵とやりとりしている間にネットであるサイトをみつけてくれたのである。
 あんまりうるさいので「おい、あんたのことがネットに載ってるぞ」というと「どういうことですか」とぬかしやがるので「読んだろか?」というと「お願いします」とまで言う。
 ここまで自然にとぼけられると、筆者ほどのひねくれ者でも“もしかしてコイツは詐欺師ではないまでも、誰かに利用されているのか…?”とまで勘ぐってしまいそうになる。

 「───どうよ。まだシラを切るか?」
 もはや反応が楽しみになってきている筆者がそこにいたりする。

 「いいですか、当社は」とまだ何かいおうとするので、さすがにキリがないと思い、「んじゃ、折り返し電話するからそっちの正式社名と住所、電話番号を言え。メモるから」というと「わかりました、少々お待ちください」

 げ。まだやんのか!?もうしんどいぞ…と思った矢先にブツリ、と電話が切れた。

 いやはや、こんなにしつこいとは知らなかったけど、これでは純朴なひとだったらイチコロかもしれない。
 まさかまさか、な〜んか怪しいなあ、と思いつつも、あまりにも自信たっぷりの態度に押し切られてしまうのかも知れない。

 最後に、その詐欺師は『日本情報の吉田』と名乗ったが、次回あなたのところへ掛けてくるときは、さてさて何と名乗りますことやら。
 その時はどうか私のようにマジメに応対せずに、思いっきりふざけてアホな回答をしてぜひヤツを怒らせてみてください。

 最後にバツグンのタイミングで暴露ネタを探してくれた愛守(あいす)氏に感謝。

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2006.01.02

正月や冥土の旅の一里塚。

 ゲンを担ぐ人は「なにを正月から縁起の悪い」と思われるかも知れませんが、筆者はこの一休禅師の読まれたといわれる俳句が大好きです。

 単純な解釈では、正月だ正月だとうかれているが、毎年毎年死に近づいているのだよ…という意味ですが、だからどうしなさい、とまでは述べていないところが彼らしいというか、押しつけがましくなくてありがたいと思うのです。

 テレビではムリヤリに正月モードの番組をやってるけれど、実感がない。
 筆者はカレンダー的イベントにものすごくうといのです。

 なんでこんなにつまらん番組しかあらへんねん…という気しかないのです。しかも『つまらん・くだらんオブ・ジ・イヤー』な内容のものばかり集めて一年の初っぱなにやるんだからものすごい。

 だからそのチャンピオンである正月は最大級に苦手です。

 ぶっちゃけた話、この広告系ギョーカイに勤めだしてからというもの休日やオン・オフタイムというもののボーダーラインがものすごくあやふやになり、おかげで自由時間がとれるとなればどんな時でもありがたくスイッチをオフにするようになったのですが、逆にいえばいわゆる“休みボケ”などとも無縁になるほどに切替が上手くなってしまったのです。

 ホンのさっきまで明日の予定はどうしたものか、明後日までに間に合うかとかバタバタしていても、一歩職場を出たら一切合切忘れてしまえます。
 逆に携帯の目覚ましに起こされ、カラクリ人形のごとく朝の支度をしていたら数時間前まで遊んでいても、もう出勤モードになっている。

 だから盆休みだろうが正月休みだろうが、筆者にとって見ればかためて摂れる休日に過ぎないって感覚が抜けなくて、けったいな話ですが休み明けの初出などで同僚や知人から「あけましておめでとうございます、本年も云々かんぬん…」とやられるとものすごくとまどってしまうのです。

 しかもなんでも数ヶ月先を見越してこしらえるのが広告だから、よけいに勘が狂う。
 今の職場は無計画なドロナワ的なものしかやってないけど、二十数年やり続けてきたクセはなかなか抜けないものですね。

 年賀状だってそうです。けったいな話、クリスマスのネタよりも先、それも大阪では秋にさえなっていない10月中旬には年賀状ネタを考えていますからね。
 2005年なんてまだ冷房つけて仕事してましたし。
 昨年までは返事があろうがなかろうが年賀状もドバドバ出してましたが、もう今年から減らす方向に決めました。少なくとも通常つきあいもなく、また返事もこない人に出すのもなんだか押しつけがましく嘘くさい気がしていたので思い切って。
 でも不思議なことにそう決めた途端、いつもなら5日頃かまたは消印付きで来る人が今年に限って元日に届いてたりする。
 「あ〜、やっぱし出せば良かったのかなあ」………って、それこそ元日から罪悪感もどきに責められて…なんでやねん、僕が悪いんか!?って感じです。

 やっぱし正月は苦手です。
 「おめでとうございます」って、なんもめでたないし。しいて言やあ、一年無事に生き延びたっつーことなんかな。しかしそれなら春の桜や秋の紅葉を見た時の方が実感あるし。

 今年の目標、“自分にウソつくのはやめよ”にしよかしらん。

 あ、申し遅れましたが、謹賀新年。今後ともよろしくです。

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