アホな政治家だらけになってきたということですかな
Yahooのニュースによると、
“井上喜一防災担当相は4日の閣議後記者会見で、長崎県佐世保市の小学校で起きた女児殺害事件について、「元気な女性が多くなってきたということですかな、総じてどこの社会も」と発言”したそうだ。
某知事に限らず、ずいぶん以前からこうした“失言大王”が政治屋に多く見られるが、これほどスカタンな失言をした大臣はなかなかいないのではないだろうか。
あえて突っ込むならば、“ケンカ口論(この場合はチャット口論?)から殺人に発展するのが元気の証拠”ということなのか、“元気だから殺人に発展した”と言うことなのか?しかし、これだけチンプンカンプンで頓珍漢な発言では、揚げ足取り大好きなマスコミとしてもツッコミのしようがないかもしれない。
今回のような事件が発生すると、必ずスカタンなコメントをする“有識者”が出てきて、“チャットでムカツク書き込みをされたから殺人に発展した”から、“チャットは相手が見えなくて危険だ”と短絡的および一元的な見方で論法を展開する。
難儀なことに自分の耳目を持たない人に限ってこれを鵜呑み同調してしまって騒ぎ立てるのであるが、得てしてそういう人たちほど実際に経験もせずに批評のための批評をするから困る。
案の定『専門家の間では、顔の見えないコミュニケーションの危うさが指摘されている』とか『会って話せば、表情や身ぶりから、相手の真意を測れるが、文字だけのネット上のコミュニケーションは、表現が稚拙だと、感情の行き違いが生じやすい』という方向性ではやし立てているわけだが、それなら電話での会話ではどうなのか?
慇懃無礼という言葉があるように、敬語で話せば良いというものでもないし、殴り合いのケンカは当たり前だが“実際に相手の顔を見て”いないとできない。
また、我が国はもともと“雄弁は銀、沈黙は金”なんて教育方針で数百年やってきたために、口べたが多い。ヒトのことは言えないが、雄弁と思える人でも無駄口が多い。
逆にいえば、チャットで不愉快な物言いをする人は実際に会っても不愉快な物言いをする素質があるということだ。誠意を持って会話できる人はもともと相手に対する誠意すなわち他人に対する思いやりを持っているわけである。
だから問題はチャットだとかの問題ではない。これがPC一般化以前なら、教室の黒板に中傷誹謗を書かれていたわけだし、授業中に廻される手紙がそうだった。アイテムが21世紀らしくなっただけで、問題の根本はそんなところにはない。
筆者は学生の頃も現在のような青臭い真面目さがタタって、ちんぴらゴロツキ学生(不良と呼ぶには根性もポリシーもない連中だった)から個人的な攻撃対象にされていて、さんざん陰険な嫌がらせをされた。クラスメイトは知っていたが勿論戦ってまでは助けてはくれない。担任教師はアテにはならない。
そんなわけでぶっちゃけた話、空想の中で可能な限り残忍な方法で何人も殺したものだ。
だがあいにく筆者はずる賢く、それを実行に移した場合に損をするのは自分である、という計算が働いていた。一生のウチでわずかな間しか縁のないクズを殺したところで、自分の人生を棒に振るだけ損である。そんな値打ちなど、どこにもなかったからだ。
しかし今考えてみると、連中の頭の中ではかなり幼稚で低い“意地悪”レベルだったのかもしれない。
学校や家でネットのマナーを教えているかどうか、を説く有識者がいるようだが、それ以前に、結局は相手に対する心遣いと気遣い、思いやりがなかったことが全ての原因ではないか。本当に思いやりがあればマナーは守れる。いくらそんなものを『マナーを守れ、誹謗中傷はいかんぞ』と文字で訴え、規則に決めても無意味である。
今回は子供の話で終始しているようだが、結局は年令に関係なく“相手が嫌がるかもしれないことを教えなければ(教えても)理解できない”ということが一番の問題点なのだ。
つまり、先のけったいな失言をした大臣も“相手が嫌がるかもしれないことを教えなければ理解できない”輩だったわけだ。
| 固定リンク
「◆ツッコミ一本槍☆←-o(`Д´)o-」カテゴリの記事
- 神戸南京町『MERIKEN HATOBA(メリケン波止場)』うまし食、美味し話、旨し酒。(2015.01.22)
- トマトは投げるもんやないぞコラ!! ヘタ以外は全部美味しいねん。(2012.09.09)
- 昨夜突然、ハブがお亡くなりに。(;´ω`;)(2012.06.14)
- キーボード購入時はやっぱり実際に試し打ちしてから、な件(2012.03.22)
- 突然、京都に水族館てか。( ̄ロ ̄lll)(2012.03.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント