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2005年12月

2005.12.28

X'masマーケットで買っちったっす

XmasDall01

 どーです。可愛いでしょう。
 筆者はオッサンですが、こういうのが大好きなのです。
 何年か前から新梅田シティ(あいにくと筆者はアレを“ガニマタビル”と呼んでいるのですが)の広場で、ドイツからスタッフを呼んで本物のクリスマス・マーケットを開催しています。
 しかし筆者はそれの組み立てている所などは知っていたけど、開催中に訪れたことはありませんでした。

 で、ついに数年目にして初めて行ったのですが、昼間だったからかほとんど客がいない。
 だけど惚れ込んだものがふたつ。
 ひとつはこの木でできた小さな人形。
 カマンベールチーズでも入っていそうな木の“わっぱ”に納まって売っていました。
 しかし値段を訊くとこれがなかなかイイお値段。
 少年の聖歌隊は¥3500、教会ともみの木のセットは¥2600。聖歌隊の方が小さいのですが、つくりが細かいので高いらしい。
 でもこういった細工物、『ヨーロッパみやげ、裏返してみれば中国製』ってのが多いものですが、これはさすがのモノホン・ドイツ製。
 たしかに作りが細かい上に仕上げが丁寧で、しかもどこかがっちりした印象。

 本来はどうやって飾られているのかまでは訊かなかったのですが、わっぱにおさめたままラップでつつんで飾ることにしました。

 そうそう、もうひとつ惚れ込んだもの。
XmasKuhen

 それはこの揚げ菓子。
 大きさはマチマチですが平均すればだいたい親指くらい。風味や味はオールド・ファッション・ドーナツを軽くしたようで、食感は上質のシュー素材のようだけどなんとなくむっちりしているのです。
 あいにく、冷めるといきなり固くなって違うお菓子になってしまうのですが、それでもなかなか美味しい。
 じつは今年、昼間にも一度行ったのです。
 先の人形もその時に惚れたのですが、値段を聞いてちょっとしりごみ。
 だけど結局欲しくなって、さらにこのお菓子の味もあって、もう一度、今度はツリーが点灯している時間に行ったら…
 すんげ〜〜〜〜人混み。(T_T)

 はじめの時には筆者しか客がいなかったこのお菓子の屋台も、寒空の下に並んでる並んでる、ずらっと約30人。
 前回、無口なドイツ人の店員さんだったけどお菓子を受け取って「だんけしぇーん」と言ったらニパ〜っと笑って「しぇーん(どーいたしまして)」と答えてくれたんですが、今回は背中を向けてひたすらお菓子のネタをコネコネしていて顔も見えず。
 ネットでレシピとか判るかも、と彼にお菓子の正体を尋ねるべく簡単なドイツ語を覚えてきたのに、これではどーしょーもない。仕方なく応援でいた日本人のスタッフの女の子に訊ねると、“ムッチェン”というのだと教えてくれたのですが、ネットで調べても出てこない。どうせならスペルも訊けば良かった。

 来年もいちど出かけて、今度こそドイツ人のスタッフに片言のドイツ語でちゃんと話しかけてみよう。

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2005.12.22

紀行的ノスタルジックアニメおおはやり。

noein01

 ついこのまえまで、『かみちゅ!』という尾道を舞台にしたアニメが放映されてまして、筆者もずいぶん入れ込んでいました。
 残念ながら尾道という土地は大林宣彦監督の作品でしか知らないのですが、それでも「あっ、この場所見たことある!」くらいは思うほどにリアルな背景に思わず旅情をかき立てられたものです。

 で、今大阪で木曜深夜に放映中の『ノエイン』ってアニメの舞台は函館。こちらの場合は筆者はずいぶん前に一度だけではあるものの、自分でプランを立てて2〜3日うろついただけにかなり印象的な街であります。
 だから函館山からの眺望、巨大なロープウェー、聖ハリストス教会、坂道を避けるように走る市電などなど、出てくる風景のどれもが懐かしくてたまりません。
 なかでも函館山から夜景を観ている時、すぐそばにあるロープウェーの駅は結構デカい音がしていたことや、港の方から見上げた時は巨大なロープウェーのゴンドラが日の光にきらめきながら上り下りをする光景なんかはすっかり忘れていたので、逆にアニメを観て「うあ〜、そやった、そやった〜!」と新たに感動しなおしたほどです。

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 ちなみに、架空の街ではありますが『ARIA The Animation』という作品では、ネオ・ベネチアというベニスにそっくりな街が登場します。
 あいにくベニスもNHKの紀行ドキュメンタリーでしか知りませんが、『かみちゅ!』同様、観ていると行ってみたくなるんですね。

 残念ながら昨今のアニメは深夜か早朝かなんてキワキワの時間帯でしかお目にかかれないので、あまり観光旅行や土地興しには貢献していないのかも知れませんが、『かみちゅ!』で検索するとけっこうロケ地巡りでブログを書かれている方も多くおられるようなのでいずれは実を結ぶことだと信じています。

 まあ、残念ながらいずれも標準語訳されていて土地の言葉までは網羅してませんので、ジモティの人がご覧になると奇妙な感じがするかも知れませんが、方言の再現は難度が高いのでまず無理だと思います。
 例を挙げれば『格闘美神武龍(ウーロン)』なんて大阪が舞台なのに、ちゃんと大阪弁を話せるキャラはいない(超ベテラン青野武氏はなぜ昔からあんなけったいな大阪弁の役柄が多いのか?謎です)という奇妙な作品。
 大阪弁作品ではやはり『じゃりン子チエ』に限りますね。

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2005.12.18

やっぱりイルミネーションは切ない。

Luminarie01

 行って来ました、関東人も憧れるという究極のイルミネーション、ルミナリエ。
 今年は22日までということでかなり焦りましたが、なんとか行くことができました。
 金曜日だったのでかなり混むのではないかと心配でしたが、早い目だったのが功を奏したと見えて予想していたよりもかなり空いていました。
 人混みが大の苦手の筆者としてはこんなありがたい事はありません。

 第三回になる97年から行くようになったんですが、こんなに空いていたのははじめて。おかげでゆっくりゆったり観ることができたし、写真を撮るのにも焦ることがありませんでした。
 一度でも行かれた方ならご存知でしょう。
 ゲート状になった回廊を300メートルほどいくと最後に広場につながっていて、お城のように見えるようぐるっとしつらえた所にたどりつくのですが、いつもならその回廊が人でギッシリ、前には進めてもバックはもちろん絶対立ち止まるなんてできませんし、さらに広場はまるで真夏の海水浴場なんですよ。

Luminarie03
 写真観てください!なんと広場の地面が見えているなんてウソみたいなんです。
 で、最初の写真でゲートの左上の青い点はなんと満月。

 それにしても、何度観てもどれだけ観ていても少女のように胸がしめつけられます。
 いや、クリスマスが近いのに独り者だからということではないですよ。(>_<)

 筆者は観ているだけで涙が浮かぶほどイルミネーションが大好きなのですが、いくらなんでも観ているだけでいいようもなく切なくなるのは何故なんだろーとずっと思ってたんです。
 最近気がついたんですが、どうも幼少の頃もっとも刺激的でいまだにその影響下から抜け出られていない1970年の大阪万博が原因らしい。
 あの世界的なアミューズメント施設は展示物もすごかったけど、現代の建築デザインに大きな影響を残している様々なパビリオンがどれも最高にかっこよく、しかもそれらが夜になって奏でる巨大で荘厳なほどの夜景が脳裏に焼き付いていて、イルミネーションすなわち夢の国から帰らなければならない時間という図式がトラウマになっているらしいのですね。

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 大阪万博の頃はLEDがどんどん使われ始めている今と違って、イルミネーションの灯りはすべて白熱電球やビームライトなどの光熱交換式の灯りでしたし、コンピュータなんて電卓並のことしかできない性能で数百万円のものしかなかったので、配線も点滅などの仕組みもおもに職人さんの手作業に近いものだったのです。
 そしてルミナリエもすべてイタリアの職人さんが作り、神戸ルミナリエ実行委員会の人々のたいへんな努力によって実現・維持しているなど、共通点が多いのです。

 だからよけいにルミナリエの光は筆者が知っている昔の灯りに似ていて切ないのかも知れません。

 でもルミナリエが切ない最大の理由は、やはり阪神大震災の復興祈念がきっかけだから。
 早いもので、震災の年1995年に始まって今回でもう10回目。
 2006年1月17日が来たら、震災からもう11年になるのですね。

 直接ではないけれど、筆者も震災で間接的に、そして大きく人生が変わった家族の一員だから感無量です。
 今回クリスマスイブ・イブの23日までしない、というのもルミナリエ本来の目的が鎮魂だから、というのがあるそうです。もっともな話ですね。

 美しく、荘厳な雰囲気を奏でる神戸ルミナリエ。今の姿勢のまま、願わくばずっと続いて欲しい。
 神戸が甦ったいま、これからは災害と戦争だらけの世界へ向けて何かメッセージになればいいんですが。

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2005.12.16

誰かNHKに伝えて(大河ドラマに思うこと、その二)

 2006年の新作は『功名が辻』と聞いたときは驚きました。
 とくに理由はないのだけれど、常に時代背景や世相を反映した内容でテーマを決めているはずだと思っていたNHKの大河、ここ数年はウケ狙いとしか思えないフシがある。

 どうせ誰も読んでないだろうけど、筆者はそんなNHKに提案したい。
 今こそ『箱根の坂』を大河にして欲しい。
 『功名が辻』と同じく、筆者がこよなく尊敬する司馬遼太郎先生の作品であるが、『箱根の坂』には他の作品と異なる点があるのです。

 それは主人公が登場した時点で随分トシを食っている、ということ。
 時代劇…というより戦国日本史に疎いヒトのために説明すると、誰でも知っていそうな戦国時代のヒーローといえば信長、秀吉、家康だと思います。
 時代の前後関係はさておき、あとは武田信玄、上杉謙信くらいはご存知でしょう。
 さて、信玄、謙信は信長たちよりふた世代は上、むしろ親の世代なんですね。で、かれらが最も活躍していた頃は、のちに信長に桶狭間で討たれた今川義元と信玄、そしてもうひとり、北条氏康が関東を三分していたわけです。

 その北条氏康の祖父、北条早雲こそ『箱根の坂』の主役。
 だから時代も室町時代の終わり頃、応仁の乱から始まるのです。
 古い話でしょう?そして大河ではほとんど描かれていない時代でもあります。

 さて北条早雲とは。

 たいていの戦国武将たちが若ければ信長や信玄、また伊達政宗のように十代から血生臭く暴れまくっていたのに対し、北条早雲…若き日は伊勢新九郎と名乗った…は、なんと四十代半ばでもまだ素浪人の身分。
 似たような年代になってから戦国大名にのしあがった斉藤道三(信長のお舅さんとなる)はよく北条早雲と比べられるのですが、彼の場合はむしろ若い頃から数々の策略を労して計画的に出世して行くのに対し、伊勢新九郎という男は汚い手や政治的策略を用いることなく、ゆったりと彼がその必要とされる所へ運命的に導かれることでやがて小田原を中心とした相模地方を治める大名となって行くところが対照的。

 しかも彼は終生大名を名乗らず、ようやく国を治めて地盤を固めたときはなんと八十代。
 平均寿命が五十代の時代に、今でいうなら百歳を軽く越えるじいさまが軍を指揮し、政治手腕を駆使して強大で安定した国造りを成し遂げたということがモノスゴイ。

 そして三十代前半の息子・北条氏綱に家督を譲って、はじめて家は北条と名乗るようになる。これにて、早雲の一生は完成を観るのです。

 少子化で国そのものが老人化してゆこうという現代、でも老人といっても長寿大国となった現代ではまだまだ現役どころか第一線で活躍できる人がたくさんいる、21世紀の日本。

 スロースターターという言葉がありますが、何事も始めるのに遅すぎる年齢というものはない。
 やれることはいくらでもあるのだ、という高いメッセージ性を秘めたこの作品。

 そしてドラマとしても、演じる役者の力量が問われるたいへん難度の高い作品でもあるので、観る側にとっても見応えのある作品なわけです。

 誰かNHKにこの企画を届けてください。私は是非観てみたい。

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大河ドラマに思うこと。その一

 こちらへはひさびさの書き込みです。

 いよいよ年の瀬。
 2005年NHKの大河ドラマ『義経』も終わりました。
 毎年観ているわけではないけど、大河が終わると年の瀬だという気がします。
 最初はタッキー=ジャニーズ系の主演時代劇ということでかなりマユツバで観始めましたが、終わってみるとタッキーの義経、某歌舞伎役者の武蔵や少人数舞台劇専門の脚本家が書いた新撰組なんかよりはるかに良かった。

 とはいえ、最も感動したのは中井貴一氏演じる頼朝が涙ながらの「九郎…。儂を…恨め」の台詞。
 これが「許せ」だったらきっとこれまでの義経・頼朝登場作品と同様にピンボケ気味だったはず。
 しかしこのひとことで頼朝像がくっきりとカタチを成した気がします。

 来年は仲間由紀恵ちゃん主演で『功名が辻(山之内一豊の妻)』。
 筆者は彼女が歌手もどきタレントもどきでデビューしたときから知ってたしファンでしたが、今回は旦那役の上川隆也君に期待大なのです。

 上川君は『大地の子』でいきなりその存在感をドカーンと出して、共演の超ベテラン仲代達也氏と張り合ったことでぶったまげましたが、筆者が彼になにより惚れたのは彼が演じた坂本龍馬だったのです。
 特にその死に様。
 頭をぶちわられ、流れる血潮が入ったままカッと見開いた眼。
 こんな役者はかつて信長を演じ、本能寺の切腹のシーンで足の裏を炎が舐めたのに演技を続けていたという役所広司氏以来です。

 そんな上川君が演じる山之内一豊は、妻の内助の功により歴史に名を残した感がありますが、実はもっともっと奥の深い人物。
 しかも一見頼りなさげな、でも実直で生真面目だった彼が実はその内面に少しずつコンプレックスをため込んで行く課程や、その結果のちの日本史へ大きな影響を与える種子を土佐藩へ埋め込むことになる行動などをどう彼が演じてくれるかが楽しみなのです。

 逆にいうと、由紀恵ちゃん演じる妻・千代の内助の功は、凡人だった夫には果たして是か非か、という見方もできるのです。

 大河ドラマはNHKの看板人気番組であると同時に、とかく年号だけで四角四面にとらえてしまいがちな日本史を気軽に知ることができる素晴らしいプログラムなのです。
 そしてそれ以上に、歴史とは数字の順列の記憶や人物・事件の穴埋め問題などではなく、人間が重大な局面に際してどう考え、悩み、行動したかを知ることができる素晴らしいドキュメンタリーだということ。

 だからこそドラマだとかエンターテインメントという面だけではとらえて欲しくないと思うのです。

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