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2005.12.18

やっぱりイルミネーションは切ない。

Luminarie01

 行って来ました、関東人も憧れるという究極のイルミネーション、ルミナリエ。
 今年は22日までということでかなり焦りましたが、なんとか行くことができました。
 金曜日だったのでかなり混むのではないかと心配でしたが、早い目だったのが功を奏したと見えて予想していたよりもかなり空いていました。
 人混みが大の苦手の筆者としてはこんなありがたい事はありません。

 第三回になる97年から行くようになったんですが、こんなに空いていたのははじめて。おかげでゆっくりゆったり観ることができたし、写真を撮るのにも焦ることがありませんでした。
 一度でも行かれた方ならご存知でしょう。
 ゲート状になった回廊を300メートルほどいくと最後に広場につながっていて、お城のように見えるようぐるっとしつらえた所にたどりつくのですが、いつもならその回廊が人でギッシリ、前には進めてもバックはもちろん絶対立ち止まるなんてできませんし、さらに広場はまるで真夏の海水浴場なんですよ。

Luminarie03
 写真観てください!なんと広場の地面が見えているなんてウソみたいなんです。
 で、最初の写真でゲートの左上の青い点はなんと満月。

 それにしても、何度観てもどれだけ観ていても少女のように胸がしめつけられます。
 いや、クリスマスが近いのに独り者だからということではないですよ。(>_<)

 筆者は観ているだけで涙が浮かぶほどイルミネーションが大好きなのですが、いくらなんでも観ているだけでいいようもなく切なくなるのは何故なんだろーとずっと思ってたんです。
 最近気がついたんですが、どうも幼少の頃もっとも刺激的でいまだにその影響下から抜け出られていない1970年の大阪万博が原因らしい。
 あの世界的なアミューズメント施設は展示物もすごかったけど、現代の建築デザインに大きな影響を残している様々なパビリオンがどれも最高にかっこよく、しかもそれらが夜になって奏でる巨大で荘厳なほどの夜景が脳裏に焼き付いていて、イルミネーションすなわち夢の国から帰らなければならない時間という図式がトラウマになっているらしいのですね。

Luminarie02
 大阪万博の頃はLEDがどんどん使われ始めている今と違って、イルミネーションの灯りはすべて白熱電球やビームライトなどの光熱交換式の灯りでしたし、コンピュータなんて電卓並のことしかできない性能で数百万円のものしかなかったので、配線も点滅などの仕組みもおもに職人さんの手作業に近いものだったのです。
 そしてルミナリエもすべてイタリアの職人さんが作り、神戸ルミナリエ実行委員会の人々のたいへんな努力によって実現・維持しているなど、共通点が多いのです。

 だからよけいにルミナリエの光は筆者が知っている昔の灯りに似ていて切ないのかも知れません。

 でもルミナリエが切ない最大の理由は、やはり阪神大震災の復興祈念がきっかけだから。
 早いもので、震災の年1995年に始まって今回でもう10回目。
 2006年1月17日が来たら、震災からもう11年になるのですね。

 直接ではないけれど、筆者も震災で間接的に、そして大きく人生が変わった家族の一員だから感無量です。
 今回クリスマスイブ・イブの23日までしない、というのもルミナリエ本来の目的が鎮魂だから、というのがあるそうです。もっともな話ですね。

 美しく、荘厳な雰囲気を奏でる神戸ルミナリエ。今の姿勢のまま、願わくばずっと続いて欲しい。
 神戸が甦ったいま、これからは災害と戦争だらけの世界へ向けて何かメッセージになればいいんですが。

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コメント

満月 小さいですね。

しかし、ものすごい綺麗な写真ばかりですね。
感動しました。

ありがとうございます。(^_=)

投稿: かっちゃん | 2005.12.20 23:27

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