『スタートレック』名エンジニア、星の彼方へ旅立つ
7月20日、トレッキーの間でTOSと呼ばれる、『宇宙大作戦(スタートレック・オリジナルシリーズ)』で頑固一徹だけど腕も超一流のエンジニア、機関主任のモンゴメリー・スコット少佐(日本版での通称はチャーリー)を演じたジェームズ・ドゥーアン氏が亡くなられました。
彼が演じた“チャーリー”の味のあるキャラクターが大好きでした。
ひょうきんで、ライフスタイルは結構イージーなくせに、ことエンタープライズのことになると一切の妥協を許さない頑固者で、無類の酒好きで銀河連邦じゅうの珍しい酒のコレクターで。
エンタープライズを占拠して、はるかアンドロメダ星雲へ飛び去ろうと企む異星人のスキを作るために船長以下さまざまに画策する中、チャーリーがとった作戦は“酔いつぶし”。
意外に酒に強かった異星人とひたすらコレクションを飲みつぶしてゆくのですが、得意げにウンチクを披露しながらも実は飲ませたくない…という矛盾を面白可笑しく描いたシーンは酒好きにはうなずくことだらけで実にケッサクでした。
日本版での声は第1シーズンのみユル・ブリンナーの吹き替えや宇宙戦艦ヤマトのドメル将軍で知られる小林修氏、第2シーズン以降はDr.スランプの則巻博士で知られる内海賢二氏という渋めの声の方が当てておられましたが、テレビが音声多重放送になった時初めて聴いたご当人の声は結構かん高く、しかもほんとうに小説版に書かれていた“スコットランド訛り”があるのに驚いた覚えがあります。
もっとも、彼の発音があまりに特徴的だったので「これがそうか!」と思っただけですが…。
あと、彼のエピソードとしてはやはり結構喧嘩っ早いこと。
宿敵クリンゴンに挑発されても早まるな、と船長からクギを刺されていたのに結局ケンカになって、その理由を尋ねられたところチャーリーと共に一緒にクリンゴンに挑みかかったチェコフは「船長の悪口を言われたから」だったのに対して、チャーリーは「エンタープライズを馬鹿にされたから」だった…というオチ。
トレッキー待望の映画版ではずいぶんお歳を重ねられていたものの、彼独特の早口と毒舌が冴えていてファンを喜ばせてくれました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
*ニュースソースITmedia News
*スタートレック詳細データサイトU.S.S.九州
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